インディゴの染毛力と温度の関係:インディゴは温度でよく染まる!
実験では、マハラニ・インディゴを使用しました。
AもBも、使用したのは同じインディゴ、マハラニ・インディゴ。同じ袋から出しているので、まったく同じロットの同じ特選インディゴに間違いがない。で、AとBとでは大きく条件を変えてみた。Aは常温の水で溶かし、そのまま白髪束を一時間浸け置く。Bは熱湯で溶かし、途中冷めにくいように、湯煎して人肌より少し温かい程度に温度を保っている。このAとBはまったく同じマハラニ特選インディゴを使用していて、違うのはインディゴペーストの温度だけ。これでインディゴの染毛力と温度の関係がわかるはずだ。
上の写真を見て、気がついた方もいるかもしれないが、Bのほうが表面がさっと綺麗だ。Aはなんだかブツブツしている。溶かしているときに気がついたが、インディゴは熱湯で溶かすと溶けやすく、また滑らかなペーストになる。ところが常温の水では溶けにくく、また、滑らかなペーストに仕上がらなかった。だから、Aはざらついているように見えている。
この違いに愕然!インディゴは温度で染まりが30%以上も向上!
結果は歴然。インディゴは温度で染まります。これを言い換えると、水で溶かし、冷たい状態で髪に塗り、ラップもなにもせず、寒い冬に寒い部屋で寒いのをガマンしながらインディゴしていたら、染まりが30%以上悪くなるかもしれないと、そういうことなんです。
ヘナも温度で染毛力が向上!
ここで参考に、上と同様の実験をヘナでも行った。同様に熱湯で溶かしたヘナのほうが断然染まりが濃かった。染める力と温度には重要な関係がある。要するに温かいほうが染まるわけです。
- ヘナと温度の関係の実験記事
- ヘナは水溶き?熱湯溶き?どちらが発色がいいのか?
インディゴやヘナ+インディゴなどで、しっかりと濃く染めるコツ
- インディゴやヘナ+インディゴは熱湯で溶かすこと。
- ホカホカで、少し熱いくらいで髪に塗る。
- 塗り終わったらラップして布タオルなどを巻き、保温する。毛糸のキャップや遠赤キャップなどもおすすめ。また、途中、ヘアドライアーなどで加温したりしてもいい。
マハラニ・インディゴ ヘナ遊トップ<インディゴ(木藍・ナンバンアイ)
インディゴ(木藍・ナンバンアイ)
インディゴの染毛力とハーブの相性
インディゴ染め後、石鹸シャンプーで色落ちする
そインディゴで染めた後はさっとお湯洗いするが正しい……インディゴは石鹸に弱い……インディゴ配合のハーバルカラー使用後は石鹸シャンプー不可で、もちろんお湯洗い
インディゴ染めの仕上がりの悪さがアロエジュースで緩和された!
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