どんなヘナがいいの?ヘナの質について
ヘナの本場インドから本物のヘナが消えた??!
ヘナを溶かしたら緑色の点々(上の写真、A枠、B枠内)が現れた! 人工着色料?緑砂?添加物を施されたヘナは太陽にさらすと緑の斑点が光るより
よく聞かれる質問に、インドのお土産で、お店でヘナを買ってきましたが、これはよいヘナでしょうか?というもの。そんなとき、ちょっと微妙な答えになります。せっかくお土産に買ってきた・・・でも、すばらしい緑色・・まるで色粉を入れたかのような・・・・・・ような、でなくて実際に入れています。
ある有名メーカーのヘナにキラリと光る緑色の斑点
これが現実。 インドの、とある有名メーカーのヘナを調べたら、案の定、薬品が配合されていた→ ヘナペーストにキラリと光る緑の斑点……これがヘナに添加される人工着色料のダイアモンドグリーン!?より。
ヘナの本場のはずのインド・・・でもインド女性は、ヘナの違いがわからなくなってしまった!
インドでの事情は、『まはの知る限り』という前提でのお話しですが・・・インドの『市販』で入手できるヘナは、ほとんどが二級品三級品で、しかも、大なり小なり何らかのケミカルが混ざっており、ヘアダイ、色粉、なんでもござれ、という感じなんです。早い話、インド市販のものは、綺麗な緑、フレッシュかと思いきや、色粉を混ぜて人工的に緑色にしているモノで、まはは使いたくありません。
まはがヘナを最初に教えてもらったインドの女性はヘナの産地、ラジャスタンに隣接する、ヘナの総合市場、ヘナの工場がたくさんあるグジャラート・・ヘナの本場出身の女性だったのですが、彼女が嘆いていました。近頃は、まったくよいヘナが入手できなくなったと・・・。 なんで、インドで、こんなになってしまったのかというと、たぶん、インドの人たちは、ヘナのことがわからなくなってしまったからだと思います。
インドのヘナは薬品が添加されている可能性が高い
質問: ヘナにピクラミン酸という薬品添加物が混ぜられていることがあるそうですが。。。
インド女性が、ヘナを教えてくれと、まはのところにヘナを習いにきて、ヘナを分けてくれと、やってくる・・・・・インドもここまで来たかという感じです。
その背景には、インドで急速に進むアメリカ化があります。テレビの宣伝で、ケミカルでお手軽に染まるヘアダイが流されると、アメリカへのあこがれが強いために、みんなして使い始め、ヘナという伝統的なものを捨ててしまったんですね。いえ、確かに、昔ながらのやり方を守っている女性もいるとは思うのですが,、時代の流れは、やはり、ヘアダイ、あるいは、せいぜいが、ヘアダイを配合してお手軽に短時間で染まるヘナなのです。
便利で安価な製品が本物を駆逐した
そんなわけで、安かろう、よく染まろうということで、質の悪いヘナにケミカルを混ぜたものをヘナだと思いこんで、それを使っているのがインドの現状です。本物のヘナを使うと、何これと、、染まりがとても悪いわよ!ということになっちゃってる。そのうち、だんだんと、ヘナも使わなくなってきて、みんなヘアダイにしてしまう・・・・もう何が良いヘナか、違いがわからなくなっていくうちに、市場から本物が少なくなってきた。本物の品質よりも、安かろう、お手軽だろう、面倒でなくって簡単にやれる、時間がかからない・・・そんな便利な製品が、品質がよい、でも値段が高い、手間がかかる・・・そんな不便?な本物を駆逐してしまったと、そんなことでないかと思います。悠久の時間が流れていたはずのインドも、いまではすっかり様変わり・・・みんな金金とお金を追い求め、とても現実的かつ現代的に・・そう現代人はとにかく(お金稼ぎに) 忙しいですから、手間いらず、お手軽さ、便利さが大切になり、やがて本物が市場からなくなってしまったんでしょう。
どんなヘナがいいの?ヘナの質について/おすすめのヘナ解説
ヘナ100%のものをしてヘナと呼ぶ
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質問:シャンプータイプのヘナで面倒でなく白髪を染めたいのですが…
ドラッグストアのヘナが果てしなく臭くて憂鬱な気分に・・加えてヘナ面倒臭い!
質問:ヘナのペーストの色が緑だったり赤茶色だったりしますがどうしてですか?