ヘナの溶かし方 塗り方

質問:まはさんのヘナはダマになり、扱いにくいように思います。

ヘナ若葉マーク1
参考記事
質問:まはさんのヘナは粘りますが、ダマダマになるので使いにくいです。なんとかなりませんか?

粘って、ダマになるヘナは、よいヘナの証!純度が高いヘナはそもそも粘る、だから、ダマになりやすい。

まは: とてもよくあるご質問です。本来、ヘナは粘ります。粘るから、最初、どうしてもダマになりやすいです。これは仕方ありません。特に鮮度が高い状態のヘナはより粘りますので、よりダマになりやすいです。だから、鮮度と純度が高いヘナ、まはの特選ヘナなどは、「溶かす」というより、「練る」という言葉が適切なため、まははいつもヘナを練ると言っています。ヘナにお湯を注ぎ込み、溶かすだけでは十分でない、ダマがたくさんでてきますので、「練る」のです。あまりに粘るしダマが多いので、人によっては、泡だて器のようなものを使ってひたすら練りこむ人もいます。普通は、2時間~程度寝かすと水分が浸透してダマがかなり減りますが、短時間でダマを減らすには練りこむといいでしょう。

古いヘナと、純度が低いヘナは粘りが少なく、ダマになりにくい

まは: ヘナの粉は、水(お湯、熱湯)に溶かすと、大なり小なりですが、ダマが発生します。ただし、ダマの発生の度合いは、新しいもの、鮮度の高いものほど高く、また、純度が高いものほど、ダマが発生しやすい。たとえば、ヘナが古くなってきますと、鮮度が落ちてきて、同時に、粘り気が減り、水に溶けやすくダマになりくくなります。

ヘナのダマダマになりやすいチャート

純粋なヘナは少ない。コストカットのため、ヘナに、そのほかの植物を混ぜるのが常道

昨年、2009年、干ばつによるヘナ不作の年、インドのヘナの産地で痛感させられたのが、純粋なヘナが少ないということ………。少なくとも、インド国内向けのヘナには、ほとんど何らかの混ぜ物が施されていると言えるが、ヘナ不作の2009年は、混ぜ物の度合いが酷かった。混ぜ物が度を越していて、場合によっては、ヘナをずっと使い続けている人にとっては、あれ、今年のヘナはおかしいなと、きっと何か混ざっているに違いないとわかってしまうほどの状態であることもある。インドのアーユルヴェーダの先生方からも質問が寄せられ、「今年は、ヘナの質がものすごく落ちたんだけども、やはり干ばつの影響なんだろうか?」と、「どうしたら普通のヘナが手に入るのか?」と………。インドですら、そんな状況です。

で、実際に何を混ぜるかというと、粉末にしたらヘナと感じが似ている木の葉っぱなどである。ヘナ以外の植物(染毛力がない)を混ぜれば混ぜるほど、粘度が減ってきて、ダマが少なくなり、染まりが衰えてくる(混ぜ物をたくさんすると、染まりが衰えてくるので、インドでは、通常は染毛剤などを微量添加する)。混ぜ物は、染まりが悪くなるが、ダマになりにくく、溶かしやすいヘナとなる。だから、粘度、粘り気を見極めることで、ある程度、ヘナのよしあし、純度を見極めることも可能です。

参考記事
衝撃の現地レポート「お安いヘナの作り方」

古く劣化しているヘナはあまり粘らない

ヘナは古くなり、さらに劣化してくると、粘り気が減ります。古いとはいっても、マハラニ特選ヘナのように、収穫して数ヶ月以内に肉厚のアルミパッケージに収められたヘナの場合は、この限りではありません。現時点(2010年)で、2007年収穫マハラニ特選ヘナが依然と入手可能ですが、このヘナはまだまだ粘ります。収穫から3年目であっても、鮮度がよいうちに肉厚のアルミパッケージに充填し、良好な保存状況(空調設備のある倉庫)であったために劣化が少なく、粘度もばっちりとあるわけなんです。こういったマハラニ特選ヘナは別として、通常保管のヘナは2年もするとかなり劣化してきます。劣化すると、くたびれたように粘りが減少しますが、ある意味、劣化していたほうが溶かしやすいとは言えるでしょう。

インド伝統の石臼挽きヘナは、ダマになりにくい!!!

これが、2009年の大発見!純度が高いヘナで、石臼挽きだから実にダマになりにくい!そんな夢のような石臼挽きヘナ。

ヘナ石臼挽き
参考記事
今蘇る、ヘナ石臼挽き……インドでたった一台、再び稼動した伝統のヘナ石臼挽き


溶かし方
ヘナのやり方/ヘナの溶かし方/練り方のコツ

ヘナ遊