マハラニ・ヘナ

ヘナ石臼挽きはチャレンジです

2014年6月28日ヘナの産地からレポート

お便り:海外在住で、毎年年末年始に日本へ帰国するときにヘナやハーブシャンプーを購入するようになりました。ヘナは石臼引きや機械引き、新しいもの、セールになったもの、いろいろ試させていただきましたがどの製品も、いままで購入したヘナよりずっとすばらしい品質で、大変満足しています。

ヘナの品質を追求していったら、ヘナ石臼挽きにたどりついた

ヘナの品質とは何か?を追求してきて、どういうヘナがよいヘナで、何が違うのか?を、この15年間、追い求めてきた。 その一つの答えが、インド伝統の、ヘナ石臼挽きなんですね。

実は、この石臼挽きヘナというものは、簡単なことじゃないんですね。 そもそも、ヘナを石臼挽きする……、こんな話をしても、なかなか、ヘナの産地の人に相手にされない……理由は、採算性に問題があるからなんです。

ヘナ石臼挽き

1980年初頭までは、ヘナの産地では、どこもヘナ専用の石臼でヘナを粉にしていた。 ヘナ収穫期にもなると、ずらりと並んだヘナ石臼が夜通し回り続けた。 ところが、高速粉末化装置がやってきてからは、あっという間にヘナを粉にすることができるようになった……だから、ヘナを石臼で挽く?!今更昔のやり方でビジネスが成り立つわけがないと。。

比較してしまったら、ヘナ石臼挽きというのは、確かに割りが悪い。 高速粉末化装置を自動車や飛行機というものをに例えると、石臼というのは、牛車や馬車といった感じ。 高級なお茶を少量挽くならまだしも、世界的に数千トン単位で需要があるヘナを石臼で挽くことは、実質不可能……ヘナを石臼で挽くなどはありえない……。

高速粉末化装置

幸い、まはは、理解のある工場主にめぐり合い、「ほんもののヘナをお届けするには、ヘナを加熱しない昔ながらの石臼挽きだ!」と意気投合し、一つのチャレンジとして、皆さんにお届けすることができているんです。

だからといって採算的に見合うかというと、難しい話なんです。なぜかというと、ヘナの産地で、ヘナの工場内に、工場の人を説得して、ヘナ石臼挽きを設置してもらい……設備そのものは、石臼だけで2トンですので、一旦設置したら、簡単には動かせるものではないので、一年間、ずっと石臼を工場内に置いてもらっている、つまり、そこにコストがある。


ヘナ石臼挽き

しかも、「ヘナを石臼で挽く」というやり方は効率がすごく悪く、石臼で一時間に挽ける粉は十数キロ、、、機械挽きでは、一日で何トンもヘナを粉に挽くことができる……石臼挽きで10日程度かかる量は、実は機械で挽くと数時間……この違い。。。

そういう理由で、ヘナ石臼挽きは非常に困難なチャレンジだったし、これからもチャレンジであり続ける、そういう製品なんです。


マハラニヘナ石臼挽き
ヘナ遊