QA/染め方と注意点
ハーバルヘアカラー3(ブラウン)を使い続けると髪は真っ黒に染まってしまうのか?対策は根元染め
たまに、 ハーバルヘアカラー3(ブラウン)( 写真右)で染めていたら、白髪の染まり色がだんだんと濃くなって、ほとんど黒髪のように染まってしまったと、お便りをいただくことがある。実は、これが、インディゴが配合されているハーバルヘアカラー3、5の欠点でもある。この欠点を克服するには、HHC35系は目安の色に染まってきたなと思ったら、それ以降は根元染めのみを続ける。
元の髪ライトブラウン、、茶髪は ハーバルヘアカラー3(ブラウン)を2回でダークブラウンへ染まる
今回は、たまたま手元に、すでに茶髪に染まっている髪があったので、これを利用してみた。茶髪の髪を ハーバルヘアカラー3(ブラウン)で染めてみたら、どう染まるのか、、、、この実験だ。ちなみに、この茶髪の色は、白髪を ハーバルヘアカラー3(ブラウン)で一回染めた後のような色合い。。。
ハーバルヘアカラー3(ブラウン)は、白髪の染まり色<ブラウン>とはしているものの、重ねれば重ねるほど暗めにしあがってしまう。
ハーバルヘアカラー7はもともと黒髪指向なので黒に染まっても文句を言う人はいない。ところが、ハーバルヘアカラー3(目安ブラウン)とか、ハーバルヘアカラー5(目安ダークブラウン)で染めていたら、最初は目安の色に染まってくるものの、しばらく続けると、なんとなく暗くなってしまったと、なんとなく黒髪になってきたという話は少なくない。
ハーバルヘアカラー3(ブラウン)に配合されているインディゴは、回数を重ねれば重ねるほど暗く発色させる。
ハーバルヘアカラー3(ブラウン)には基本としてヘナとインディゴが配合されているが、ヘナの赤オレンジ発色は回数を何度重ねても、オレンジが少しづつ段階的に濃くなるだけで明るさの度合いの変化はあまりない。ところが、インディゴは回数を重ねると、質的な変化を起こす。重ねれば重ねるほど、特に3回重ねた以降くらいより、インディゴの酸化により発色が急激に暗くなってしまう。
白髪混ざりの髪の場合、 ハーバルヘアカラー3(ブラウン)2回目以降より要注意。
一番左の上と下のブロックが ハーバルヘアカラー3(ブラウン)をはじめる前の髪のイメージ。白髪が「白髪混ざり」と書いた上のブロックで、もともとの髪が栗色、「元の髪の色」と書いたブロックだ。これに1回、2回と、ハーバルヘアカラー3(HHC3)を髪全体にすると、全体の印象が暗めになってくるが(上図HHC3 2回のところ)、もし3回してしまうと、もともとの栗色の部分がインディゴの影響でさらに黒っぽく暗めになり、白髪の部分も、ダークブラウン系に触れてくる。結果、印象は、ハーバルヘアカラー3(HHC3)3回すると、白髪混ざりだった髪も、かなり暗くなったという印象となってしまう(実際はブラウン系などを希望しているのに……)。
暗くしすぎたくない場合は、一度、髪全体にヘナ100%をするか、 ハーバルヘアカラー3(ブラウン)を薄めに溶かし、小まめにハケで根元染めだけを続ける
ハーバルヘアカラー3(ブラウン)で暗めに染めすぎないためには、ハーバルヘアカラー3を髪全体に2回施したら、それ以降は、全体染めは行わず、ハーバルヘアカラー3を薄めに溶かしてハケで根元に新しく生えてきた髪を狙うように染め、これを小まめに続ける。あるいは、時折、髪全体にヘナ100%をして、明るさを取り戻すようにし、そして、さらにハーバルヘアカラー3の根元染めを続けていく、などするといいだろう。
溶かして塗って1時間の白髪染め ハーバルヘアカラー13579
旧製品名ヘナ+インディゴ、色味は、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、ブラック、ブルーブラック