ヘナ産地のヘナ市場の様子

ソジャット公設ヘナ市場

このところ、ヘナの葉が入荷したり出荷されたり、動きが結構ある。平日はトラックがひっきりなしに入ったり出たりしている。

農園から市場にもちこまれたヘナの葉が詰まった麻袋がたくさん荷卸しされている様子をみると、ものが入ってきている!と、ちょっとほっとします。

ヘナの葉は農園から麻袋にぎっしりと詰め込まれて市場に送り出されてくる。なかには詰め込みすぎて、こんな感じにはちきれているのがあって笑ってしまう。

ヘナの袋

まさに収穫されたばかりの状態。

ふと、市場の奥のほうを見ると、ヘナの葉を麻袋から取り出して干している。なぜに??と聞くと、問題があるのだという。

葉はなんとなく茶色っぽい。近寄ってよく見ると、なんと、茶色だ!

なぜにこんなになってしまったのかという話は、これは今年は種が多すぎて、収穫の際、種はできるだけ取り除くのだという。ところが今年のようにヘナの値段があがると、種も取らずに麻袋に押し込んでしまうと、こうなってしまうのだという。種は乾きが時間がかかり、湿気を放つため、周辺のヘナの葉を劣化させてしまう……劣化すると、こんな感じに茶色っぽく変色するのだとう。それだけでなく染毛力も弱ってしまうため、こうしてあわてて干しているのだという。きちんと農園で干して、種を取り除いておけば、こんな二度手間にならないのに……と思いながらも、こんな種との戦いは、今年のようにヘナの値段が上がると農民はあえて取り除かずにヘナの葉にたくさん押し込んでくるのだという。

マハラニヘナでは、もちろん、こうした種の多いヘナの葉は目利き人によって却下され、買い付けることはありません。

今から5年ほど前、マハラニヘナの原材料が実際に買い付けられる際の様子です。ヘナ目利き人ラクサマン氏がマハラニヘナの目利きをしてくれています。毎年、彼が買い付けの際の袋の中の状況を動画のように確認し、だめなものは却下、良いものだけを買い付けるお手伝いをしてくれています。