ストレートパーマをかけることなく、少しでも自然にストレートで艶のある髪にならないものか？

お便り： 私と娘（７歳）ですが、私は１０年ほどまえから頭皮の異常な痒みに悩まされ、皮膚科でも的確な診断はしてもらえず、シャンプー選びにいつも困っています。娘は、生まれつき、くせ毛というより、大人の痛んだようなパサついた感じの髪の毛で、見た目がよくないので、パーマ（ソバージュ）をかけてごまかしています。最近、娘がさらさらのストレートヘアにあこがれているので、ストレートパーマをかけるのではなく、少しでも自然にストレートで艶のある髪にならないものかと思っていたところ、このHPをみつけました。ヘナや、ハーブは全く使ったことがありません。なにかよきアドバイスを頂けたらと思います。

「ストレートパーマをかけることなく、少しでも自然にストレートで艶のある髪にならないものか？」は正しい！

まは： 正しいです、これ！まったく正しいです。というのは、実は、娘さんの相談でお母さんがメールをしてくる、というケース、少なくありません。で、その質問の内容が、娘さんの癖毛のことが多いんです。お母さんが、娘さんの癖毛があまりにひどいんで何とかならないかと相談に来るんですね。なかには、中学生くらいの娘さんのために、定期的に縮毛矯正をやってあげているお母さんから、深刻な相談も来たりします。で、先に言ってしまうと、縮毛矯正など、薬品を使ったヘアケアは、決して頭皮にも髪にもよいものではなく、ずっと続けてはいけないタイプのヘアケアだと、まはは、考えいています。こういった薬品頼みにヘアケアを続けていくと…

縮毛矯正がかかりにくくなったり
癖がもっと強くなってくる
髪が薄くなってくることがある
早期白髪になることがある
フケなど、頭皮に問題が発生することがある

まは： こんな状態か、こんな状態のいずれかになってしまうことが、いただいたお便りからわかっています。もちろん、ストレートパーマや縮毛矯正などのヘアケアを継続的にしている皆さん全員に100%起こるとは断言しませんけども、でも、あんまり薬品を頭に振り掛けるのは考え物です。一度や二度は、おしゃれでやってみたりしてもいいのかもしれないですが、縮毛だからとずっと続けていっていいものとは、とても思えないんですね。でも、世間では、そんな見た目だけをとにかく無理やりかえるヘアケアが主流になっています。生身の人間の体についているものを、薬頼みに強引に何かをかえてしまうやり方は長続きしないのです。

頭皮マッサージやヘナ

まは： 長い目で、ゆっくりと、細く長く、時間をかけてするケアが本当のケアです。抜け毛に髪のエクササイズ・・頭皮マッサージなど娘さんには、頭皮マッサージをおすすめします。何よりも、細く長く、気長に待つ、これが大切です。生えてくる髪から、美しい髪・・・時間はかかるけども、やがて、とても嬉しい結果が出てくる東洋のヘアケア・・・・現代という時代は、とにかく、インスタントな結果を追いかけ、そのとき、あっという間に、髪がまっすぐになったり、色が変わったり・・・でも、そんな魔法マジックは、薬品によって支えられている・・・でも、それは人体には、あまりよさそうでないんです・・・頭皮をいためてしまうと思うんですね。そのときだけのヘアケア、美容から、後先を考えて、気長にするヘアケア・・それがインドのヘアケアなんです。

インドでは、お母さんが幼い娘さんの頭を頭皮マッサージしてきた

まは： たとえば、インドでお母さんが、まだ、１０歳程度の娘にヘナしたり、あるいは、オイルで頭皮マッサージを念入りにしたりする・・・これは、まはは、昔、インド人長屋に住んでいて、当然ですけども、お隣さんはインド人ファミリーで、朝から、夜遅くまで、戸口が空いたままなんです。まはが家を出るときに、戸口が空いているので、挨拶しながら、通っていくんですけども、そのとき、部屋の中の様子が見えたりする・・・・すると、そこのお母さんがあるときには、娘さんの髪にヘナを塗っている・・・その隣や近所の年頃の娘さんの髪にもヘナをしていたりする。かと思うと、オイルで、娘さんの頭を実に念入りに念入りにマッサージしている・・・こうやって子供のうちからケアしておくと、よい髪が生えるからと、白髪になりにくいからと、何十年も先のために、母親が１０歳の娘さんのヘアケアをしている・・・そんな長い目のヘアケアなんですね。ただし、現代のお母さんは、そんな伝統を忘れつつあるようです。現代人＝忙しいため、そんなケアを娘さんにしてあげる時間もないようです。

まは：また、娘さんにも、ヘナをおすすめしますそして、もちろん、お母さんにもヘナをおすすめします。サイトにはすでに何回ものせていますが・・・ヘナは、日本では、一般に、染めるもの、白髪染めとか、トリートメントするものと思われています。でも、ここインドでは、それが主であるわけではありません。地肌、命と、地肌を養うために、ヘナやハーブを使う、これがインド数千年の、女性たちのヘアケアです。早い話、ヘナで髪を洗う、あるいはトリートメントする、ケアしているとよい髪が生えると、その理由は、ヘナは地肌にいいからだと、そんなお話で、伝統的に使われてきたと、こういうことなんです。ケミカルや合成ものを避け、地肌に負担をかけないようなケア、地肌を養うと、白髪になりにくく、いつまでもよい髪が生えると・・・こんな話で、実際にヘナやハーブでケアを続けていて、半年ほどしたら、しっかりした髪が生えるようになったとか、白髪が少し減った、縮毛が素直な髪になってきた、パーマしなくてもよくまとまる髪になった、などの報告をいただいています。これが、ヘナ・・地肌をいたわる薬草なんです。

お便り：私と娘（７歳）で使ってみたいと思っています。私は１０年ほどまえから頭皮の異常な痒みに悩まされ、皮膚科でも的確な診断はしてもらえず、シャンプー選びにいつも困っています。

まは： お母さんは、いまは、頭皮マッサージを控えてください。頭皮に皮膚科的な異常がある場合は、とりあえずオイルマッサージは控え、そのかわりに、ヘナをします。皮膚科でも的確な診断はしてもらえないのは、これは、たぶん、皮膚科のお医者様もどうしていいかわからないのです。現代は、あまりに皮膚にいろいろと出て来て、アトピーから、脂漏性皮膚炎から、いろいろ・・・でも、治療法は、つまるところ、ステロイド系の塗り薬、飲み薬になっちゃっているんじゃないかなと思います。はっきいいって、原因も定かでないし、とりあえず、症状を抑える。。。これしかできないんではないかなと思います。ってことで、まずは、まず、お母さんと娘さんで、ヘナしてみましょう！

お便り： まはさん、お返事ありがとうございます。まはさんのサイトを読んだり、ヘナについて調べてみると、肌に合わなかったり、その他の困難がいろいろあるんだな・・・と不安もありますが、一度試してみようと思い、お試しセットを注文しました。家事に、仕事に、二人の子育てに多忙な中、ヘナを楽しむ時間が作れるのかという不安もあったりします。。。

まは： 確かに・・・でも、本当は、ヘナやハーブなヘアケアのほうが楽なんです。ただ、問題なのは、軌道にのるまでなんですね・・・軌道にのってしまえば、こんな楽なヘアケアはありません。だって、髪をそんなに洗う必要がなくなってきますからただ、最初、ちょっとなれるまで余計に時間がかかるかと思います。

お便り： とある雑誌の記事で、髪を湯洗いだけを続けると、髪がつやつやになるというのを読んだので、３日前から髪を湯洗いだけしていますが、やっぱり、においと、見た目の脂っぽいのが気になるので、ハーブシャンプーをするのが楽しみです。

まは： まず、基本ですが、髪をお湯洗いだけですますには、水がよくなくてはできません。塩素がバッチリと含まれているようなお湯では、いくらお湯洗いしても、お湯洗いだけで快適ですとは、おせじにもいえない状態にしかならないはずです。でも、ヘナやハーブを使っていくと、限りなくお湯洗いに近い状態に自然体で近づいていきます。まはは、月に数回程度しか、ヘナやハーブで髪を洗いません。あとはお湯洗いだけです。ちなみに、自分がどの環境にいるかによっても、随分とヘアケアが違ってきます。都会に生活していると、いくら塩素を抜いたところで、髪を洗わない、髪をお湯洗いだけで快適にしていくことが難しいです。だから、都会では、まはもハーブでたまに髪を洗浄します。都会の毒、都会の汚れが体や髪に付着しますから。。。。ところが環境のよいところにいくと、途端にスキンケアもヘアケアも何もいらなくなってしまう。。。。それに、気がつくと、あああとため息が出てしまいます。私たちは、便利さとひきかえに、環境を売り渡してしまったんですね。。。。きれいな水も空気も、貴重なものになってしまったんです。