インディゴの染め方~溶かしてすぐに塗るは本当か?

インディゴの染め方

インディゴやインディゴが配合されているハーバルカラーなどの製品は、溶かしたらすぐに塗布するとあるが、これは実際どうなのか?を検証してみた。

2018年産マハラニインディゴを実験に使用

ヘナにもピンキリがあるが、インディゴにもピンキリがある。同じインディゴであっても、品質がかなり違う。テストではインディゴでもトップクラスの品質のマハラニインディゴ、そのなかでもさらに品質がよい2018年産を使用した。

実験では白髪束の染毛時間は一律30分、溶かしてからすぐ、つまり0分から30分染めたものがこれ。

洗い流した直後のため、インディゴの初期発色の緑色がうっすらと出ている。

つづいて、インディゴを溶かしてから30分寝かせたものを30分染めたものが、30分~60分。分数はインディゴを溶かしてからの経過時間を示している。インディゴを溶かして30分経過したときに白髪束をいれ、インディゴを溶かしてから60分経過したときに洗い流したものが下の写真の30分~60分。30分~60分を洗い流した際は、0分~30分のものはインディゴの初期発色がかなり進んでいる。

下の60分~90分は、すべてインディゴを溶かしてからの経過時間。~のところはその間に該当する白髪束が染められいたことを示している。

120分あるものは、インディゴを溶かしてから120分(2時間)経過してから150分まで30分染めたものという意味。インディゴは溶かしてからすぐに染めたほうがいいか、時間を経過させて染めたほうが染まるかが、この結果で判明する。

インディゴは溶かしてすぐに塗るが正解、、、ただし、30分くらい寝かせても大きな問題はない

発色がもっともよかったのは、インディゴを溶かしてすぐに染めたもの……0分~30分です。ただ、インディゴを溶かして30分寝かせ染めたもの……30分~60分が悪いかというと、問題ないレベル。0分~30分と比較すると少しだけ発色が落ちるかな?というレベルで全く問題がない。それは60分~90分も同じ。ところが、インディゴを溶かしてから1時間半馴染ませてから30分染めたもの……90分~120分のものと、インディゴを溶かしてから2時間経過して30分染めたもの……120分~150分は発色がはっきりと落ちてきているのがわかる。

以下が上の写真を撮影(染めた当日)した翌日の写真……藍色発色が出てきている。

インディゴの染め方

よく見ると、0分~30分から、左の白髪束にきいくにつれ、少しづつ薄くなってきている。60分~90分までは差はわずかだが、90分~120分、120分~150分ははっきりと差がわかる。

インディゴとインディゴが配合されているハーバルカラーシリーズ製品はは溶かしたら寝かさず早めに塗布しましょう。

ただ、万が一、何かの事情で30分寝かせても大きな問題はありません。ベストな染め具合は溶かしたら早めに塗布する。インディゴを溶かした直後は染毛力が高いので、短時間の染めで十分で、寝かせれば寝かせるほど、同じ結果を出すtめに塗布時間が少し長めになるでしょう。