無添加天然の石鹸ハーブ・リタ ソープナッツ
リタには、学名:SAPINDUS TRIFOLIATIS と SAPINDUS MUKUROSSI の2種類がある。
まはがインドにやってきて、一番最初に出会ったのが、このリタ、ソープナッツだった。友人がこれが正真正銘、インドの石鹸なのだとプレゼントしてくれたのがきっかけだった。そのなんともいえない不思議な香り・・・その臭いを嗅いだとき、まはの脳裏には、味噌蔵を訪問したときのきの記憶が蘇っていた。そう、どちらかというと、まはにとっては麹味噌が発酵しているときの、あのなんともいえない臭いを連想させるような香りだった。
あとで、町のハーブ屋でリタなるものを購入してみたが、あのなんともいえない強い香りがしないので、おかしいなと思って、リタの実をプレゼントしてくれた友人に聞いてみると、まはにプレゼントしてくれたリタの実は、特別なものなんだと教えてくれた。
リタは英語でソープナッツと命名され、学名にもSAPINDUS TRIFOLIATISと、不可思議なラテン語に、サポニンらしき一字が入っているとおり、石鹸成分、サポニンが含まれている。リタのよしあしとは、この石鹸成分、サポニンの含有率に応じて決まる。彼がプレゼントしてくれたリタは、インド南部有機農園製で、半端な量でないほどのサポニンが含有されていたのだ。サポニンを計るにはいくつかの方法があるらしいが、そのリタは、鹸化価が200%という。まはもこの鹸化価の意味がよくわからないながらも、どうやらサポニンの値がかなり多そうなのは間違いない。インドでリタといえば、大抵の人が知っているが、昔から治金職人が、金を製造する過程で油まみれになった金を洗うのに、このリタを使ったということからも、リタはインドでは、石鹸として、かなり昔から活用されてきたのだと言える。
■インド南部有機農園製ソープナッツ(リタの英語名)の分析データ
1%水溶液のPH:5.08 油分15.02% 灰分3.39% 水分6.97% タンパク質30.5% 含有油分酸値87.01% 鹸化価値200% ヨード値61.07 非鹸化成分1.23% 粗繊維質15.26%
リタのサポニンと去毒作用果
リタのインドでの使用方法の主なものは、やはりヘアケアハーブとしてのリタだろう。リタに豊富に含まれるサポニン石鹸成分は髪から油をよく取り除くとされ、定期的に使用することで、抜け毛やフケを予防するという効用があると本に記載されている。使用方法としては、乾燥リタの実を粉末化し、それを一晩水に浸け置き、それを一旦沸騰させてから、室温に冷ましたところを洗髪に使用するということが記載されている。ただし、とあって、ここが味噌。乾燥した髪にはリタは使用されるべきでないこと。それがよく油分を分解取り除くために、もしリタを使用すれば髪はさらに乾燥してごわつき、絡み付いてしまうとある。だから、乾燥した髪にはかなり薄めのリタを使用すべきとある。
と、ここまでは、まはが納得できるし、一般的にそうだろうと思う。ただ、リタの使用方法のひとつに、蛇やムカデに指されたとき、あるいは、毒を飲み込んだときにそれを吐き出させるために使用するとある。毒を吸着してしまう作用、その点に着目して、もう何年も前になるが、南部農園の運営者たちが、インドの実験場に自分たちのリタを持ち込んで、農薬の吸着実験を行ってもらった。それがが以下の表だ。その結果によると、野菜の表面上から、実に90%近くの農薬を吸着してしまうという結果が出ている。ただし、実験結果をよく見ればわかるが、農薬とは、意外と野菜を水に漬け込むだけで、溶け出してしまうものだなと思う。ただ、水に浸け置くことで、野菜自体のよい成分、たとえば、ビタミンCなども溶け出してしまわないかな?などと余計な心配もしたりする。
昨今、女性たちの間で、ちょっとしたリタブームが起こっているようだけど、なんでも、リタ風呂に入ると、毒だしになると、女性達が言っているのを、インド雑貨のMLにてちらっと読んでみて・・・それで思ったのだが、なるほど、それは、以下のような実験結果に示されているようなリタに含まれるサポニンの性質なのかもしれない。虫さされに使用されてきたリタの、毒吸着作用が、毒だし作用と関係があるのかもしれない。
リタ(ソープナッツ)農薬除去実験結果
リタ(英語名ソープナッツ)パウダーをSGS INDIA LIMITED*によって以下の農薬と野菜における農薬除去の度合いの実験が行われ、結果が報告された。
*SGS India Limited Laboratory Services: 12/1 Ratna Co-op Society Tarbund X Roads, Secunderabad 500 009, India
検査対象にもともと含有されていた農薬量 | 検査対象から水に溶け出した農薬量 | ソープナッツこさじ1.5杯/1Lに溶け出した農薬量 | ソープナッツこさじ3杯/1Lに溶け出した農薬量 | |
農薬名:PHORATE | ||||
トマト | 10ug/1 | 7ug/1 | 8.2ug/1 | 8.9ug/1 |
ナス | 10ug/1 | 7.2ug/1 | 8.5ug/1 | 9.1ug/1 |
キャベツ | 10ug/1 | 6.8ug/1 | 7.7ug/1 | 8.5ug/1 |
ぶどう | 10ug/1 | 7.1ug/1 | 7.6ug/1 | 8.8ug/1 |
農薬名:MONOCROTOPHOS | ||||
トマト | 10ug/1 | 7.5ug/1 | 8.6ug/1 | 9.3ug/1 |
ナス | 10ug/1 | 7.8ug/1 | 8.7ug/1 | 9.4ug/1 |
キャベツ | 10ug/1 | 7.2ug/1 | 8.3ug/1 | 9.1ug/1 |
ぶどう | 10ug/1 | 7.5ug/1 | 8.5ug/1 | 9.1ug/1 |
農薬名:PHOSALONE | ||||
トマト | 15ug/1 | 11.5ug/1 | 12.8ug/1 | 13.6ug/1 |
ナス | 15ug/1 | 11.3ug/1 | 12.5ug/1 | 13.5ug/1 |
キャベツ | 15ug/1 | 11.5ug/1 | 12.9ug/1 | 13.4ug/1 |
ぶどう | 15ug/1 | 11.8ug/1 | 12.9ug/1 | 13.7ug/1 |
農薬名:CHLOROPVRIPHOS | ||||
トマト | 15ug/1 | 12.2ug/1 | 13.7ug/1 | 14.4ug/1 |
ナス | 15ug/1 | 12ug/1 | 13.3ug/1 | 14.1ug/1 |
キャベツ | 15ug/1 | 12.3ug/1 | 13.4ug/1 | 14.3ug/1 |
ぶどう | 15ug/1 | 12.3ug/1 | 13.3ug/1 | 14.2ug/1 |
農薬名:QUINOLPHOS | ||||
トマト | 10ug/1 | 6.9ug/1 | 7.8ug/1 | 8.7ug/1 |
ナス | 10ug/1 | 6.8ug/1 | 7.7ug/1 | 8.8ug/1 |
キャベツ | 10ug/1 | 6.7ug/1 | 7.6ug/1 | 8.4ug/1 |
ぶどう | 10ug/1 | 6.8ug/1 | 7.9ug/1 | 8.6ug/1 |
リタ(ソープナッツ)で野菜や果物の農薬を取り除くには
上の実験結果から、明らかなように、リタパウダーは農薬栽培された野菜や果物の表面から農薬を効率よく取り除く。実験結果によると、最高95%の除去率を示している。やり方としては、これは1リットルにこさじ1杯~3杯のリタ・パウダーを溶かし、そこに野菜や果物を10分間浸け置きすればよい。
リタ水溶液を作り置きする場合、注意点は、たくさんの量を作りすぎないこと。保存料など一切含まない天然100%の素材は、必ず時とともに劣化酸化し、分解していく。季節によっても異なるが、2~3日くらいで使いきれる量だけ(夏場は一日)だけを作ること。
リタのちょっと聞き捨てならない話・・・
まはには、リタの、いや正確にはリタに含まれるサポニンだと思うが、このリタについて、最初にちょっと驚いたのは、これを使っていて、皮膚がんがかなりましになっているという友人の話だった。
「だいぶんよくなって、とても嬉しい」とまはの友人のニュージーランド人マッコーナルさんが腕を見せてくれた。「…なにしろ、17年間も腕のアチコチの潰瘍が赤く腫れて、血がでたり水っぽい液体がでてきていたからね。リタを使いはじめてから、少なくともそういう症状はなくった。まだ潰瘍そのものはあるけど…いつか治ってしまうかも、そんな感じで、とても気が楽だ。」と話してた。
彼は1973年、アメリカのAMAXという会社のために、オーストラリアで鉱物調査の仕事に従事していた。その仕事というと、カンカン日照りのオーストラリアの大地をひたすら検査器具を持って歩き回るという過酷なものだった。毎日、何キロも何キロを砂漠のようなところを歩きつづけた。そのとき、彼の両腕は強烈な太陽の日差しに焼け焦げてしまい、それがきっかけで、彼の腕には皮膚がんができてしまったわけだ。
両腕にできた皮膚ガンは、悪性のものではなかったので、命に別状はない。そこから転移していくということはなかったが、いつも皮膚の上にシコリのような潰瘍を作っていて、それが赤く腫れ、やがて割れて血が出たり、水のようなものがいつもでてきてジクジクして、気持ち悪いし、見た目も気持ちよくない。それが多少よくなったり、ひどくなったりの周期で17年も続いていたという。もちろん、医者にも診てもらった。瞬間的にマイナス200度近く冷却する装置で切り取ったりの治療を繰り返したが、基本的にこれはガンにかかった皮膚をねこそぎ切り取るしか治療方法がないということで、彼はもう半ば諦めていた。
そんなときに、彼は友人からリタをプレゼントしてもらい、言われるがままに、リタでその皮膚がんの箇所を洗浄するようにしたところ、使いはじめて1週間すると、不思議なことに、腕にできた皮膚がんの潰瘍に変化が現れた。いつも割れてジクジクと水をたらしていた潰瘍が、ジクジクしなくなった。さらにもう一週間すると、潰瘍の赤みがなくなって、腫れが顕著にひいてきたというのだ。まはは彼の昔の腕を知っているが、赤っぽい汁を確かに出していたが、醜く赤く晴れて、ジクジクと血や水をたらしているような潰瘍は見当たらない。彼は、「リタが治療した、とまでは言わないが、でも、リタが僕の皮膚がんの症状をとても楽にしてくれたのは間違いない。ひょっとしたら、しばらく使いつづけているうちに治ってしまうかもしれらない…。とにかく、ジクジクがなくなってくれただけで、とても嬉しい。」そう言っていたのは、いまから、もう3~4年前のこと。その後どうなったのかな?興味のあるところ。
そんな話を聞いた、あるアトピーの友人が、リタをアトピーに試してみたが、惨憺たる結果と彼は言っていた。赤くはれ上がって、もうたまらなくなり、こりごりして、もう使いたくないと言っていた。好転反応か、はたまた、アレルギー反応か、彼は一度で止めてしまったので、なんとも言いがたし・・・。まははアトピーとはまったく無縁なので、試しようもないが、ひとついえることは、怪我をした場合など、このリタの粉を怪我の箇所に振り掛けておくと、治りがかなり早いことはあるようだ。友人たちがそう報告している。サポニンには抗菌殺菌作用があるからだろう。ただ、まはは、人よりも、傷の治りがかなり早いので、あまり試し様がない・・・包丁でぐさっと指先を切ってしまっても・・これがよく切るんだよ・・・おっちょこちょいなもんで・・・でも、そのままほったらかだ。最初、流れ出る血を指先で止血すると、数分もすると血が止まる。そしたら、あとはほったらかし・・・もちろん、カットバンも張らない・・・カットバンを張ると、逆に治りが遅いという経験があるので、そのまま空気にさらしておくと、治りがとても早いよ。できるだけ、しないようにするのが一番と、これがまはの経験から思うこと。だけど、これは全員に言えるかどうかは知らないよ。すでに過保護にたくさんやりすぎていると、なかなか、後戻りか、先進み?は難しいし、西洋流の細菌学などにお頭(つむ)頭をやられていたりすると、まだ、傷口がふさがってもいないのに、こんな不衛生なインドで、そのままほったらかしで放置しておくなんて、ばい菌が!入ったら大変なことに!!などと、頭がフリークアウトしてしまうだろう。
ところで、まは西洋医学を完璧に否定しているわけでないので、あしからず。大怪我したりしたら、大骨折なんか、したりしたら、やっぱ、西洋医学のお世話にならんといかんと思うよ。要はバランス。それがちょいと悪すぎるって話です。ちなみに、先日、まはがインドで獅子舞を披露したとき、何を考えたのか、硬い大理石の上に高場から、獅子舞飛び降り芸をやって片足で着地。そのときに、ビシッって、どっちの足だったかな、もう忘れた、じゃ、ね、右足としておこう、右足の踵から、ビシィって嫌な音がした。それから2ヶ月ほど、まはは踵を地べたにつけて歩くことができなかったよ。ひびが入っているのはわかっていたけど、どうせ踵だし、医者にいってもたいしたことはできまいと、そのままほったらかしにしたところ、2ヶ月くらいしたら、軽く踵をついて歩くことができるようになった。それから、1年ほど、傷みはつづいたけど、ある時、気が付いたら、もう痛みはなかったんだね。一年くらい、治療にかかったようだ。ちょっと痛いけどさ、毎日使うところなもんで、使ってたから、使いながら、1年かけて直したのかな?こんなことこともあったよ。タイの島で、バイクを乗り回していたんだけどさ、路肩に乗り下げて、ずっこけて、右肩を殴打して、その日は傷みで、もう悲鳴をあげそうだった。手を動かすたびに、痛いから・・・。でも、島だったし、医者にいくのは、最後の手段と、思ってたからね、多少ひびが入っているくらいなら、まぁ、自然治癒するだろうし、なぁ~んて、ほっておいたんだけど、これはなかなか、治らなかったよ。たぶん、靭帯をいためたのだと思う。以来、3ヶ月くらい、右腕をまともにあげることができなかった。3ヶ月くらいしたら、少しあげられるようになって、でも、かなり痛くて・・・でも、このときも、やっぱり一年くらいしたら、傷みを忘れて友達をキャッチボールをやっているのに気が付いた。「あれっ?痛くなかったよな?」ってなもん。そのときに完治したんだと思う。・・・まぁ、できるだけ、何もやらない、ってことの、一つの例とお考え下さい。
まはのハーブ体験と悟り体験、あはは
まはがどう、リタを活用しているかって?それはもっぱら、洗濯と食器洗い。これが一番と思っている。洗濯はリタで洗ったのが一番いい。石鹸で洗ったものは、完璧に濯げているかどうかも自信がないし、それで肌を傷める感じがする。リタは完璧にすすぐ必要すらない。リタが多少残っていようが、問題まったくないからだ。適度な抗菌作用が洗濯ものに残っているくらいで、すすぎ残したほうが逆にいい。昔はそんなに感じたことはなかったけど、ハーブを使いはじめてから、妙に化学的なものの臭いや感触が、とても化学的!に感じるようになり、それが、ちょいと、ガマンならないものに感じられるようになって嬉しい。たとえばね、味の素・・・これには驚いた。昔は味の素が入ってないとさ、なんだか、味気ないというか、美味しくないと感じてた。お袋の味にまでなってしまっている味の素、これが、ハーブで頭を洗ったり、体を洗ったりしているうちに、ある日、なんだか、妙にまずくなってきた。仕舞に、味の素が入っているとすぐにわかるようになり、あまり口にしたいと思わなくなったんだ。それよりも、野菜自体の味、そのもの自体の味が美味しいなぁと・・・そんな感じになったのが、とても嬉しい。なんで嬉しいかといえば、それは、味の素が体に悪いから、止めましょう!って、そういう考えから味の素を止めたんでないからだよ。この違い、わかる?まはの経験では、なんでも、詰め込んだ知識や情報から行動を起すときには、からなず失敗したんで・・つまり続かないってこと。何でも、自分の感覚でそうしたいと思うからそうすることは続くのね。だから、嬉しい。感覚で野菜の味が美味しいと思えるようになり、味の素が入っているとまずーーーって思えるようになったんでね。つまり、これを逆にいうと、味の素を入れたほうが美味しいと感じるなら、どんどんお入れなさいね。無理して、味の素をやめるのは、精神的毒ですよ、あはは。実はさ、ここだけの話だけど、昔、マクロバイオティックって、一時、やってたんだけど、あれで懲りた経験があるんです。本をよんで、現代人の食生活の恐ろしさっての、これを読んだら、もう、世間で食っているものが恐ろしくてさ、食えなくなって、それで、なんだか、意味もわからないままに、〇号食っていうのを食っていた。玄米とええと、味噌汁と、それと、おしんこと、なんだか、とっても味気ない食べ物を、悲しい顔をしながら、もぐもぐ食べつづけること、1ヶ月で、もう頭がキチガイになりそうだった。 その挙句に、まはがどうなったか?わかる・・・・1ヶ月後、もう、めちゃめちゃ悪いものばかりをめちゃ食いするようになった。反動ってやつ。体に悪そうなものを見ると、それが美味しそうに見えて、もう仕方なくってさ、合成着色料と甘味料なんかが入ったウマソーな菓子パンなんかをムシャムシャ、もうむさぼるように食ってた・・・だってさ、マクロバイオティックの〇号食ってのやっているとき、道端を歩きながら、その菓子パン屋の前を通る度に、恨めしそうに、これ体に悪いぞ!って、悔しそうに、でも、内心、本当は食いてぇと思いながら・・・とんでもない、精神分裂を起していたのさ。そのバランスを取るために、あとでかなり苦しんだ。なんでも、自然にやってくる感覚、感じはいいが、頭で決め付けてやることは、どんなによいことでも自分が本当にそう望んでいなければ、感覚で好きになれなければ、やらないほうがいいと、そのときに悟ったんだ。
ヘナ遊トップ<アーユルヴェーダ
リタ/ムクロジ/ソープナッツ
リタ/ソープナッツ:天然の石鹸成分サポニンが豊富。インドヘアケアで石鹸ハーブとして利用されてきた。
無添加天然の石鹸ハーブ・ムクロジ リタ ソープナッツ<動画>
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石鹸の木の実リタ/ソープナッツの写真