Tさんのヘナとハーブで楽しいヘアケア奮闘記・インディゴ(木藍)染めの痒みが減るか!??
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- ヘナとハーブで楽しいヘアケア奮闘記・インディゴ(木藍)で痒い痒い!
◎まずは前回と同じ、昆布入りヘナの仕込み!
Tさん:【まず前回と同様にへナに昆布の粉を入れて・・・】
へナを計量の途中、ゴムパッキン付きの大きなガラス瓶に入れておいたヘナが残りわずかになっていたため、新しいパックのものを封切ったところ、なんと微妙に色が違う!瓶のものは3ヶ月前に入れたもの。大事に保存して、これだって綺麗な色なのにさらに、新入りは色も香りもさわやか。んんん・・・気持ちいいねぇ~早く遊ぼうよーー気持ちウキウキという感じで実験開始となりました。
まは:あ、色ですよね、これ、別々に見たら、違いがわからないんですけど、並べると、歴然として唖然としちゃいます。ヘナの粉、これ、光にあたると、緑色が減ります。たとえば、ヘナの粉を一日、太陽の光にさらしてみると、光にあててないのと比較すると、ああ、茶色っぽくなってる。品質には、どうなんだろう?あまり違いはないかな?これを太陽に数日当てつづけたら、茶色のヘナ粉になる・・・んです。あるいは、太陽にあてなくても、時間がたっていくと少しづつ茶色味が増えていきます・・といっても、比較しないとわからないんですが、新鮮なものと並べると、あらら・と分かるんですね。同じように緑っぽく見えても、並べると違う!
◎ヘナペーストの寝かし時間
Tさん:前回はアクシデント発生で5時間もおいてしまって真っ黒け今回は3時間寝かせました。
◎本日のメニュー・・前回の痒みが出たレシピと同じ・・痒みが再現するかどうかの実験!

Tさん:痒み実験のため前回同様、へナ+いつもの4種類のハーブ+北海道日高昆布の粉そして、あと定番に加えるもの。。。これでOK・・・そして、只今ヘナの塗り方、研究中・・地肌に染み込ますのが気持ちいい~。私はいつもヘナを塗るときグジャラーテ流に仕上げるのですが、地肌にヘナを塗るという基本のところ・・・十分染み込ませてから髪に塗るこれ・・・気持ちいいんですよね~~~。。。ところが、頭頂部から下へ繰り返すパターンのうち。トップや見えるところは念入りにできるけれど・・・
塗りにくい、塗り残しが出てしまう!
Tさん:・・ここからが問題のところで・・特に耳の後ろ辺りから後頭部にかけて、やりにくいところがあるんですね。。。これは何回やってもそうなんですが。。。このあたりって髪の長い人はどうしているのでしょう?私は特別不器用なので少々困りものです。鉄鍋の中のヘナペーストも残り少なくなってくると、ついつい、ここらへんから 大雑把な塗り方になりがちで・・・このやりにくい苦手なところを 仕上がり後、念入りに髪をめくって調べてみると、ヘナが上手く入っていないことにあとから気がつくパターンだったんです。今までは。。。地肌から伸びた白髪の根元が数センチそのままだったり、上手く塗れたんだろうけど、その辺りの白髪は、まだヘナの入り回数が少なくて黄緑色ぽかったり・・・これって、やはり塗り方の癖なんでしょうね・・・まだまだ、初心者なんですね。。。自分で直接見えないところはヘナの塗り具合にムラがあることに注目だから今回、特に丁寧に小分けしながら進めてみたんです。たとえば自分の指先にカメラがあって、まるで見えているかのようにスイスイ出来るようになると、これへナプロなんですよね。。。まはさんに憧れます!結論 これは もう経験で回を重ねるたびに塗り方を工夫して悪い癖を見直していくしかないですね。。。
◎インディゴの痒み・・これは、ヘナの入り具合と関係がある!?
Tさん:そんな希望的観測の一つとして、今回は、ちょっとひらめいたんです!もしかして、前々回の激しいインディゴの痒みの原因は、このヘナの入り具合と関係あるのかもしれないです。。。実験のため丁寧にヘナしたあたりに(耳の後ろあたりから後頭部にかけて)、インディゴの痒みがどうでるのか・・・わぁーこれは楽しみです。
まは:塗り方ですけど、まは、ごしごしするだけっす・・・。ゴシゴシヘナ。ヘナの入り具合ということで、思い出しました・・・最初のころ、よくあるのが、白髪は結構、油が乗っていたりして、それで、ヘナをはじく?ってことがあることもあるなぁ~なんて、気が付いたことがあるんです。しっかりとヘナを付けたつもりが、色、あまり入っていない個所が部分的にあったりする。ある女性も同様なことに気付き、それで、ヘナの前にリタで髪をわざと洗うそうです。

まは:ちょっと話が飛びますが、インドといえば、織物・・・一昔前(イギリスが侵略する以前)は世界に名前が知られていました。織物の技術はインドがぴか一だったんですね。特に草木で染めた糸で織られた布地は、実に素晴らしい味を出してたために、高級品として需要が多かったんだそうです。よくこんな話を聞きました。手織りで織られたシルクの布・・・これは、とっても小さくまとまるのに、それを広げると、象をすっぽりとおおってしまうほどの大きさになる・・そんなシルクの布地がインドでは織られていた。それだけ素晴らしい手織りの技術があったんですね。ところが、イギリスがやってきて、産業革命で安く工業製品を売るために、こうした手織り職人の手を切って回ったんだそうです。イギリスはインドより綿花を買い、その綿花で布を機械で大量に織って・・・大量に出来るようになったはいいが、売れないと困る。だから、それをインドに買わせた・・・・買わせるためには、まず優秀な手織り職人を消すところからはじめたんですね。ということで、工業的な染色、綿布を売るために、あらゆる手で、インドの素晴らしい伝統を破壊してきた・・・インド建国の父、マハトマ・ガンジーがなぜ、手回しの糸つむぎ機械(実に素朴なもの)で糸を紡ぎ、そうして紡いだ糸で布を手織りしていたか・・それがガンジー派の象徴的な姿にもなりましたが、これはやはり、侵略者イギリスへの無言の抵抗でもあったと思うんです。こうして、イギリス帝国主義によって破壊されてしまったインド伝統技術を復活させようとした?んだと思います。
まは:ちなみに、このガンジーの手織りの伝統はインドの貧しい田舎町の伝統として、いまは地域振興として手織りされています。もちろん!まはの一番好きなのが、このインド手織り綿です。まはは手織り綿しか着たくない!って、それほど大好きになってしまいました。手織りはカディーと呼ばれ、機械綿などとは比較にならないほど、質感、感触、ともにすぐれています。ただ、ガンジーさんは草木染めの復興まではやらなかった・・・これは高級品だったんだろうと思います。手織り綿ではあるけど、染めは化学的に染められた糸を使ったりしている!これ、嘘だよ~、ガンジーさん・・やはり草木染め、これで完結するんですよ、なんて、思ったりしていたんですが・・・。そして、現代のガンジー男(写真右)が、手で紡がれた糸を糸の状態で草木染め、それを手織りして・・・そんな夢のような手間隙かかることをやろうとしているる!・・ただ、実に大変な仕事・・技術はインドの人里離れた山奥にしか残されていない・・・材料には、自然界のあらゆる素材を使い、そこから色素を抽出するんですが、それは自然の豊富な山奥でしかできないのね。この色をほしいと要望を出すと、まず、その色素を抽出するための材料を集め始め、それを煮たり乾燥させたり、そんなことを繰り返し、一ヶ月程度かけて色素を抽出。その間、別部隊が糸を手で紡いでいる・・・ああ、気の遠くなるような作業・・・その草木染めの技術は、採算性に乏しく、わずかインドの奥地に細々と残っています・・が、それも風前のともし火です。そのインド昔ながらの糸染めの技術では、まず糸をリタで洗います。リタで洗うと、糸の隙間が開き、色がとても入りやすくなると、こういう理屈なんだそうで、そうしてみると、白髪の染まりにくい個所、ヘナ前にリタでちょっと洗うと、よいかもしれません。なんだか、とても長い話になってしまいましたが、白髪の草木染めの方、ぜひ一度、実験なんぞ、お願いします。
◎昆布入りヘナの仕上がり具合は大満足!
Tさん: もう最高です!さらにヘナ後も日を重ねるごとに、しばらく美しさが増してきて、黒光りするというか・・・マイナス評価ありませ~~~ん!!どうして、こんなに美しいの!?自分の髪ながら「美しすぎてゴメンネ」・・・これ以外のコメントが出てきません。顔がついていかない毎日です!!
◎翌日 インディゴの重ね塗りとなりました・・・痒みはどうでる!?
Tさん: さあ、もう一度、頭皮に対する痒みの実験、本番となりました。 インディゴは痒い!ときもあれば、どうってことないときもあるし・・・ さてさて、本日の結果はどうだったでしょう?
◎究極のテーマは昆布入りヘナ後に痒みのないインディゴタイムを遊ぶ・・・ということでした。
Tさん: 〈本日のメニュー〉先日、痒くてたまらん!かったレシピとまったく同じレシピ・・・インディゴ+ヘナ+シカカイ+レモン+ヨーグルト+90cc この材料でまぜまぜすると、線香みたいな香りがするんで、線香インディゴ!これで遊びま専科?なんちゃって・・・
Tさん:〈待つこと1時間〉頭皮の痒み・・・感じない! 耳の後ろあたりも後頭部も平気でした。やはりインディゴ単体より、インディゴに何か混ぜたほうが塗りやすいし、痒みがあった場合も緩和する気がしてなりません。。。これで楽しく快適なインディゴタイムを過ごしました。
Tさん:今回も、もしかの激しい痒みに備えて、いつものスペシャルレモンシャンプーを用意しておりましたが緊急の出番もなく・・・
Tさん:でも、もったいないので、せっかくだからと、このスペシャルシャンプーをチューッと一気にやった後を溜めておいて、しばらく長い髪をつけていたら・・・あ~ら不思議なこと発見となりました。
Tさん: 〈インディゴ落とした後の仕上がり具合〉 長い髪は、前回以上に、とても柔らかくて、軽くてサラサラになり 白髪も上手く染まりました。 ヘナを丁寧に入れたヘナ塗りの特に苦手な部分を観察してみると 前回よりも綺麗に染まったようです。
Tさん: それでも、まだ根元が白髪のところもチラホラあって・・・ これからは、見えないところの白髪のヘナケアから ちょっと気をつけて遊ぶことにしたいと思いました。
インディゴの痒みについて・・とりあえずの結論
Tさん: たしかに、そのときの体調や気分も手伝うのでしょう。。。溶き具合や調合も大きく関係してくるでしょう。。。さらに、こんなことを感じています・・・普段から頭皮に対してヘナがしっかり地肌にのっているところなら、そこにインディゴをのせたときも痒みがない、または少ない。逆に、ヘナの塗り具合の悪いところ・・・なにも入らなかったところへ、もし そのままインディゴをのせたとしたら、なにも染まらないうえに 最大のお土産がついてくる。これは痒くてたまらん!となる原因の一つかもしれないですね。。。それともう一つは・・・ヘナがしっかり入ったとしても、後の濯ぎ具合・・・頭皮や髪の根元あたりに、もしヘナやハーブが残っていたとして、そこにインディゴを重ねたら、これも痒くてたまらん!ことになりはしないかと・・・とにかく髪の長い人には粉類のハーブたちはなにかと問題があるけれど・・・だけど、やめられないんです。というか、これが全てだから・・・長い髪と粉類のハーブたちが好きなんですもの!!
まは: 面白い指摘ですね!痒みとヘナの入り具合・・・まは、思うんですが、ヘナやインディゴの入り具合は、確かに、塗り方があまくて染め残しという場合もあるかもしれないですが、ただ、単に染め残し、塗り方が下手だったというだけではないのでは?とも思うんです。どうしても入りにくいところ、実はまはも最初はあったんですね。おかしい・・・しっかり塗っているのにぃ!入りにくい!別の人の頭をやったときにも、塗れていたはずが・・・入りにくいところがある!なんでぇ~????って、不思議に思ったことがあるんです。これは、何か、地肌の油、地肌の何か、と関係しているのでは?とも考えたりもしました。
まは: ある美容師さんが言ってましたけど、白髪はとてもしっかりしていて、油ものっていたりして、染まりにくい、とかなんとか・・・また、ハゲになるときは、そこに油が出始めるとか、なんとか・・・そう、どちらも何か、地肌の状態と関係ありますよね。地肌、ここに何かの問題?何かがあると、そこのあたりが染まりにくい??染まりだすまでに時間がかかる?ではないか?などと思うんです。
インディゴは最初のころ、痒みが出る!こともあるけど、アレルギーじゃない?
まは: インディゴは最初のころ、痒みが出る!って話を聞きますが、で、これ、アレルギーではないと思います。実際にアレルギー!ってな場合もあるのかもしれないですが、これも、回数を重ねていくと、痒みが減っていく場合は、あるいは、洗い流したら、痒みがうそのように消えてしまう場合は、最初はこんなものなんだと思っておいたらいいと思うんです。
まは: 何か地肌の状態と、痒みが関係しているのでは?まぁ当然といえば、当然ですよね。痒いのは地肌だから・・・・それが、回数を重ねていくと、地肌の状態が改善して??痒みが減るんでは?などなどと勝手に想像したりしています。
まは: アレルギーっていうの、これ、まはに言わせると、微妙なんです。本当に困ってしまうほどのアレルギーって実際にあるんだと思いますが、多少のことではアレルギーと簡単に言い切れないこともあるんでは?と思います。ヘナしたら、おでことか、首とか、ぶつぶつが出て、私、ヘナアレルギー!なんて、ね、聞かれたりしますが、これも、しばらく辛いかもしれないですが、ほっておくと、一週間とか、長くても一ヶ月くらいで、なくなっていく・・・次にヘナしても、もう出ない・・・こんなことがありますので、最初、痒みがでたからといって、あるいは、ちょっとブツブツが出たくらいではは、それが異常、アレルギーということでなく、きっとそんなものなんだろうと思います。地肌がインディゴに慣れてくるのか?あるいは、ヘナやインディゴが地肌を調整して、いい感じに仕上がってくる・・と痒みもうそのように消えていく・・・のかな?なんて、勝手な仮説をたてたりしています。
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