香る髪ヘナ・ハーブシャンプーで花粉症のような症状が・・・
質問:香る髪でハーブシャンプーしています。仕上がりはばっちりでとても気にいってますが、最近、どうも、花粉症のような症状があります。ハーブシャンプーをすると必ずでるので、ハーブシャンプーを疑っています。
ハーブ洗髪花粉症のメカニズム
まは:花粉症のような症状の原因はハーブ洗髪だと思います。ハーブ洗髪を始めたころ、最初、花粉症のような症状になりましたという方がたまにいます。最初は、因果関係がわからず、お返事に困っていましたが、その理由が判明しています。
なぜ、ハーブ洗髪をすると花粉症のようになるかは、あるいは、ハーブ洗髪をはじめてから咳き込むようになったか・・・これは、ハーブ洗髪の際、ハーブの粉が微妙に髪にまとわりき、髪に付着したハーブの粉が乾燥して、頭からはらりはらりと、少しずつ落ちてきて、それを吸引するからなんです。何分、微細な粉ですので、わかりにくいですが、それを吸い込むと花粉症のような症状になる、咳き込むようになります。
シカカイの粉を容器に移し替えるときなどに、粉が舞い上がると、むせます。もう我慢できないほど、むせて、咳き込みます。シカカイには天然の石鹸成分が含まれていて、これには強い刺激があります。シカカイのハーブ液が目に入ると目が痛くなります。これはシカカイなどを使ったハーブ洗髪にチャレンジされる皆さんが体験することです。だから、シカカイを目に入れないように工夫しながら洗髪します。同様に、シカカイは粉であっても、これを吸い込むと刺激があります。また、強く吸い込まなくても、髪に付着した微量の粉を少しづつ吸い込むと花粉症のようになることがあります。
ハーブの粉が髪や地肌に付着する
それでは、なぜ、ハーブの粉が髪に付着するのでしょうか?その理由として二つほど考えられることがあります。
1ヘナとハーブ暦が浅い、初めて間もない頃は、まだ髪と地肌が傷んでいる状態であることが多く、ハーブの粉粉がまとわりつきやすいです。髪が傷んでいると、キューティクルが剥がれているところなどに、ハーブの微細な粉粉がひっかかります。あるいは、地肌がハリを取り戻していない状態、油っぽい状態では微妙に粉粉が粘着します。それはぱっと見、わかりにくいことが多く、だから付着した微細な粉分が、少しづつ落ちてきていたために、それがハーブ花粉症の原因になっていたなどとは気が付きにくいのです。
また、ハーブ洗髪のやり方にも原因があることがあります。ハーブをお湯に溶かして、シャカシャカとやって、あまり馴染まさない方法で使うと、ハーブの粉粉がとても髪にひっかかりやすく、花粉症のような症状になります。ちなみに、まはは、このやり方で、髪を洗ってもまったく問題がありません。髪がまったく傷んでいないい、つまり、髪はスルスルのサラサラでひっかかりがありませんので、粉粉がひっかかる余地がなく、花粉症のようにはなりません。
ハーブ洗髪花粉症にならないためのハーブ洗髪の遊び方
対策として、適量のお湯をわかし、適量のハーブをお茶ガラパックのようなものに入れて煮出します。それを一晩寝かせてから、使います。こうすると、粉はお茶ガラパックにハーブのエキスだけが染み出てきます。あるいは、お茶ガラパックは使わなくても、そのままで、よく馴染ませるだけでOKの場合もあります。ハーブをよく馴染ますことで、粉の粒子がふやけて、髪にひっかかりにくくなります。また、使う前に漉すというやり方でもよいと思います。
ハーブを寝かせて馴染ませたり、ちょっと工夫が必要なのも、最初のうちだけです。ヘナやハーブを始める皆さんは、最初はどうしても、髪が傷んでいる、地肌にハリがない状態であることが多く、だから、当然、ハーブの粉がひっかかりやすく、ハーブ花粉症が起こることがありますが、しばらく続けていると、やがて、髪がツルツルサラサラになってきて、地肌もハリを取り戻してきて、ハーブの粉粉がひっかかりたくても、ひっかかることができなくなり、だから、どんな使い方をしても問題はなくなってしまいます。ハーブ洗髪への移行期によくあることと思ったらいいでしょう。