インド伝統のグラブ(ローズ)と夏の強壮剤「グルカンド」
ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳
ピンク色でグラブと呼ばれるバラだけに薬効がある
花のなかの花・・・花の王者ともいえる薔薇、ローズの花について知らない人がいるでしょうか?昔より、バラの花は詩にも謡われ、また、古代ギリシアの文献にも、その記載があります。バラの中でもグラブは薬用として使われ、タルニとか、ゴーラップとも呼ばれています。このグラブの花びらはピンク色で、特徴的な甘い香りがあり、薬用として使われています。現代は、いろいろな種類のバラがあるようですが、ここに記述したバラの花だけにお肌によい作用があるのです。
バラの花は、少し苦く、甘い味がし、この花びらが薬用として利用されます。ローズのつぼみには、「シータル」(冷却作用)があり、お通じを軽く促進させる作用があり、また、強心作用があり、血液の問題に使用される。「シータル」(冷却作用)のために、火傷などにも使われる。バラには「マディヤ」の質があるため、脳のトニックとしても使われる。また、催淫作用があり、媚薬としても活用される。
バラの花の夏の強壮剤「グルカンド」
多汗症の場合は、バラの花びらを食する。「グルカンド」はバラの花びらより製造され、暑い夏のクーリング強壮剤として用いられる。グルカンドを作る際、バラの花粉や中心部分は取り除かれ、花びらの部分だけが使用されため、苦味がなくなる。グルカンドの作り方は、バラの花びらを洗浄し、洗浄したガラス容器などに、花びらを入れ、カディサッカルと呼ばれる、ある種の砂糖も入れる。バラの花びらと花びらの層の間に、バラの花びらの 2倍ほどの砂糖を入れる。このように、バラの花びらと砂糖を交互にガラス瓶につめ、15日ほど、太陽の日にあてながら熟成させると、ホームメードのグルカンドが出来上がる。
肌のトラブル、汗疹などに、グルカンドをミルクと一緒に摂取する
グルカンドは、年齢の割りに体重が少ない子供や妊婦にとてもよい。真夏、体から熱を取り除く。ミルクと一緒にグルカンドを摂取すれば、痔、胃酸過多、肌のトラブル、はしか、熱によい。特に、汗疹の場合は、グルカンドを食するのがとてもよい。また、グルカンドは頻発する扁桃腺炎にはとてもよい。<ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳>
※グルカンドは、朝一番に食するのがもっともよいとされています。
まはコメント:インドで夏といえば、うちの子供は汗疹がひどい。そんなときには、グルカンドを毎朝、ミルクと一緒にあげている。意外だったのが、扁桃腺炎に、グルカンドがとてもいいという話。扁桃腺炎とは、胃熱が原因だったんですね。胃の熱はグルカンドが取ってくれるんです。暑い夏になると、皆さん、夏バテ気味です。夏バテの症状として、とにかく食欲がない。何を食べてもおいしいと感じない・・・。これ、典型的に胃熱で胃が疲労して、疲れている状態ですので、グルカンドなどで、胃熱を取り去ってあげると、胃が元気になり、食欲が出てくる→体力が、元気が出てくると、こういうことだと理解してます。
バラとスキンケア
…多汗症の場合は、バラの花びらを食する。「グルカンド」はバラの花びらより製造され…ミルクと一緒に摂取すれば、痔、胃酸過多、肌のトラブル、はしか、熱によい。特に、汗疹の場合は、グルカンドを食するのがとてもよい。… …グルカンドは、抗生物質を摂取した後、ガン治療をした後、強い日差しを長時間浴びた後などに、とてもよい…
インド伝統のグラブ(ローズ)と夏の強壮剤「グルカンド」
バラの強壮剤グルカンドと体のヒート(熱)
バラの花びらからローズウォーターを作る