「天然ヘナもどき」が生産されている?

ソジャット公設ヘナ市場

3年連続でヘナの不作が続いており、今年は極め付けという感じで、ヘナ市場では実は、現時点(2019年3月17日、まは、ヘナの産地で直接確認)ではヘナの原材料「ヘナの葉」の、品質は落ち、値段は上がるばかりの状況。

それにも関わらず、国内向け工場は問題なく稼働しているのは、ヘナにヘナ以外の植物を混ぜ込み、薬品の力によってヘナよりヘナらしく染まるヘナを作れてしまうから……天然ヘナとして販売され、天然ヘナのように使え、染まりも似ているけども、実際は天然でないヘナ……これを「天然ヘナもどき」と呼んでいる。

続くヘナ不作の影響で日本にも「天然ヘナもどき」が入っている可能性

現地で安易に添加されるのはピクラミン酸

ヘナの不作が3年続き、ヘナの原材料の価格が高騰している現在、価格を下げるために、ヘナの産地の工場で普通にこの薬品が添加されていると予想される(実際に入れているのを目撃しているわけでないので、、)。そういう裏ワザを使わない限り、インド国内にヘナの原材料「ヘナの葉」より安いヘナが出回ることは不可能です。

薬品を隠し配合した「天然ヘナもどき」が日本にも入っていると疑われる

ある女性より、最近、髪が赤っぽいと人から指摘され、インディゴを使ったほうがよいかと問合せを受けた。聞けば、白髪は10%程度だという。普通、白髪10%程度ではヘナだけで十分でインディゴは不要。ヘナで髪に赤味が目立つことはありません。ところが、その女性は、一年前にヘナを替えてから髪全体が赤っぽいという(彼女が使用しているのはマハラニヘナではない)。黒髪も以前のヘナより赤味が出てきているという。。。。友人たちが髪が赤っぽいと指摘するのだから、黒髪も含めてかなり赤っぽいのだろうと思うという。

天然のヘナは日にちが経過すると赤味が減る。薬品で出ている赤味は赤味がそのまま続いていく。つまり、継時的な風合いの変化によって色が落ち着いていくとういことが薬品にはない。

以前の天然ヘナでは全く問題がなかったのに、別のブランドの天然?ヘナに替え、一年間、染め続けていたら、白髪も赤味が目立ち、かつ黒髪全体もなんとなく赤っぽいという。白髪10%ではまずありえない展開のため、まははすぐにそのブランドのヘナの使用停止をおすすめした。3年続くヘナ不作の影響で、ピクラミン酸などの薬品を隠し配合した「天然ヘナもどきがついに日本にも入り込んでいることを疑う。この女性の赤味問題は、まさにヘナに隠し配合されたピクラミン酸の赤味ではないかと疑っている。

マハラニヘナを強くおすすめします

心配の方は、まはのヘナ、マハラニヘナを強くおすすめします。マハラニヘナはヘナの収穫期に農民(例:まはの知り合いの農民など)から直接買い付けるなど、積極的に良質なヘナを確保し、とりわけ今年提供のヘナは高品質なものをお届けしていますので安心です。

ちなみに、今年提供のヘナ石臼挽きには、まはの知り合いの農民、マニックチャンドさんのヘナも使われています(以下のリンク参照)。