ヘナの匂い(臭い)が気になります
質問：ヘナをしている最中はもちろんですが、ヘナ後、髪が乾いた後、頭からヘナの匂いがなかなか消えず、気になり、人が近くにくると気になります。（○イソ○のヘナ使用）
ヘナを代えてみる
回答者：まは
一度、ヘナを代えて、試してもらえないでしょうか？ おすすめは、マハラニ・ヘナ石臼挽きなどです。 理由は、ヘナ自体に匂いが控えめだからです。 まず、マハラニ・ヘナを試していただいて、匂いがどの程度、気になるかを確認してください。 これをまずお試しいただいて報告してもらいたいんです。
ヘナにカビが発生してると臭くなる
このヘナの匂い、あるいは臭い、 どちらもニオイと読ませるにしても、これ、大違いなんです。 ヘナの匂いには、臭い匂いか（発酵臭）、 ヘナという植物の匂い、 この二種類あります。 実は、ヘナの匂いが臭いという場合は、 その多くが、ヘナにカビなどが発生した発酵臭である場合ではないかと考えています。
ヘナが発酵してくると、これ、すごく臭いです。 まはでも気分が悪くなって、耐えられないので、 発酵臭があるヘナは、まは自身が使えません。 発酵臭とは、早い話、カビ菌が大量に発生している、 あるいは、腐りかかっていると考えてもらったらいいでしょう。 実は、ヘナを製造する場合、 この菌の問題をしっかり理解しないといけないんです。
自然のものには菌がついており、 ヘナにも菌が、もとからついています。 その菌が湿気と温度で発酵をはじめ、臭みを強くしているのです。 菌が発生して臭くなってきても 外用ですので、人体に有害ではないとは思いますが、 気分が悪くなることもあります。 洗い流しても、かなり強い匂いが漂い、 まはでさえ、がまんできないことがあります。
化学的な滅菌処理、あるいは放射線による殺菌処理
ヘナには、このように菌がそもそもいるため、これが湿気を吸い込み 温度があがることで発酵し、臭みをますため、 一般的に、化学的な処理やガンマ線照射というような処理を 輸出用には施す場合があるという話を インドの業者から聞いたことがあります。
こうした滅菌措置を施せば、カビが発生しずらく、 臭みなく長期間保存が可能になるという話なんですが、これも納得できます。というのは、インドでもっとも利用されている食材香辛料であるウコン＝ターメリック、これは早い話カレー粉ですが、これはほとんどがガンマ線を照射されているそうです。理由は、ターメリックはとてもカビに弱く、そのままではすぐにカビにやられてしまうため、インドの香辛料類は概して処置を施されるとか。ちなみに、まはが買っているカレー粉、ターメリックですが、無農薬で育てたもので、もちろん何の処置も施されていないものなんですが、半年ほど前に５００ｇを購入して、忘れていたところ、半年後に開封してみたら、品質が劣化してました。カビにやられていたのです。自然のものは、そのままでは実に足が速いのです。
特に滅菌殺菌処理を行わない場合は真空パックと空調保管が必須
ただ、化学的な処理やガンマ線などによる処理を行わないで、 カビなどを発生させない、鮮度を保って匂いを抑えるためには 現時点では真空パックなどの方法と、さらに空調設備による保管をしなくてはなりません。 つまり、製造した後に、日本に早めに移送し、温度管理された保管場所に保管すれば 化学的な処理、放射線による処置などをしないでも、鮮度を長期にわたり保つことができます。ちなみに、鮮度とは主に使用感に影響するものであって、白髪染めという観点では大差はありません。
アートビーングで提供されているマハラニ・ヘナ石臼挽きは 特に低温石臼挽きのため、石臼挽きし、すぐに真空パック、さらに日本に移送し 温度管理された倉庫で保管してもらっているので、 臭みも少なく快適なヘナを楽しんでもらえます。
ヘナという植物そのものの匂いが気になる場合は精油を使用する
で、問題は、まれに、ヘナという植物そのものの匂いが気になる方がいらっしゃいます。 その場合は、ハーバルヘアカラー花ブレンド、これは、ヘナにハーブと精油を配合し、主成分はヘナで、使い方も、染まり方もヘナと同様でありながら、使用中、ヘナの匂いがほとんど気にならないように製造されています。
ヘナの後、しばらくすると、わずかにヘナの匂いがしてきて、気になる、あるいは、人に匂うのではないかと心配になる場合は、最終的にカモフラージュしかありません。つまり、ご自分の好きな精油を髪につけておいたり、あるいは マハラニフレグランスオイル などのオイルを少し髪につけておくだけで、ヘナの植物の匂いがカモフラージュされ、ヘナの匂いを気にすることなく、アフターヘナタイムを快適に、外出しても、人に匂うのでは？と心配することもなく、気持ちよく過ごすことができます。
