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アンバハルディ(ウコン/ターメリックの一種)湿布薬

アンバハルディ

<ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳>アンバハルディとは、2つの単語、アンバとハルディから成っています。 アンバハルディも、ハルディと同様に地下茎ですが、アンバハルディの地下茎を折って、その臭いをかぐと、マンゴーのような香りがします。そして、アンバハルディとは、マンゴーのような香りがするハルディという意味なのです。

アンバハルディは、お肌の健康に活用され、皮膚の痒み、傷みを和らげ、炎症を抑えます。また、インドの美容院では、美白のために活用されています。

アンバハルディは、台所で通常使用されているウコンより強力で、苦味が強く、酸味があり、刺激が強いため、味覚を活性化させるため、アンバハルディでピクルスが作られます。アンバハルディを1~4mgを摂取すれば、体と血液が冷却されるため、胃腸薬や胃酸過多薬として利用される。

打ち傷や炎症に使うアンバハルディ湿布薬

ハーブ名 目安量
アンバハルディ粉 小匙4分の1杯
ラクタチャンダン 小匙1杯
アロエ粉 小匙半杯
ムルタニミッティ粉 小匙1杯
アンバハルディをはじめ、上記、レシピの材料は、マハラジャロードから入手できます。
スキンケアのハーブ

上記のハーブを水に溶かし、ペースト状にします。底の厚い鍋で弱火でペーストを温めます(注:湯煎してあたためるとなおいいでしょう)。ペーストを絶えずかき混ぜながら温め、湿布薬を作ります。あたたかいペーストをカーゼ布などに塗り、打ち傷や炎症の箇所に貼り付け、温湿布します。ペーストを直接、腫れのある部分に張り付くようにしてもいいでしょう。30分ほどしたら洗い流します。これを日に2~3回行うと、腫れが引いてきます。

アンバハルディ湿布薬で炎症は綺麗に治まっていた!

あるとき、私は、爪切りで、足の爪を切っていました。そのとき、不注意にも、爪の角っこのところを深爪しすぎて、指を切ってしまいました。痛みが数日続きましたが、あまり気に留めていませんでした。その日、私は雨に打たれ、ずぶぬれになってしまい、気が付いたら、あの足指のつま先のところが膿んでいたのです。たぶん、泥水などに足が入ったのかもしれません。ひょっとしたら、膿みを手術でとって、薬をとらなきゃいけないかもしれないわと、私は心配になりました。そのとき、私は、アンバハルディ湿布薬のことを思い出したのです。私はアンバハルディのペーストを作り、つま先に塗り、そのまま、ベットに横たわりました。「今晩は、つま先の痛みで、夜、寝れないかもしれない・・・このままだったら、痛み止めを飲まなくっちゃいれないかもしれないわ・・」と考えていました。驚いたことに、ペーストを塗ってから30分もすると痛みが大分と緩和されました。翌朝、ペーストを取り除いていると、驚いたことに、炎症は綺麗に治まっていたのです!

ちょとした筋肉痛が、誤った診断によって、大それた病として扱われてしまった

このアンバハルディ湿布薬が活躍した例をもう一つお話しましょう。それは32歳で、ひどい腰痛持ちの女性の話です。彼女は、この三年間、腰痛のため、まともにベッドに仰向けに横たわることができないでいました。何度となく、仰向けに横たわろうとするのですが、そのたびに、右側の腰がひどく痛くなって、起き上がらないといれなくなってしまうのです。特に、生理時は、痛みがひどくてたまらなかった。

彼女が私のクリニックを訪れたときには、分厚い治療履歴を携えていました。試していなかった治療方法、代替医療に希望をつないでやって来たのです。

彼女のご主人が同伴してきて、彼女の症状を説明しました。「先生、私が思い出す限り、妻のトラブルの始まりは、一本の注射でした。妻は注射のことを怖がっていて、で、実際に注射を打たれるというときになって、彼女は恐怖のあまり、彼女の手足が、まるで棍棒のようにカチカチになっていたのです。そんな状態であるにもかかわらず、医者は彼女に注射をし、それ以来、現在の問題が始まったんです。毎回、レントゲン撮影をすると、体の特定の部位に、暗い影が映し出されます。大勢の医者が、これは単なる影だと診断し無視しました。ある医者は、脊髄注射をし、X線で脊髄神経の撮影を行うように言いました。また、別の医師は、これは、子宮が炎症を起こしているためであると診断し、相当量の抗生物質を彼女に投与しましたが、現在、子宮切除の手術をするように言われています。」とご主人は彼女の治療履歴について説明をしたのです。

彼女を診察台の上に横たえて、私は診察したところ、触診では、彼女の臀部(尻)に4~5センチほどの塊のようなものがあるのがわかりました。触ると、何か柔らかい感じがするものでした。そこで、私は、アンバハルディ温湿布を彼女い処方したのです。また、ワタドーシャを鎮めるために、内服ハーブを処方し、それを6週間ほど、続けたら、再度、診察に来るように伝えました。ところが、それから4日ほどすると、ご主人が私のクリニックにやってきたのです。 「先生!」とご主人は感動しながら言うのです。「妻は、本当に久しぶりに、ぐっすりと眠れるようになりました!」私は、「私が伝えた治療方法を、あと一ヶ月続けてくださいね。もう一ヶ月、続けましょう。」と伝えました。それから6ヶ月後になっても、彼女はあの痛みに苦しむことはなく、また、普通の人が寝るように、普通に寝ることができるようになったのです。

時として、ちょっとした筋肉痛が、誤った診断によって、大それた病として扱われてしまうのです。<ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳>



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