ヘナの安全性

ヘナに混ぜられるのは薬品だけではなかった!乾燥牛糞が混ぜられると臭いヘナになる

ヘナを製造する際、いろいろな混ぜ物に注意しなくてはなりません。薬品だけに注意していればいいかというと、とんでもないのです。自然由来の混ぜ物もいろいろとあって、特にヘナ不作の年は神経がピリピリしてます。

乾燥牛糞

ヘナ不作=収量激減時における混ぜもの……牛糞や砂について

収穫されたばかりのヘナの葉が詰まった麻袋の前で、今、まはが何をやっていると思います? 結構、真剣にヘナの葉の匂いを嗅いでるんですね。何をかぎわけているかというと、まず、牛糞が混ざってないかを確認しているところなんです。実は、ヘナの葉には、よく牛糞が混ぜこまれます。牛糞は暑いソジャットではすぐにカチカチに乾燥し、ほぐすと細かくなり、ヘナの葉にからみついて重みを増すことができるのです。特に、ヘナが不作の年、収量が減って価格が高騰してきますと、ヘナは重量で売買されるため、重みを出すために、砂や乾燥させた牛糞の粉末を混ぜ込む農民が出てくる。砂はあとで工場で取り除けますが、牛糞はたちが悪く、一度混ざると、臭みがヘナの葉にしみついて離れないのです。だから、まはは自分で一々、麻袋をこうして嗅ぎ分け、少しでも匂うものは一切手を付けないし、現地の委託工場のスタッフにも、ヘナの大袋開封の際には、牛糞の匂いがしないかを確認するように、お願いしているんです。

ヘナが臭いという場合、乾燥牛糞の粉末が原因である場合もあり、牛糞は最悪で生臭く、その臭いは耐えがたい

正直、一番怖いのが牛糞。

正直、一番怖いのが牛糞。パリパリに乾燥させた牛糞を細かく砕いた粉末が混ざってると、後になってヘナするときに、あれーーー臭い臭い!水に溶けると、たまらなく臭くなるのです。臭いのヘナの正体は牛糞ですので、かなり神経使います。乾燥していると匂いが控えめで判別が難しいため、ちょっとでも怪しい匂いがしたら却下!写真はソジャット公営のヘナ市場ですが、ここでも、ひたすら匂いチェックばっかりしてます。

牛糞はインド文化……現地では、牛糞には意外と無頓着、それは神聖なものだから?

牛

実は、現地でヘナビジネスをやってる人たちも、この「牛糞」には意外と無頓着なのです。そもそも、彼らにとっては、牛糞は生活必需品。一昔前までは、牛糞を集めて、床や壁に塗っていたんですね。これは、インドの伝統で、牛の体から出るものはすべて神聖で、牛の尿はもちろん、牛糞までも、全部、ありがたく活用するのがインド・ヒンドゥー文化。だから、牛糞の匂いにあまりにも慣れているために、臭いと感じないし、また、逆にいいじゃないかくらいにしか思っている?だから、ヘナに砂は問題だが牛糞が混ざっていることは気にしない?と思ってしまう……。

牛糞はインド文化……現地では、牛糞には意外と無頓着、それは神聖なものだから?

牛

ヘナの葉の入った麻袋を運搬する牛車(写真)は今も現役。ヘナの産地ソジャットには、いたるところに牛がいるし、牛がいれば牛糞がどこにでもあるわけなんです。そこに牛糞があった……神聖なものだし、ついつい混ぜたくなる、なかには実際に混ぜちゃう農民もいる……。仮に牛糞が混ざっていたとしても、大きな害はないとは思いますが、匂いが………生臭くなります。。。。。


ヘナの安全性

ヘナの収穫から粉末化、パッキング工程、箱詰めまで………。 ヘナがあたなに届くまでのお話をちゃんと語れるからこそ、皆さんに自信をもってオススメできるのです。

ヘナ遊