ヘナの正しい使い方・溶かし方

ヘナの溶かし方

ヘナを熱湯では溶かさない!

かなり以前の動画です。ただ、使い方の基本は同じですが、注意点はヘナを溶かすのには熱湯は使用しないでください。ヘナが一定時間以上、90~100度の温度に保たれると、ヘナの色素が破壊されることがわかっています。
もし、30g程度のヘナを熱湯で溶かしたとしても、お湯の量やヘナの量が少ないため、ペーストは急速に冷えていくので、ヘナの色素は顕著には破壊されません。ところが、100g程度のヘナを400gの熱湯で溶かすと、この場合はヘナが長い時間、高温に保たれるため、顕著に色素が減退します。一定時間の高温という一定時間とは、実験で検査をしたわけでありませんが、おそらく一定時間=5~10分ではないかなと思います。つまり、ヘナを5~10分程度、高温(90度~100度)に保つと、ヘナの色素は一定度破壊されます。
 
 

ヘナは温度で染まる……ヘナペーストは冷やさないこと!

この動画を制作当時から、やり方が少し変わっています。ヘナのペーストを溶かして15分~30分で髪に塗布を始めますが、その際、ヘナを溶かしているボールよりもやや大きめのお鍋に50~60度のお湯を沸かし、ペーストを溶かしたら、すぐにヘナを溶かしたボールを50~60度のお湯の入っている鍋に入れて蓋をしておくのです。こうするとヘナを寝かせている15分~30分の間にヘナが冷えないため、湯煎する必要がありません。ヘナのペーストの寝かせ(馴染ませ)時間が終わったら、鍋の蓋を開け、ボールの中のヘナを取り出して、ホカホカのヘナを髪に塗布することができます。
 
 

ヘナを溶かす道具の競技大会…いかにダマをつぶすか