ヘナの葉の目利きの写真 2006年10月インド・ラジャスタン・ソジャット
ヘナ市場にて
ヘナの収穫の季節になると、ソジャットのヘナ市場は大忙しだ。ヘナの葉が農園で麻の大袋に詰め込まれ、次から次へと牛車などで市場に運び込まれてくる。そこではバイヤーたちが待ち受けているわけだ。牛車が到着するや、麻袋に穴を開け、ヘナの葉を少し取り出して麻袋の上に広げてヘナの葉の目利きをしている。
やにわに、一人のおじさんが、ヘナの葉が詰まった麻袋を地面に下ろすと、麻袋に手をぐぃっと押し込んだ。「何をしているの?」ときいたら、ヘナの葉にどの程度、砂分が混ざっているか、手の感覚で確認しているのだという。その次に、おじさんは、一掴み、ヘナの葉を取り出すと、手で、もんでいる。手の平でヘナの葉の状態、さらに砂分、不純物などの混ざり具合を確認する・・・目利きの一行程なのだそうだ。
おじさんの手の平の上のヘナの葉を覗き込んでみると、結構な量の砂分が混ざっている。無理もない。あのヘナの葉の刈り取りを見たことがあるなら、なるほどね、と、砂分、土分が混ざるのも無理はない。で、バイヤーとしては、できるだけ、砂分の混ざっていないものを買いたい・・。理由は砂分までお金を払いたくないからだ。特にヘナが不作になると、農民は土をヘナの葉に混ぜる。そうして、重みを出しているわけだが、バイヤーたちも、そのへんはこころえているわけなのだ。
バイヤーが心配しているのは、土の分まで余分にお金を払いたくないって聞いたら、えっ!と思ってしまうかもしれない。でも、ヘナ工場では、余分な土砂分は見事に取り除かれてしまう。だから、あまり心配はいらないのだ・・・とはいうものの、インドの工業規格で、良質なヘナの定義として、土砂分が8%未満であること、とある。これはつまり、土砂分は8%未満程度、混ざっているってことですよ・・・あはは、皆さん!ヘナを頭に塗るときには、ソジャットの土も8%未満ばかり塗っているってことなんです。
ヘナの写真 2
ヘナを収穫する女性
ヘナを収穫する女性
ヘナの収穫
ヘナの収穫2
ヘナ畑と少女
ヘナの写真
ヘナの写真
ヘナの運搬
ヘナの葉の目利きの写真
ヘナ写真集・ヘナ畑で
ヘナの花
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