現代の迷信・石鹸神話「石鹸や石鹸シャンプーは本当によいもの?」

石鹸シャンプーに満足できず、ハーブ洗髪をしてみたいのですが・・・

質問:石鹸シャンプーも仕上がりに満足がいかず、続きませんでした。ハーブ洗髪をしてみたいのですが・・・。現在、私は合成シャンプーを使用したあとに、シリコン入りのオイルを髪に塗っています。毎日洗っているのに頭皮が臭くて痒いです。シリコンオイルを塗らなかったら、髪がすこしぱさつきます。髪も傷んでいるのでヘナを使用したほうがいいでしょうか?

シリコンオイルで地肌もコーティングされてしまうのでは?

まは: まず、大事なのは、髪がバサつくのは、髪が傷んでいるからだと思うんです。だからといって、シリコンオイルを使いつづけるのも・・・シリコンはケミカルで、髪をコーティングしてくれるからさらさらになるんですけども、たぶん、頭皮、地肌も一緒にコーティングしてしまうのでは?と心配です。

現代西洋流ヘアケアでは、髪にばかり焦点をあてている

まは:皆さん、ヘアケアというと、どうしても髪にばかり焦点をあててしまうようです。農作物でいうと、地上に出ている部分だけを見て、そこにだけ何かをして、仕上がりをあげようとか、見た目をよくしようとか、収穫をあげようとかしています。あるいは、収穫された果物に、やっぱりワックス(シリコン系?)などをかけて、見た目をよくすることにお金をかけていますよ・・・。

でも、作物は、見えている部分だけでないんですね。根っこがあるんです。だから、有機農法では、よい土壌つくり、これから入るわけなんです。土がよくなると、地上に見える部分、作物がとてもよい出来になってくる。。このことを見落としてはいけないと思います。

ヘアケアの基本は地肌ケア

まは: だから、長い目で見たときに、ヘアケアの基本は地肌ケアだと思うんです。地肌ケアの観点からいうと、たとえば、地肌の呼吸を辛くしてしまうようなケア、地肌を傷めてしまう可能性があるような強いケミカルは、できたら避けたいですよね。。。。。

毎日洗っているのに頭皮が臭くて痒いです。シリコンオイルを塗らなかったら、髪がすこしぱさつきます。髪も痛んでいるので・・・

まは: 頭皮も臭く痒い・・土壌=地肌を傷めている兆候だと思うんです。ここは、まず、長い目の視点でものごとを考えたほうがいいとまはは思います。つまり、髪を傷めてしまうようなことをできるだけ避けること・・・・これです・・・えっ?楽しくないですか?そんなことを言ったら、パーマもあてらないし、ヘアダイもできないって・・・。

確かに、その気持ちはわかります。だって、巷を見れば、茶髪はごく普通のファッションですから・・。みんながやっている。金髪もありだしね。。。。現代のヘアケアは、とにかく見た目を変えること、これがヘアケアなんですから・・。リ○ゴのワックスみたいなもの・・・・

ワックスで見た目がピカピカで美しい?リ○ゴと、有機農法で素朴な 見た目のリ○ゴとどちらを選びますか?

まは: 片方にワックスでテカテカのリ○ゴがあって、片方に、有機農法の素朴なリ○ゴがあったら、あなたはどちらを選びますか?・・・人によっては、ワックスでテカテカで見た目がいいほうを選ぶ方もいらっしゃると思います。あるいは、見た目はちょっとばかりさびしく?(ちなみにまはにはそうは思えません。ワックスのリ○ゴはプラスティックのように見えて、逆に美しくないですけども・・・それはさておき・・・)ても、なんとなく自然で、素朴なほうを、こちらが美味しそう!って選ぶ人もいると思います。言ってみれば、これは個々人の皆さんの選択なんですね。まはは迷わず有機農法のリ○ゴを選びます。その傍らで、見た目の綺麗なリ○ゴを選ぶ人がいたとしても、まはは何もいいません。人それぞれ、個々人の選択ですから・・・。でも、素朴なリ○ゴをお買物カゴに入れているまはの傍らで、『あの~、どっちがいいんでしょうねぇ~?』と聞かれたら、まはは『有機農法のリ○ゴがいいに決まっているじゃないですか!』と答えます。

髪も痛んでいるのでヘナを使用したほうがいいでしょうか?

まは: 髪が傷んでいるからヘナを使用するという考え方でないんですね。まず、髪を傷めることからおさらばすることなんです。なぜなら、髪を傷める=地肌を傷めることなんですから。髪が傷んでいる→ヘナを使用する→ある程度よくなる→髪を傷めることをする・→ヘナをする・・・・・では、なかなかよい結果が出てくれません。ハーブだけでケアするときに感じられる頭皮、頭全体の爽快さを味わうことができないと思います。まはに言わせれば、ああもったいない・・・です。それはね、たとえて言うと、有機農業をやりながら、農薬散布をやって化学肥料も使う・・・もう、どっちつかずで、中途半端で、よい作物=髪は育ってくれない・・・・。だから、髪が傷んでいる→髪を傷めることをやめる→ヘナをする→髪と地肌がとてもよい感じになって、毎日が気持ちいい・・・・。こちらのほうがずっとお得だと、まはは思うんです。

まは: ヘナやハーブは、インドでは、よい髪がいつまでも生えてくれるようにと、そんなデイリーなケアとして使われ続けてきたものです。現代の西洋流のヘアケアの考え方を、見た目だけを重視するヘアケアのあり方 根底から見直す時期に来ていると思います。

髪も痛んでいるのでヘナを使用したほうがいいでしょうか?

まは:はい、まずはヘナしましょう!傷んでいる髪の場合、特にシリコン系のものを使っている場合、ヘナで髪がもっと傷んだ!・・・と最初は感じることもあります。ヘナは髪の表面にコーティングしているシリコンを取り除くようです。シリコンを取り除いて、その部分に少しづつヘナが入ってくれます。だから、最低でも、、3~4回はあまり間をあけずにヘナしてみましょう!

ヘナはコーティング剤をはがすようです・・・だから、最初辛いかも・・・

まは: 最初は、ちょっと辛いかもなーーー。特にストレートパーマをやっていた方も同じような感想を最初はくれます。ストレートパーマは髪をやっぱり傷めますので、シリコン系のコーティング剤で、サラサラストレートにしている・・・んですね。ヘナはそのシリコンを吸着、はがしてしまうようです。だから最初は一時的にもっとばさばさになって辛いかも・・・でも、続ける・・・工夫を重ねながら、遊んでみるんですね。 困ったら、聞いてください。

お便り: 石鹸シャンプーも試したことがありますが、合成より少しましな程度でした。

まは:同感。

お便り: 塩シャンプーやスキンケアは最初はとても調子か良かったのですが、長期的にやると肌 はかさつき、頭からは沢山フケが出るようになりました。

まは:同感。

お便り: 幼稚園の頃くらいは、合成シャンプーでも直毛でサラサラでしたが、大きくなるにつれ癖毛になり、髪はばさばさになりました。

まは:○メロンみたいなシャンプーで毎日シャンプーーー、そのうちに、やっぱり地肌がおかしくなってしまうのでは?と、まはは思うんです。洗髪の基本は、油を落としすぎないこと、洗い過ぎないこと。過ぎたるは及ばざるがごとしです。インドで、乞食多いです。乞食、風呂も入っていないのに、髪だけはつやつや真っ黒なんですね。ただ、シラミとか、のみいるかもしれないですけども・・・ところが私たちは、ケアのしすぎで、確かに清潔だけど、髪ぼそぼそ・・・ケミカルの使いすぎ?で、早期白髪の人が多いです。だから、そのままヘアダイをつづけてしまう・・・若いうちはファッションで、だんだん年をとってくると、あらら白髪が!で、延々とヘアダイを手放せなくなり、気が付いたら、髪細り、抜け毛に・・・。実は、まはにお便りをくれる方の相談の半数は、こんな感じのお便りなんですね。『(ヘアダイを使い続けた)・・・・おかげで近頃、ずいぶんと地肌が透けて見えるようになりました。悪いのはわかっていても、白髪があるのでやめられません・・・・ヘナでなんとかなりませんか?』そんなお便りを毎日のように読んでいるからこそ、まは、ここまで勝手に言い切っちゃうのです・・・。ただし、科学的な根拠や証拠を出せと言われても、わかりませんので、あしからず。あくまでまはの独断です。

お便り: ハーブ洗髪後はしっかり洗い流したほうが良いでしょうか?

まは: 石鹸シャンプーや合成シャンプーのように神経質になる必要はまったくないです。まず、ヘナです。ヘナを数回つづけてながら、合間合間に、ハーブ洗髪にチャレンジします。最初は、ちょっと試行錯誤でうまくいかないときもあると思います。でも、一回や二回の失敗に懲りないで、工夫しながら、やっていくと、必ず結果が出てきて・・・そうすると、ハーブ遊びが俄然楽しくなりますから!

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