アーユルヴェーダなハーブで歯磨きデンタルケアー

アーユルヴェーダ・デンタルケアー

歯と歯茎は、人間の体のなかで、ある意味、省みられていない箇所でしょう。歯は魅力的に見えてほしいだけでなく、健康でもあってほしい。健康な歯は体全体の健康にも影響を与えます。ロヤタ博士は、歯の歴史を教えるときに、「人類はかつては完璧な菜食主義者で、生の果物や野菜だけを食べていた。」と言いました。太陽に料理された食事がダイエットだった訳で、だから、歯や歯茎に特別なケアーをする必要がありませんでした。ところが、やがて、人類は、スパイシーで、肉類、調理した料理を食べ始めたために、歯の不調を招く事になりました。

歯の病気発生の原因は・・・WHOの調査結果は、人間の歯の不調の度合いは食週間の変化によるものだと結論づけた

１９６８年に、ＷＨＯが人類全員の健康運動を始めたとき、歯の健康について、幾度となく調査研究がなされ、人間の歯の不調の度合いは食週間の変化によるものだと結論づけています。欧米文化とその教育が定着し、産業が成長し、塩素による水の浄化が始まった結果として、歯の病気が目覚しく増加したのです。

油っぽく精製された食品、過剰な砂糖、ソフトドリンク、チョコレートや菓子類、ファーストフードと不規則な食習慣、哺乳瓶による授乳などなど、これらすべてが若い頃より歯の問題を生じさせています。もし乳児が寝ている間や寝る前に哺乳瓶でミルクを与えられれば、口の中で雑菌が繁殖します。これは、ミルクを与えた後、別の清潔な哺乳瓶に水を入れ乳児に与えるなど、ちょっとした注意で歯を雑菌の繁殖から守ることができるでしょう。あるいは、ちょっとした癖、例えば、何でも口のなかに入れてしまうような、鉛筆やボールペンを食わえたりすることで、歯の保護幕が破壊され、炎症を引き起こします。氷を歯で噛んで割ったりすれば、歯のセメント質が欠け落ち、歯茎が弱り、歯の不調に繋がっていきます。あるいは、大変に熱い飲み物を飲んでも同じことが起こるでしょう。また、口で呼吸する人がいますが、口で呼吸すると口を保護している唾液の保護幕が干上がって、歯と歯茎を守っている仕組みが破られてしまいます。あるいは、減量などのために、酢やレモンウォーターを空腹時にとれば、歯のエナメル質が破壊されもろくなります。さらに、現代は、歯にとって、さらに望ましくない習慣が出てきました。それは、甘いものを噛み続けることです。歯を悪くする原因となっています。

歯は乳児が６ヶ月になると乳歯が生え始めます。２年半の間に、２０本の歯が生えます。歯はすべて唾液と呼ばれる液体のなかで歯茎から上がってきます。唾液は歯を掃除し、エナメル質を守って雑菌を殺します。唾液が健康であることこそ、健康な歯を保つ秘訣なのです。唾液は、唾液腺を通じて、血液によって保たれています。血液に必要なすべての材料があれば、健康な唾液が分泌されます。唾液は弱アルカり性で、歯と歯茎を清潔に保ちます。唾液は無臭無色透明、粘り気があります。この状態の唾液なら、口臭の問題も起こらないでしょう。しかしながら、血液の成分が乱れたり、血液が不浄であったり、排泄システムに不調があると（大便小便発汗など）、毒素が血液中に集って、不快な臭いのする息となります。不自然なダイエットや悪い習慣が自然な歯の保護幕を破って、歯の問題を発生させるのです。

アメリカでは歯磨きペーストや歯ブラシが他のどの国よりもよく売れているのに・・・

アメリカ人の歯は世界で最も非衛生的な状況

著名な病理学者ボイド博士によると、「病は４つの要因に起因する炎症より始まる。単純な怪我、冷熱の影響、薬剤、伝染性、疫病的な影響である。」自然療法の専門家たちは、四つ目の影響については同意していません。４番目の影響は、最初の三つに起因しています。この４番目の影響が独立した地点を持っていないのに、現代医療は、あたかも、伝染性な要因が主要な病の原因として、システムを組み立ててしまったのです。そのため、歯医療の問題は、ますます混迷を深めることとなってしまいました。

ある有名なアメリカの歯科医は、アメリカでは歯磨きペーストや歯ブラシが他のどの国よりもよく売れているのに、アメリカ人の歯は世界で最も非衛生的な状況にあると言っています。つまり、歯に残された食べ糟に菌が繁殖するということだけに囚われているのです。その歯科医は言います。「友人たちよ、血液からの栄養は、綺麗な血液を運ぶ毛細血管を通じて歯の根っこへもたらされる。同様に、頭脳も歯の衛生に関する情報を歯の根っこにある神経を通じてキャッチする。このようにして歯の衛生は自然にケアーされるのだ。汚れや毒素は毛細血管から不浄な血液として運び出され、また他のルートより排泄される。このように自然は素晴らしく組織化されているために、人間以外のすべての動物は健康で強い歯を持っている。だから、野生の動物の歯科医や薬局などないのだよ。」

＜まは訳：ドクター・ジェインのハーブブックより＞