ヘアマニキュアしていると、ヘナの成分が浸透しにくい
質問:白髪が目立つようになったので、市販の、ヘアダイで根元だけ染めました。でも、白髪の染まりが悪かったのでマニキュアで週一回程度染め直していました。それでも、白髪の染まりは悪かったし、もともと、化学染料に不安があったし続けていきたくはありませんでした。それでヘナをしたところ、生え際に白髪が目立ってきていて、その部分だけが明るい茶色に染まってしまいました。
髪の毛の表面をコーティングするヘア・マニキュアしていると、ヘナの成分が浸透しにくい
ヘア・マニキュアは髪の毛をコートするもので、髪の毛の外に付着し、色をつけるものです。爪にマニキュアを塗るのと同じように、髪の毛にも塗って付着させています。もし、へナをするのなら、へア・マニキュアはオススメしません。マニキュアが髪の表面をブロックするために、髪の毛の中までへナが辿りつかず、へナ染めが上手くいきません。表面が、コーティングされている。髪の毛の表面がプラスティックのような事になっているので、ヘナが定着しないのです。
でも、このマニキュアがとれた状態ならば、問題なく染まると思います。通常、白髪の人が根元を白髪染めで染めたとします。 その場合、その上からへナをすると、問題なく白髪も染めたところも染まります。ですが、マニキュアは別です。髪の表面をコーティングしているので、へナが中に浸透しづらいはずなんですよ。今回は、仕方がありません。知らなかったのですから。 これから、マニキュアは髪を傷めず色をつけることが出来ますが、マニキュアされた髪はシャンプーの度に剥がれ落ちる。そのとき、髪のキューティクルも一緒にはがしてしまいます。
さて、どうしましょう?マニキュアにしても、ヘアダイにしても、化学的なもの。これを長期にわたって使用しつづけることで、どれだけの影響が髪と地肌に出てくるか?その影響を考えたら、一時的に、生え際が違った色だとしても、これも、あくまで一時的。とにかく、せっかくヘナで自然なかたちで髪のお手入れをしようというところまでたどり着いたのですから、ぜひ、このままヘナを続けてほしいと思います。一回では、オレンジ色や明るい茶色にしかならなかった色も、生え際の白髪が目立つところだけを重点的に、何回かヘナを繰り返すことで、色が暗く染まり始め、違いが目立ちにくくなるはずです。しばらくの間、何回かヘナを繰り返して、様子をみたらどうでしょうか?