ヘナと鉄鍋について
これがまは愛用の鉄鍋・・・ヘナ用ボールは油を塗ったりしないため、放置しておくと錆びつく・・・まはも最初、これでいいのかいな?って思っていたけども、この錆びがよいんだと・・・はじめてしった。ただ、ヘナを練る前にこの錆びは軽く洗ってから使ってます。
なぜ、ヘナに鉄鍋なのか?
なぜ、ヘナに鉄鍋?その理由は、いまだ確かではないです。一つたけ言えることは、インドでは、昔から、ヘナは鉄鍋で溶かす、寝かすことと、されているということ。また、ヘナを溶かすための鉄鍋自体が、メヘンディボール(ヘナ鉄鍋)としてマーケットで売られていることも、それが伝統的にやられてきたことを示しています。ただ、その科学的な背景、理由については、推測することができる、だけなんです。まぁ、昔からやり続けていることの理由付けとでもいいましょうか・・・。染色でも鉄鍋でぐつぐつ煮るという場面があり、これを鉄バイセンというそうです。鉄を触媒として使うことで、色が染まりやすくなる、あるいは、定着力がよくなる、そういう理由が一点、恐らく、これが最もありえる可能性だと考えています。さらに、ありえなくもないというお話としては、丈夫で健康な髪の生育のために、毛根から鉄分を補給する、といったこともあるかもしれません。インドのアーユルヴェーダのヘアオイルや育毛ハーブのパックには、ハーブと一緒に、鉄分が微量配合されていることもよくあります。ヘナの色素の髪への定着をよくするという点と、育毛という点が、インドで伝統的にヘナと一緒に鉄鍋が使用されてきた理由かもしれないと、可能性は小さいかもしれませんが『推測』されます。
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鉄鍋注意報!鉄鍋を購入の際、鉄鍋の表面にコーティングされているタール系色素を取り除くこと!!
鉄は錆びやすいです。錆びるとまるで中古品のように見え、商品価値がなくなりますので、一般的に鉄鍋にタール系の色素を塗布して錆び止めとしていることがあります。この色素はヘナで溶けて滲み出してきて、まぁ、真っ黒な髪に染まってしまいます・・・。タール系色素で染めるのは嬉しくありませんので、購入後、初めて使用する際には、色素をよく磨いて落とす、ある程度落ちたところで、焼ききる、などするとよいでしょう。
また、錆びない鉄鍋もあるようです。これは、鉄の表面になんらかのコーティングが施されているために錆びないのですが、ヘナでは、錆びない鉄鍋は意味がありません。ヘナで使用しているのは、酸化鉄・・・錆びの部分なのですから・・・・
ただ、注意点は、いくら鉄分がよいとはいえ、多すぎますと、髪の仕上がりが悪くなります。適度、ほどほどがよく、鉄鍋を使用する際に、一度、綺麗に洗ってから使う程度がちょうどよいかと思います。