マハラニ・ヘナ

世界最高峰…ヘナの頂点に立つヘナ石臼挽き、ここにあり

たかがヘナに、ここまでこだわりつくした結果、ついに「世界最高峰」と言い切れてしまうヘナ石臼挽きが挽き上がった!この一枚の写真にすべてが秘められいる

世界最高峰…ヘナの頂点に立つヘナ石臼挽き、ここにあり 

なんだ、この粘り……粘りにすべての秘密があるのです。

まず、その前に、今日に至るまでの長い道のりを、さっと説明しよう。今年は、実は、一時、ヘナ石臼挽きを諦めかかっていた。皆さん、今年はヘナ石臼挽きはやめますと宣言しようかと思っていたんですね。理由は、よいヘナがなかなか見つからなかったのです。産地で粘ること、1ヶ月、その間、調べたヘナは50トン。50トンめにして、ついに、わずかに数トン、ある産地の、ある農民の畑から、見つけました!抜群の色素を有する最高ランクのヘナの葉を!

ところが石臼挽きに失敗してしまい、1トンのヘナの葉を喪失!

ヘナ石臼

いつものように、石臼をひき始めた……ところまではよかったんです。早く日本に送り届けたいという、まはも含めてハヤル気持ちがスタッフ全員にあったんだろうと思う……朝に挽きはじめ、夜通しまわし続け、翌日の昼過ぎには1トンひきあがっていた!

教訓・急がば回れ

翌日、工場にいくと、スタッフが、石臼は1トンひきあがったよと嬉しそうに言ってきた、、、「ありえない!」と、まはは、青ざめたのです。普通、石臼は、どんなにがんばっても、一時間に30キロ、一日に10時間挽いて300キロしかひけないシロモノなのに、どうしたんだ!とチェックしたところ、粗めのヘナ石臼挽きに挽き上がっていた……「これは荒すぎる!」。今回は、どんどんとヘナが挽けて、粉がでてきたというのだ。。。。昔から、言うが、急がば回れ、、、まはは茫然自失のあまり、三日ほど寝込んでしまいました。。。

石臼の目立てに問題があった!

ヘナ石臼

30年前まで、実際に、石臼挽きでヘナを挽いていた石臼挽き職人にきてもらったところ、今回の失敗は、目立てを時間をかけてしっかりやらなかったことが判明。1トンの石臼をチェーンでもちあげて、丸1日かけて今までしたことのない丁寧な目立てを行ったところ、ついに、できた!いままでにない木目の細かいヘナの粉が石臼挽きから挽けるようになったのです!

文字通り、世界最高峰、ヘナ石臼挽きが完成しました!

低温で石臼でひかれたヘナ、その使用感は格別です。 商用で石臼を挽いているのは、世界でも、まはだけなんです。 さらに今回は、低温石臼で挽ける限界まで、木目を細かく挽く事に成功し、それで60メッシュにかけることができるようになり、繊維質がほとんど除去できるようになりました。この意味はとてもでかいんです。昨年までは、60メッシュのフルイに通らなかったため、40メッシュのフルイに二回かけることで繊維質を取り除いていたんです。

ヘナの葉には、葉脈部分がたくさん含まれています。この葉脈は色素を含まない硬い繊維質で、高速機械挽きでは簡単に細かな粒子に粉砕されてしまいますが、石臼挽きでは粉にならず、繊維質として粉の中に残る。今回は、これらのヘナの葉の内部の葉脈部分の繊維質をほとんど取り除くことに成功したんです。つまりヘナの葉の純度が高いヘナ粉ができたわけなんです。おそらくここまで純度の高いヘナは石臼挽きでしかできないでしょう。何しろ、ヘナの葉っぱの内部の繊維質を取り除いているわけですから。

ヘナの産地で、ヘナの葉を目利きによって選別する……どの畑、どの農民、どの村か、はっきりわかるわけで、そのヘナの葉を一点一点、チェックして目利きして、いいものを選別していく、よいものは、すべて検査に出して重金属テストを行い徹底してスクリーニングする、この作業はヘナの作柄に問題がある今年ような場合は気の遠くなるような作業、、、一時は石臼挽きヘナを諦めかかったほど……確認したヘナの葉だけでも50トン、検査に出したサンプル数40サンプル、、そうして厳選されたヘナの葉を石臼挽きする、これが最高でなくてなんと言う?、文字通り、世界最高峰のヘナ粉の誕生なのです。

世界最高峰…ヘナの頂点に立つヘナ石臼挽き、ここにあり 

ヘナの葉の純度が高いため、当然ですが、粘りが格段にいい。繊維質が多いと粘りが弱いんです。粘りこそ、よいヘナの証。早速、試用してみたところ、染まりは言うまでもなく、特に今回は、トリートメント作用が、格段にいい!あたりが軽く、ふわふわとしていて、それでいてがっしりと髪にまとわりつく……まは、満足のヘナここにあり!


マハラニヘナ石臼挽き
ヘナ遊