質問：ケミカルヘナで黒髪にした髪をヘナで明るくできる？
質問： はじめまして。相談がありメールいたしました。 去年の７月上旬にケミカルヘナで髪を黒にしました。(情けないことに黒にするにはケミカルヘナだとは知らずやってしまいました。。。) それから9ヶ月ほど経ちましたが、また髪を染めたくなってきてしまいました。色は黒ではなければ何色でもいいのですが、一度、黒に染めてしまったので、やはりヘナでは染まりにくいのでしょうか？？
ケミカルヘナするくらいなら、ヘアダイのほうがいい？
いまどき、まだ、ケミカルなヘナ（酸化染料など、ヘアダイ成分配合のヘナ）がまだあるんですね？知らなかった…… ケミカルなヘナをするくらいなら、ヘアダイでいいのではないかと思います。 とういうか、ケミカルヘナするくらいなら、ヘアダイのほうがいい？？と思ってしまいます。
ケミカルヘナは、ある意味、ヘアダイより危険？
ケミカルヘナは、ご自分でする場合は、ある意味、ヘアダイより注意が必要です。 なぜなら、ヘナということで安心しきって、髪に長く放置してしまうんです。 ケミカルなヘナで、仮に薬品（主にヘアダイ成分）の配合が少ないにしても、それを１時間～とか、頭の上にのせておいたままにすると、逆にヘアダイより有害な場合があるんです。
ケミカルなヘナの場合、ケミカルな力で早く染まるために、通常、使用方法に、２０分とか、３０分とか、正確な時間はケミカルな配合量によって違うと思うんですが、短時間で洗い流すと書いてあるはずです。インドで売っているケミカルな成分配合のヘナの中には、ほとんどへアダイのような製品があり、１０分で白髪も真っ黒です（結構な量のジアミンなどの酸化染料が配合されていると考えられる）。
いずれにしても、ケミカルなヘナは、短時間で、指定の色、たとえば黒などに白髪が染まったりするんですけども、ヘナだから大丈夫かなとと気分的に過信して、１時間以上放置して、気分が悪くなったという例がありました。頭皮、桂皮は吸収がとてもよいので、薬品が少量配合さえている製品であっても長時間、髪や頭に放置は大変に危険な場合があり、だから、ケミカルヘナは、所定の時間できっちりと洗い流す必要があるのですが、使用方法には、たとえば２０分で洗い流すとは書いてあるが、それ以上はしないでくださいとは書いてないと思うんです（正確には使ったことがないのでわからないんですけども、そう予想してるだけ）。でも、実際は、所定時間以上、放置すると、ちょっとやばい……。それはヘアダイを１時間、髪に放置すると、かなりやばいなと思うのと同じ理屈です。
また、Ｇ社が４５分で染まると、早染めだとして出していた製品も、結局は薬品がかなり使用されていたことが判明し（Ｇ社の説明では量は多くないとのことでしたが、まはの見解では、そこそこの量ですね）、リコールになってしまったわけなんですけども、結局、４５分など短時間で、「一回目」から、白髪を黒やダークブラウンに染めるには、どうしても薬品の力を利用しなければなかったわけなんですが、この製品、４５分早染めもヘナだから大丈夫と、たとえば２時間とか髪、頭に塗ったまま放置したら、これはかなりよくないと、Ｇ社があとで公表した薬品の配合量から推察できるんです（怖。。
Ｇ社の説明では 「……ヘナスーパーの２色に ピクラミン酸という物質が0.17～0.43％混入していることが判明致しました。」とのことなんですが、ピクラミン酸０．２％というのは、かなりの量なんですね。ヘナより濃く染められる、結構な量です（上の写真参照）。これを頭に１時間以上、放置したら、人によっては気分が悪くなる人もいるでしょうね。。。要するに、どれだけの時間、頭の上に乗せているかの問題。この配合量でも、短時間ならまだましですが、長時間に頭に放置になると危険になるとも考えられる。頭皮は吸収がいいのですから。
ケミカルヘナで黒髪にした髪をヘナで明るくできる？
質問： (ケミカルヘナしてから）9ヶ月ほど経ちましたが、また髪を染めたくなってきてしまいました。色は黒ではなければ何色でもいいのですが、一度、黒に染めてしまったので、やはりヘナでは染まりにくいのでしょうか？？
言っている意味を間違って理解していなければ……白髪のない黒髪をヘアダイなどで茶髪などに染め、それをケミカルヘナで黒髪に戻して………９ヶ月もたてば、かなり髪が伸びてきますので、ケミカルヘナを使っていない部分もかなりのびてるはずです。その部分も黒髪ですね。 ケミカルヘナで、つまり酸化染料のヘアダイなどで黒に染まった部分も、黒髪とほぼ同等に考えます。
ヘナで黒髪は、ヘアダイのようには染まらない
全部の部分を、染めたい、ケミカルヘナで黒髪に戻した部分と、もともとの黒髪、これを明るめに染めたい………ということで、黒以外が希望ということでしたら、 ヘナは黒髪には染まりませんので、黒以外に染めたい方はヘアダイを使うしかありません。 ヘナで黒髪は染まらないのですが、その正確な意味は、「ヘナで黒髪は、ヘアダイのようには染まらない」ということです。 ヘナカラーとは…黒髪のヘナカラーの染まり方 こちら、ご参照ください。
ケミカルな製品は長く続けられない………
黒髪を重たいから明るくしたいと、でも、薬品はいやだから、ヘナで黒髪を明るくされたいと……、あるいは、天然のもので髪を明るくしたいと……。。。気持ちはわかりますが、でも、無理なんですよ、やっぱり。できないものはできない。髪の色をかえるというのは、洋服をかえるようなわけにはいかないんです。それはどちらかというと、インドの女優さんの間ではやっているお肌の脱色ブリーチに近いものがある。インドは色が白いほうが綺麗だと好まれるんです。ところが土地柄、どうしても肌の色が濃くなってしまう。太陽がいっぱいですからね。そこで、女優さんは画面に映る関係で顔だけでなく、全身を脱色し、色白にします。これが結構危険。しばらくはいいのですが、ある期間をすぎると、顔は化粧なしには出られないほど、しみだらけになってしまう。
やっぱりケミカルな薬品で綺麗にとりつくっても、長くは続けることができないんです。髪も一緒……あんまり薬品を使いすぎると、染める髪自体がなくなっちゃうことだってあるし、そもそも、体に吸収されてしまう……長い目で考えると背筋が寒くなる。。やっぱり、自然な美しさが一番安心です。
