剛毛・くせ毛で、ストレートパーマをかけ、化学染毛剤で茶色に染めつづけていたら…

質問：私の髪は剛毛・くせ毛で、ストレートパーマをあて茶色に染めて、それを長年２ヶ月交替でくり返していました。でも、髪と頭皮にとってはとても過酷な事だったのでしょう。ストレートパーマがとれて本来の髪質が出てくると、パサパサの艶なしになって、太さも細くなってきて焦りを感じていました…それで数ヶ月前から普通のシャンプー、リンスをやめ、界面活性剤のない自然派のものへ変えてみたのですが、効果はあまり感じられません。自然のハーブなどで、ヘアケアしてみたいのですが、へナは黒い髪には色はつかないんですよね？今までの様に明るい茶色のサラサラストレートにしたいのですが、もう髪の傷む事はしたくないのです。何か良い物や方法がありましたら、教えていただけますでしょうか。

へナは、黒い髪にどういう色素作用するかというと――

へナ自体は赤・オレンジ系の色がもともとの色素です。この辺の事はへナサイトの方にも載せている事になるのですが、、、例えば、想像してみてくださいね！

◎茶色の絵の具をパレットの上に出します。
その上に赤色の絵の具を出して混ぜて下さい。何色になるでしょう？
◎黒色の絵の具に赤色の絵の具を混ぜたら？

まず、上に書いた例をよく想像してください。そうしたら、なんとなく色味のフィーリングが分かりやすいと思います。

実際にどのくらい黒い髪なのかは見ていませんからはっきり言えないです。ですが、ほとんどの場合黒色に赤やオレンジを1度混ぜても、よく分からない色味が、数回、重ねる事によって美しいワイン系の色味が出る場合があります。剛毛でくせ毛の人が、ヘナを使用した場合にとても綺麗な色に変身しました。置き時間が長ければ長いほど色がはっきりとしやすいので、ヘナする時は、最低５～６時間置くといいと思います。

色味を重視したいのだったら、１週間に１回へナ染めを３回くらい続けるといいです。１回目だけ、長く置いて、その後は３時間～４時間くらい。（１週間に１回のへナ染めをする場合、はこういう方法もあります。↑）

でも、大抵の方の場合は、めんどくさいなどの理由で１ヶ月に1度ヘナ染めをして、最低5～７時間は置くというふうにされる方が多いです。といううわけで、黒い髪の人の初めてのヘナ染めの場合は、最初に何度かヘナ染を繰り返す事で、赤味が増えます。お気にいりの色に近づくように自分で何度かトライするといいですよ。

注意）新しく伸びてくる髪の毛は黒いけど、今染めているところが明るい。これは、髪の毛に色の差がもともとある状態です。私が、上で最初に説明したのは黒い髪の毛の人用というカンジですが、すでに毛染めされているので、ヘナ染めの仕上がりは、髪の毛先の方が、根元の色に対して明るくなるかもしれませんね。でも、これは当然の事です。ヘアスタイル全般のバランスから言っても、髪の毛先が明るくて、根元が少し暗い目に見えるのは普通の事ですから、はっきりとした差が無い場合は、毛先の方が明るくても気にしなくていいですよ。ヘナの場合は、何度でも染める事が出来ます。もともとへナはトリートメント効果があるからです。

ヘナの使用感を楽しめる為に

ヘナは色々と応用できるのですが、さっきも言いました。トリートメントとしても使用できます。

短い時間の放置では（３０分～１時間）染まりにくい人の場合、ほとんど色はつきません。ですが、回を重ねる毎に髪の傷んだ部分がヘナ成分で埋まっていくので、ピカピカのサラサラした質感になりやすいです。ただし、くせ毛の方の度合いにもよるかもしれません。チリジリのクセがある場合は、サラサラの髪質であってもちじれているので、サラサラに感じない事があるかもしれませんが、髪は実際にピカピカします。このピカピカは、オイルを入れると一層よくなります。

ユーカリオイルは特にオススメしたいオイルです。ヘナをすると、頭に持っている熱が上昇します。この熱をクーリングダウンさせるのにもとても良くて、ユーカリの香りもすーっとした爽快なモノなので、ヘナを頭に塗っている間にヒーリング効果があります。このオイルは、塗る直前に３～５滴ほどしかペーストの中に入れませんがこの３～５滴が大きく違います。