髪と頭皮に存在する微生物=常在菌を痛めてはいけない
人体を構成する細胞は40兆足らずであるのに、その倍以上の微生物が体内に存在し、それらと共存共生しているということが研究でわかっている。体内と体表に存在する微生物を「常在菌」という。人間の健康はこうした「常在菌」の状態と密接に関係しているのは言うまでもなく、ヘアケアにおいては、髪と頭皮に存在する微生物=常在菌の状態を健全に保つ必要がある。
最初にシャンプーありき。シャンプーすれば頭皮が痒く臭くなる。
現代人は、汚いものを洗い落とせば綺麗になると錯覚している。最初にシャンプーありき。シャンプーで皮脂を落とし常在菌を殺菌消毒してしまえば腐敗が始まり、頭皮は臭く痒くなってくる。シャンプーや石鹸が原因である。実は頭皮と髪は常在菌のおかげで腐敗菌が繁殖せず清潔に保たれていたのだ。
ところが、実際には、ほとんどの人が頭皮が臭く痒くなるから毎日髪を洗うと思い込んでいる。原因と結果が逆さまになった認識で、髪を洗わない(洗う必要がない)人の話を聞くと、不潔な人だと勘違いしてしまう。実際は毎日シャンプー剤で髪を洗う人こそ常在菌を洗い落とし不潔になってしまった人なのにもかかわらず、彼らは本当の原因を理解せず、あのシャンプー、このシャンプーとあれやこれやとシャンプー選びに困り果てるシャンプージプシー人生を送っている。
体表に存在する「常在菌」への配慮をまったく欠いた誤ったシャンプー法の蔓延
市販の合成シャンプーは使用するなど論外…常在菌を殺菌して洗い落としてしまうだけでなく、カタカナ文字の薬品が無数に添加され、一時的な仕上がりのみに気を取られるばかりで、使い続けると頭皮と髪にトラブルが発生してくる。よりましなものとしては石鹸シャンプーがあるが、実際はよりましであるだけで、それが殺菌するという点で、「常在菌」を傷つけてしまうのでおすすめしない。ヘアケアでは体表、つまり頭皮と髪に棲みついている「常在菌」とうまくつきあうことで、飛躍的に改善するため、髪はできる限り洗わない、か、洗っても湯シャン程度が最適……だが、しかし……
最初から湯シャンで脱シャンプーは挫折しやすい
何十年も合成シャンプーや石鹸シャンプーで髪を洗い続けてきた人が突然、湯シャンを始めても、多くの人が挫折します。仕上がりが悪い、髪が重たくなる、痒くなってしまう、臭いもなかなか収まらない、いろいろな症状が出てきて断念せざるを得なくなる。
シャンプーは農薬だ!どちらも排除の論理
シャンプーは農薬に近しいものです。農薬は害虫を殺し、シャンプーは常在菌を殺菌する……。こうした排除の論理が共通で、そこには共生という考えは一切ない。汚いもの、悪いもの(害虫)は駆除し、排除すれば問題が解決すると思い込んでいるわけで、実際には一度使い始めると、延々と使い続けなくてはならない。同様に、シャンプーも一度使い始めると延々と使い続けなくてはならない。最初からシャンプーを使わなかった子どもが今どうなっているかというと、こうなってます↓
ハーブシャンプー香る髪で髪を洗い異次元の仕上がりを楽しみながら脱シャンプー
湯シャンですら、たまにしかする必要がない。ちょっと汚れたなと思ったら、お湯をざざっと頭からかぶるだけ。。。それだけでOK。頭皮という畑で自然農法をしていくには、頭皮の常在菌を傷めず養っていくことが第一ステップですが、最初は、実は長年の誤ったシャンプーで、毛根の奥深くまで石鹸カスやら雑菌が入り込んでいます。こうしたものをハーブシャンプー香る髪を使うことで、最高の仕上がり、それはもう異次元の洗い上がりを楽しみながら、ゆっくりと取り除いていきます。何十年来の習慣であるシャンプーをやめて、すぐに湯シャンでOKになると考えるほうが無理があります。それまでの間、ぜひ多いに、ハーブシャンプー香る髪を使っていただいて、気持ちよく脱シャンプーしてください。