ヘナ＋インディゴ＋シカカイの染まり具合実験…残念、シカカイはインディゴの染毛力を落とすのか？

参考記事: ヘナ＋インディゴの、ギシギシの仕上がりをシカカイでサラサラにする工夫

上の参考記事で、Ｒさんが、ヘナ＋インディゴ５の、ゴワゴワの仕上がりをシカカイを使ってサラサラに仕上げるという工夫をしている。最終的に彼女は、ヘナ＋インディゴ＋シカカイで、白髪染めと、トリートメントをして一回で、髪を染め、同時に髪もサラサラに仕上げるという工夫をしてうまくいったようだと、白髪も染まっているし、髪の仕上がり、手触りもいい、と、いままでは、ヘナ＋インディゴをして、次ぎにシカカイをしてトリートメントしていたが、これからは、ヘナ＋インディゴ＋シカカイでいけそうだと、そんな報告でした。そこで、まはのヘナ実験室では、早速、ヘナ＋インディゴ＋シカカイで実験してみたところ……

シカカイは、インディゴの染毛力を落とす！のではないか？

結果をみて唖然としてしまった。つまり歴然……だれが見ても、シカカイ入りのヘナ＋インディゴ５では、インディゴの染毛力が弱っている、つまり、シカカイはインディゴを弱めるのではないかと思われる結果が出ました。

色の見え方はモニターによってかなり違うことがあります。

上の写真、右の暗めに染まっている白髪束

ヘナ＋インディゴ５を20g をその4,5倍の90gの熱湯で溶かし、すぐに白髪束を浸けて１時間きっかりで洗い流し、自然乾燥させました。

>上の写真、左の明るめに茶系に染まっている白髪束

シカカイ入りで、ヘナ＋インディゴ５に20%のシカカイ粉を足したもので、それぞれ白髪束を染めました。具体的には、ヘナ＋インディゴ５を、16g、シカカイ4gの合計20g のヘナ＋インディゴ＋シカカイを、その4,5倍の90gの熱湯で溶かし、すぐに白髪束を浸けて１時間きっかりで洗い流し、自然乾燥させました。

実は、この実験は三度行った。最初に、上の写真のとおりの結果がでて、目を疑った。まさかと・・・・。何か実験方法に間違いはなかったか？と。それで、もう一度、念入りに、正確に同じ実験をしてもたところ、！！！同じ結果に！そしてさらにもう一回、三度、同じ結果がでたということは、ほぼ間違いないでしょう…

シカカイは、インディゴの染毛力を弱める！

色の見え方はモニターによってかなり違うことがあります。

シカカイを混ぜたほうは、薄茶系に染まっています。これは、ヘナ＋インディゴ５番は、ヘナとインディゴを等分に配合して、ヘナの赤オレンジの色と、インディゴのブルーを重ね合わせることで、色を暗めに染めるのですが、そのうちのインディゴの力が弱いために、ヘナの染まり具合だけが出てきていることを示しています。どうも、この結果からすると、シカカイはインディゴの染毛力を中和してしまう、弱めてしまうようです。これが正しい仮説かどうかを、追加で、実験してみることにしました。インディゴ＋シカカイで染毛し、インディゴ染めしたものとで、染まり具合を比較する実験を行うつもりです。