ヘナの花
インド薬草研究所のヘナ
インド薬草研究所にて、テスト栽培されているインディゴの状態を視察に行った際、ヘナの花が咲いていると教えてもらった。薬草研究所の構内には、インドの各地から集められた数多くの薬草が植えられているが、ラジャスタンのヘナも植えられている。
ヘナの品質は土地が違うとどうなのか?
薬草研究所の土地は、マハラシュトラ州の、マディアプラデッシュ州との州境にある。マディアプラデッシュ州では、ヘナの商用栽培も行われているため、薬草研究所でも、良質なヘナが生育する可能性はないとは言い切れないが、薬草研究所の所長=ジェイン氏(ジェイン社の社長さん)によると、良質なヘナには、ラジャスタンのような半ば砂地のような荒れた土地が向いているかもしれない点が一つ、さらにラジャスタンのように、猛烈な高温が適切なのかもしれない点が二つめの条件としてあるかもしれないとのこと。現在、試験的に栽培しているヘナを粉末化してくれるそうだから、それを試してみようと思う。
ちょっと悲しい話
話しは、ヘナの花から逸れてしまうけども、薬草研究所で目撃した、ちょっと悲しいできごとを、どうしても、ここに記しておきたくなった。 その日、薬草研究所で、ジェイン先生がこちらにいらっしゃいと、付いていくと、そこに一頭の牛が横たわっていた。聞くところによると、後ろ足の具合が悪くなって、立ち上がれなくなったのだという。 ジェイン先生は、聖水にチャンパカの花を浸し、その水を牛の頭に落とし、祈りの詩をささげながら、牛を清めている。
この牛は、もう先は長くない。立てなくなった牛は、生きながらえることができない。 いままで、この薬草研究所の構内で、荷物運びをしていた牛に、感謝の詩をささげるように、ジェイン先生は、祈りの詩をささげていた。
ここは世界が違う
牛は、愛くるしい目でこちらのほうを見ていた。大勢のスタッフが、真剣なまなざしで牛のほうを見ている。ここは、世界が、ほんとに違うんだなと、そのとき、実感してしまった。 まはは、牛の肉は決して口にしない。昔からインドでは、牛は大切にされ、まるで家族のように扱われてきた。家族を切り刻んで、食べる人間など、どこにもいないはずだ。そして、まはにとっても、牛はとても大切な家族なんだ。(そのとき、カメラはもっていたがシャッターに指先を置くことすらできなかった)
ヘナの写真 2
ヘナを収穫する女性
ヘナを収穫する女性
ヘナの収穫
ヘナの収穫2
ヘナ畑と少女
ヘナの写真
ヘナの写真
ヘナの運搬
ヘナの葉の目利きの写真
ヘナ写真集・ヘナ畑で
ヘナの花
ヘナの花の季節は?年に一回?
ヘナ/ヘンナの写真・今年のヘナの作柄は雨次第……?