石鹸シャンプーは頭皮がかゆくハーブシャンプーではかゆみがなくなったがきしみがひどい

お便り： 1週間ほど前からハーブシャンプーで髪をあらっていますが、日に日にきしみがひどくて・・・。1回目は地肌もさっぱり、髪もふわふわだったのですが。あわててヘナ（ヨーグルト、オイル多めで）を2日連続でしたら少し良くなりましたが、やはりちょっと仕上がりがごわごわしてるかんじです。シャンプーの配合を調節したほうがいいのでしょうか？ちなみに「香る髪」のレシピに作った粉にシカカイを少し混ぜています。ヘナをもっとやらないとこの状態から変わらないでしょうか？石鹸シャンプーで頭皮がかゆく、ハーブシャンプーは（頭皮のかゆみがなく）良かったのでぜひ使いこなしたい！！以前美容師をしていた事があり、ケミカルの恐さは身をもって知っているつもりです。せめて自分のできる範囲は安全なものを使いたいのです。使い始めの上手な乗り切り方、教えて下さい。ちなみに、私は細い　柔らかい　強めの癖毛（縮れるタイプでなく、波状の）　パーマ、ケミカラーは経験あり、なので、毛先は傷みがあります。量は多くないものの、かなりふくらむタイプの毛です。昔のカラーの段差をなくす為、インディゴ入りヘナをしています。今はとにかく、シャンプー中にからんでしまうのが困っています。

油切れ…髪から髪に必要な油が落ちてしまっている状態だと思います

まは：お便りを読む限りでの話しですが、どうも、髪から、髪に必要な油分が切れている・・・油切れの状態ではないかな？と思うんですね。

お便り：1週間ほど前からハーブシャンプーで髪をあらっていますが、日に日にきしみがひどくて・・・。

まは：どの程度の頻度で髪を洗っておられるかは、たぶん、毎日か、一日おきなどではないかなと想像します。でないと、日に日に髪がきしんでいくわけないですよね。たぶん、毎日、ハーブシャンプーで髪を洗っていて、日に日に、髪がきしみはじめて、ごわついている・・・・これは、油切れです、たぶん。髪には適度な油分が必要です。適度な油分が髪をしなやかにさらさらに保つ、髪に適度な油分があることで天使の輪もでるほど、髪が耀くと、こんなことなんです。

髪を清潔にするために、髪を毎日洗い、髪に必要な油を落としすぎ、いろいろと問題が出てしまう・・・早い話、洗いすぎになっている

まは： 現代のヘアケア方法は、まったくの誤った考え方に基づいています。これは、ヘアケアだけにとどまらず、実は、全部について言え、その一端が、ヘアケアに出ているだけなんですが、現代のヘアケアのどこが大きく間違っているかというと、それは石鹸から始まったんです。

汚れを落とすという、非常にもっともらしい、実は、誤った考え方

まは： 汚れを落とすという誤った考えに取り付かれてしまったため、毎日のように、合成シャンプーや石鹸シャンプーで髪を洗い続ける現代人・・・まさに、誤った考えに取り付かれ、誤った方法をし続けるために、問題は一向に解決しないんですね。

汚れを落とすヘアケアから、 汚れにくい髪を保つ、髪を清潔に保つヘアケアへ

まは： 髪を清潔に保つには、髪に適度な油分が必須なんです。適度な油分が髪を清潔に保ちます。そんなバカな？と思いますか？まはも最初、とても信じることができませんでした。でも、実際に、自分の頭で経験していくと、これが事実であることが…控えめにいうと、少なくても、まはの頭や、まはの子供たち、まはの友人たちの頭では、それが事実なんですね。すべては石鹸から始まった・・・清潔にしようと、石鹸でごしごしと綺麗に洗う、髪を石鹸シャンプー洗うことで、髪から油分が綺麗に落ちてしまいます。これは、髪を不潔にするだけでなく、髪の具合を悪くし、ごわごわにしてしまいます。石鹸で頭皮が不潔になりやすくなり、だから、中には、石鹸シャンプーで頭皮が痒いという人もいたりする…だって、まはもそうだったんですね、石鹸シャンプーで頭皮が痒くなった。

まは： インドで昔から言われていることは、髪は洗いすぎないこと、髪から髪に必要な油分を落としすぎないように髪を洗うこと、こんなことが昔から言われてきています。それは、石鹸シャンプーでなくっても、仮に、ヘナやハーブであっても、洗いすぎると、髪の調子を落としてしまうということなんです。でも、問題は、洗いすぎに慣れている現代人は、最初から髪を洗う頻度を落とすことができません。そんな場合は、ヘナやハーブで多少洗いすぎになったとしても、最初は、同時に良質なオイル分を補ってあげるんです。たとえば、椿油やココナッツオイルなど、髪に適度にオイルを補います。

石鹸→ハーブへの移行期は、うまくいかないこともある、だからちょっと辛抱してください

お便り： お返事ありがとうございます。 実は返事を待っている間にずいぶんきしみは軽減されちゃいました～！ でもお返事が来て嬉しかったです。 いろいろ相談できるのでがんばって移行期の使いにくさを乗り切ろうと思いました。

まは： 移行期は、なかなか思ったようにいかないことがあります。 石鹸→ハーブへの移行期は、しばらくいろいろと頭皮の事情が変化しますので、 一時的にフケが多くなったり、油で頭皮がべたついたり、髪がきしむ、ごわつく、 と、いろいろ出てきます。だから、多くの皆さんが、ヘナやハーブ、ああ、そう ね、いいかもね、でも、私にはあわなかったと、諦めてしまうんですね。 でも、実は、しばらく辛抱していれば、先があるんで、とってももったいないん です。だから、まはがここで、こうして、皆さんの質問に答えながら、途中で挫 折してしまわないように、ね、励ましているんです。先があるよと、きっといい 仕上がりが先に待っているから、諦めないで、続けてねと……。 そうして、ちょっとだけ辛抱して、とにかく続けていれば、なんとなく仕上 がりが少しづつよくなって、気が付けばいつも最高の仕上がりって、そんな筋書 きを描いているんです。

「私はシャンプーを毎日しない！今の若い人は禿げるわよ！」

お便り： 「汚れにくい髪を保つ　髪を清潔に保てるヘアケア」 そのとおりかもしれません。 大昔のヘアケアはそうでしたものね。（経験はありませんが・・・。） 先日お亡くなりになった美容の大家の女性が 「私はシャンプーを毎日しない！今の若い人は禿げるわよ！」 とおっしゃっていたことを思い出しました。 その方は９０歳を過ぎてもふさふさ、つやつやのロングヘアーをきれいに結い上げていました。

インドでも日本でも、昔から、「髪は洗いすぎないこと」と言われ続けてきた

まは： 人の頭、髪は、本来、何もしなくっても、きちんとやれるようになっているんで すね。その自然な働きを妨げないように、できるだけ少ないケアをするのが正し いケアなんです。それは過保護と一緒で、過剰な保護は逆に子供をダメにしてし まう…それは我が家の子育てのポリシーでもありますが、うちは最低限のケアを モットーにしています。で、話しをもとに戻しますが、そういう意味で、毎日髪 を洗うのは、洗いすぎ、正しくないケア、過保護なヘアケアで、髪をダメにして しまうケアなんです。洗いすぎは、髪がそれ自身で清潔に保ち、いい状態を保と うとする作用を妨げてしまい、結果、禿げてしまうと、美容の大家の先生は伝統に基づく経験で知っているんですね。インドでもしかり、日本でもしかり、髪は洗いすぎないこと、ずっと、そういわれ続けてきたんです。

（石鹸シャンプーをやめハーブシャンプーにしてから）頭皮のかゆみはなくなったのですよ！

お便り： （石鹸シャンプーをやめハーブシャンプーにしてから）本当に頭皮のかゆみは無くなったのですよ！頭皮スッキリです。ありがとうございます。でもシャンプーは（毎日洗うという）昔のくせも直らず（笑）１日おきのシャンプーです。以前は毎日（ひどいときは日に２回）洗っていたのでどうしてもまだ洗いたがりやさんです。少しづつ髪と相談しながら正常なシャンプー頻度にしたいです。

まは： その通りです。最初、移行期は、毎日、髪を洗ってください。洗いたいと思うと きが洗うときなんです。ただし、髪から油が落ちすぎますので、だから、良質な油を用意しておくこと。椿油でもいいし、ココナッツオイルでもいいし、オリーブオイルでもいいし、お好みのオイルをシャンプー後に少し髪にすりこんでおきます。 で、ヘナやハーブで髪を毎日洗っていくと、いつか、あるポイントで、ああ、今 日は髪をあらわなくっていいな、と、だって、髪、きれいだから、洗う必要がな いわと思えるポイントが来るんです。そして、少しづつ間が空いていくんです。 何ごとも自然体がベストです。ヘナやハーブなやり方は、ゆっくりとマイペース、自然体のまま、遊びましょう！