マハラニ・ヘナ

やっと出会えた!最高の感触、感動の仕上がり!これぞ本物…インド伝統のヘナ石臼挽き

ついに本物のヘナに出会った!ヘナ石臼挽き!

30年前まで、インドでは、ヘナはこうしたヘナ専用の石臼で挽かれていた

つい30年ほど前までは、ヘナは石臼で挽かれていた。30年ほど前、高速化粉末化装置が導入され、ヘナ石臼はあっという間に消えてしまった。そもそも、粉末化の処理能力が月とすっぽんほどに違うからだ。高速化粉末化装置は、一日に何トンも処理できる。それに対して、ヘナ石臼はいくらがんばっても、2百キロ程度。自転車とオートバイ、電車と飛行機といった違い。しかも、石臼の目立てなどのメンテナンスにとんでもない時間がかかる………。

ヘナ石臼挽きの伝統は絶え、それとともに、本当のヘナの良さも失われてしまったのではないか?

石臼の前で

高速粉末化装置の普及により、ヘナ石臼挽きの伝統は絶え、それとともに、本当のヘナの良さも失われてしまった、と今にしてはそう思っている。石臼挽きされたヘナを使い込んでみて、その手触り、その感触、その染まりを体感するにつれ、まはが求めていたヘナにやっと出会えた!と、そう感じることができた。 早い話し、高速粉末化装置という効率化大量生産の前に、一日、わずかばかりしか粉末化できないヘナ石臼は消えてしまい、ここにこうして本物のヘナに出会うことができるまでに、相当の年月がかかってしまったということになる。

石臼挽きヘナの特徴:ダマならない、よく染まる、洗い流しやすい

昔は、ヘナの粉は、目が細かいほうがよいと、そのほうがよく染まるだろうからと、漠然とした理由で、そう思い込んでいたが、実際は、ヘナ粉末の目が細かいと、鮮度が高いものほど、ヘナはダマになりやすい。高速化粉末化装置は強力で、一瞬でヘナの粉をかなり細かく砕くことができるが、言い換えると、目が細かくなりすぎるために、ヘナを溶かす際にダマになりやすくなる。細かくしたからといって染まりが向上するかというと、実際は、必ずしもそうでないことが、この石臼挽きヘナを使って、はっきりとわかった。

オルビ村産(2009年マハラニ特選ヘナ・オルビ村産)を上回る、よい葉

よい葉に出会えました。この葉をただいま、石臼で挽いています。

石臼挽きヘナは粗挽きではあるが、粒子が大きすぎるわけでもなく、ちょうどよい粗さに仕上がり、溶かしてはダマにならず、また、しっかりとペースト状にプリプリになる。そして、とてもよく染まります。

手はオレンジ色に染まってます

ただいま、挽きたてのヘナを使ってヘナをしながら、石臼の温度を確認しています。一発で手が綺麗なオンレジに…よく染まります。

石臼挽きヘナは鮮度が高く、ジューシーによく粘る!

ヘナ石臼は鮮度が高く、ジューシーによく粘る

石臼挽きの粘度は、実は、通常のヘナの粘度とは少し違います。ヘナの葉液が染み出してきている感じ、そう、ジューシーな粘性です。石臼で挽いているため、ヘナの葉が高速化粉末化装置で高温にさらされなかった結果として、ヘナの葉液が残されているということです。ただ、ここまでの粘性は、半年~最高でも1年未満しか保持しないでしょう。つまり、葉液、ヘナの命の賞味期限は最高でも1年までと、そういうことなんです。だから、早く使えば使うほど、よさが実感できる、というのがヘナ石臼挽きだということになります。一定期間経過すると、たぶん、1年経過すると、普通の白髪染めということになります。

マハラニヘナ石臼挽き
ヘナ遊