ヘナ/ヘンナの写真

今年のヘナの作柄は雨次第……？

インドは広い。だから、南と北、東と西では雨のシーズンも異なってくるし、また、降り方も全然違ってくる。今年はデリー方面は順調な雨に恵まれ、デリーに住んでいると、インドのほかの地方で雨が降っていないなどと気付くことが難しくなる。たとえば、今年は、ヘナの産地、ラジャスタンで、８月上旬まで数滴程度しか雨が降ってない！などとは、ムンバイ近くの都市にいたら、まったくわからない。「今年は、ヘナがダメかもしれない！」「この分だとかなり収量が少ないかもしれない」などと現地から連絡が入る。「雨が降ってないから、いまのうちに去年の残りのヘナを買っておいたほうがいいですよ」などと、現地から連絡も入る。しかし、古いヘナは問題外。仮に産地が旱魃でヘナがまったくとれなかったら、それはそれで、今年はヘナありませんと、そういくしかないなーーと考えていたら、現地から、今日、２時間連続で大雨が降ったと、そんな連絡が入った。

今日とは、８月中旬。普通は９月には収穫がはじまったりするのに、こんなんで大丈夫？と心配になってくる。ラジャスタンとは、ほとんど砂漠。年に数えるほどしか、雨は降りません。そこで、２時間、集中的に雨が降ったと、、、わずかな水で植物や人間が暮らしていく……気候はとても過酷な地方。ヘナ収穫期に畑にたってみると、実感できる。アタシみたいにひ弱な日本人は、１時間も立っていることができない。カラカラに暑い。そんなところで一日、ヘナの刈り取りをする女性たちは、すごいなと思ってしまう。