ヘナ遊インドハーブなスキンケア

乾燥肌、垢切れにはコカムオイルを刷り込む・・・これ昔の人のやり方

インドハーブなスキンケア

インドのおばあちゃんが教えてくれた「乾燥して踵や手のひび割れてもコカムを塗っておくとすぐによくなる。」

素朴な形が一番いい!幻!?のコカム・オイル(バターorワックス)

これが究極の手作りクリーム・コカム
これがコカムオイルの塊!コカムバターとも呼ぶ。手のひらにすっぽり、その感触がとても心地いい
コカムオイルの入手は→コカムオイル

あるとき、あるインドの友人のうちにお邪魔しているとき、その家のおばあちゃ んが、何やらサツマイモの形をしたものを蝋燭に近づけ、そこから溶け出してくる液体を、かかとのひび割れのところに塗っているのを目撃した。

「それ、なぁ~に?」

と聞いたところからお話しの始まり始まり~ぃ。そのサツマイモの形をしたものは、コカム・オイル、バターと呼ばれるものだった。

インドは乾燥が強いため、また、素足で歩く習慣があり、それで踵がよくひび割れる。それが切れて、たまに痛い思いをする。日本の冬場、アカギレで痛い思いをするのと似ているかもしれない。それを防いでくれるのにもっともいいのがこのコカムオイルの塊なんだそうだ。

よく聞けば、これは25年もの・・・。毎年、雨季が終わって、乾燥しはじめ、踵のひび割れが始まると、おばあちゃんはコカムオイルの塊を蝋燭の火でちょっとづつ溶かして大事に使ってきたんで、25年も持っている・・・。

この油は、どちらかというとナチュラル・ワックスに近いかもしれない。実に劣化、酸化しにくいオイルだそうで、乾燥のきつい地方ではリップクリームとして、あるいはフェイス・オイルとして、スキンオイルとして使われてきただけでなく、実はチャパティの上に溶かして乗せるバターとしても使われてきた・・・だけでなく、なんと、昔の機織機のオイルとしても使われていた。また、インド製のチョコレートにも使われているんだそうだ。

このコカムオイルの塊は、どこでも手に入るわけでないらしく、まはが興味深そうにしていると、コカムの産地が、おばあちゃんの実家なため、そこから取り寄せてもらうことになって、コカム実験!が始まったわけなんです。

早速、まはもおばあちゃんがやっていたように、さつまいも型のコカムを手にとって、蝋燭で少し溶かし、そのワックスを手足やリップ、肌につけてみたところ、これ、なかなか、無難でいい感じなんです。乾燥がきつい日本の冬場などに試してみたらどうなるんだろう?ちょっと興味があるところ・・・

製造方法は、かなりシンプル。コカムの実を鍋でぐつぐつ煮込んでいると、上に油が浮いてくるんですね。それをすくってサツマイモ型に丸めて、ほいできあがり!

使い方も簡単。蝋燭に火をつけて、コカムの先端をちょっと温めるとすぐに溶けて来ます。ちょっと溶けたコカムバターを指先につけ、ひび割れのひどいところに刷り込みます。

お肌のフェイスオイルとして使用すると、乾燥からお肌が守られて皺になりにくいと、その家の娘さんが、コカムオイルを顔に塗って見せてくれました。

すっと皮膚に馴染むコカムオイル

インド、ただいま、冬の到来(日本のように寒くはないのですが、デカン高原では10度以下にもなることがあります)・・・とともに乾燥が始まり、毎年、手足、特に足にできるひび割れ、半端じゃないんです。まはは、石鹸を一切やめてから、踵のひび割れもなく、お肌が乾燥に悩まされることもかなり減りました。踵が乾燥してひび割れる!ってこともなく、また、口の周りが乾燥でがさつくこともない・・・ただ、コカムを手足につけてみたら、とってもいい感じ・・。皮膚に馴染みやすい、簡単に皮膚の表面の一部になってくれるようなオイルでびくっりしたんです。この皮膚に馴染む感覚は使ってみないとわからないと思います。ベタついてオイリーになるでもなく、また、肌に吸収されてしまうわけでもかく、不思議に皮膚の表面に、皮膚の一部となって留まっている感じ・・・たぶん、冬場、お炊事で手が荒れることありますよ、そんなとき、手に垢切れができたりしますが、コカムオイルを塗っておいたらどうなんだろう?って思いました。日本の皆さん、ぜひ実験してみてもらえませんか?

乾燥してきたらコカムオイルを刷り込む・・・これ昔の人のやり方

コカムオイルを、こちらにいる日本人のある女性に実験してもらったんです。彼女の足は、乾燥で、すでに踵がひび割れて、このままだったら、踵のひび割れで、今年も痛い思いをするんでは?という感じでした。彼女に使ってもらってみたところ、1週間で、すでに踵のひび割れがかなり減ってきました。彼女曰く、「このコカムバターすごくいい!今年は、踵のひび割れなさそう!・・でも、コカムオイルの塊って割れやすいので、ちょっと困った・・んだけど、割れて、粉っぽくなったのも、大切に拾い上げて手の摩擦熱でこすっていると溶ける、それを手足の乾燥しているところに刷り込んでおくと、ほんと、乾燥から皮膚が守られてとってもいい感じよ!」ってな使用報告をしてくれました。ううん、あのおばあちゃんが言っていただけある・・・「私は乾燥してきたら、コカム一つで大丈夫よ!」って言っていた・・・これ、昔の人のやり方・・・。こんな素朴でシンプルなんだけど、でも、すごくいいって言えるものがあるのが、とっても嬉しい気がしました。

コカムオイルの入手
マハラジャロード(インド雑貨へナとハーブの店)


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