ヘナの話題

質問:まはさんのヘナは粘りますが、ダマダマになるので使いにくい。

こういった質問を最近、よくいただきますが、これは以前もよくいただいています。つまり、よくある質問なんです。この問題をずっと考えてきましたが、このダマダマと、それをいかに改善しているかについて説明します。

粘りとダマダマの関係

3時間後、滑らかなヘナペーストになる

右の写真は、ヘナを溶かした直後、練っている最中。投入する水分が少なめだと、異様に粘ってしまう。練るのが大変なくらいに粘ることがある。その感触は時としてまるで餅のよう。だから、水気を少しづつ足しながら練っていくが、しかし、よくみると、ダマダマになっている。このダマダマを少しでも減らすために、『練る』という行為が必要になる。まはが、ヘナを練ると、そう言うのは、まはのヘナはとてもよく粘り、また、ダマダマになるために、ヘナは水に溶かすというよりも、水で練って、練って、ダマダマをつぶしていく必要があるからだ。

まはが皆さんからよくいただくお便りに、「まはさんのヘナ、粘りますね~、ここまで粘るヘナ初めてです」とか、あるいは、「粘るのはいいけども、まはさんのヘナは、ダマダマになりやすくって………」とか。これを言い換えると、世間一般でのヘナは、まはのヘナよりも 粘り気が少ないことがあるし、ダマダマになりにくいことがあるということなんです。

ヘナの粘度はヘナの純度と関係している

インドで市販されているヘナは、まはのヘナと比較した場合は、あまり粘らないし、ダマダマにならない。インドの市販のヘナは、練るというよりも、溶かすという言葉が適切だ。粘らない、ダマになりにくいから、練る必要がないわけ。じゃ、なぜ、粘らないかというと、その理由は、インド市販のヘナには、混ぜものが施されているからです。純粋にヘナの成分は50%以下のことも多く、ケズリやカッシャといった、ヘナ以外の葉が混ぜ込まれているため、ヘナ特有のしつこいくらいの粘度が減っています。粘度があると、同時に、ダマになりやすくなるが、混ぜ物によって粘度が減ると、ダマになりにくくなります。

混ぜ物ヘナの実際
衝撃の現地レポート「お安いヘナの作り方」

ヘナは粒子が細かいほうがいいのか?

ヘナの品質を推し量る際に、粒子が細かいほうがいいとか、微粉末だとか、メッシュにかけて、細かくしているとか、そんなポイントで、ヘナの品質がよいことをアピールしている場合がある。まはは、これは、間違ったポイントであると思う。確かに、ヘナには一定の目の細かさは必要だろう。葉っぱのままでは大変に使いにくいですからね、だから、ある程度、目が細かくしてやる必要がある。ただ、ある程度の目の細かさがあれば、それ以上は、ヘナ白髪染めという観点からすると不要なのです。言い換えると、現状では、必要以上に、ヘナの粉末を細かくしていると考えています。

ヘナの品質と目の細かさは、直接的な関係はない

そもそも、ヘナの品質と目の細かさは、直接的な関係はありません。ここでいう品質とは、ヘナの染毛力という意味ですが、ヘナの品質、染毛力は、ヘナの葉を細かくすればするほど、高くなると、そういうことではないですよと言っているんです。ヘナを粉末にするのは、葉っぱのままでは使いにくいので、粉にするだけであって、それを細かな粉にしようが、そこそこの粉にしようが、それは、加工上のことであって、ヘナの品質とは直接の関係はありません。いえ、実際は、まはは、ヘナの目が細かすぎることが、ヘナにダマダマを発生させていると考えています。つまり、目が細かすぎると逆に使いにくくなってしまうと、そう考えるようになりました。使用目的がメンディアートで、手足に細かな模様を描くための用途ではヘナは細かいほうがいいでしょうから、それは別として、ヘナ白髪染めでは、ヘナの粉末をきっちりと目の細かい状態にすることは不必要なのです。なぜ、そんなことがわかったかというと、ヘナ石臼挽きを使ってみて納得しました。

ヘナ石臼挽きは、当然ですが、粉末が粗いですが、白髪がとてもよく染まり、しかも、塗りやすい、洗い流しやすい、ダマになりにくい!もちろん、粘ります。

ヘナ石臼挽きを使用して驚いたのが、ヘナ石臼挽きヘナを水(実際はお湯で)でに溶かしているとき、ダマダマになりにくいことに気がつきました。石臼挽きですので、粒子が粗いため、当然ですがダマダマになりにくいのです。高速粉末化装置で細かな粉末に処理されたヘナの粉はダマダマがすごくでるため、練って練って、ダマダマをつぶしていきますが、石臼挽きは、少しダマになる程度で、綺麗に練れます。で、髪に塗って驚いたのが、手に粘着しにくい!!綺麗に髪に塗れてしまい、手にはヘナペーストがあまり残らない。そして、洗い流しが実に楽なんです。そして、とてもよく染まります。こうした経験から、まはは、石臼挽きヘナに注目しています。つまり、ヘナの葉をあえて細かな粉末にしないことで、ダマになりにくく塗りやすく扱いやすいヘナになることがわかりました。ヘナ、使用目的が白髪染めの場合は、粉末は逆に粗いくらいのほうが使いやすいことがわかったということなんです。

まはさんのヘナは粘りますが、ダマダマになるのがなんとかなりませんか?

はい、ぜひ、ヘナ石臼挽きをお試し下さい。ダマになりにくい、塗りやすい、流しやすい、ヘナ特有の匂いも控えめ、そして、とてもよく染まる! しかも、インド伝統の石臼で時間をかけて挽いてますから、ヘナ石臼挽きには、きっとヘナの命が少しでも多く残っているに違いない!と、そんなことを期待しています。ぜひ、一度、ヘナ石臼挽きを試してもらって、感想などをお聞かせ下さいね!


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