ハーバルカラー5の染め方のコツ

上の写真は、ズバリ、マハラニハーバルカラー5ダークブラウンで綺麗に暗めに染める染め方のコツを示している。

1時間とか2時間の下にある+30分とか+30分+30分がハーバルカラー5ダークブラウンの染め方にとって重要な意味をもっており、これを理解すれば、次回から綺麗に染めることができるようになるため、順を追って説明していきます。

ハーバルカラー5で1時間染め洗い流した直後にはヘナオレンジ色にしか染まっていない。

ヘナは染めている(塗布している)間には染まるが、インディゴは染めている(塗布している)間には染まらないため、上記のようにハーバルカラー5のペーストを洗い流した直後はヘナオレンジ色に染まっているのがわかる。

インディゴの初期発色は藍(青)色ではなく薄緑~緑

インディゴの初期発色とは

インディゴの初期発色とは、インディゴを洗い流した後、髪を湿った状態に保持しておくと、まず最初にインディゴが最初は薄緑色、少し時間が経過すると緑色に発色してくる。インディゴの発色の、最初の緑色発色をインディゴの初期発色と呼んでいる。

ハーバルカラー5ダークブラウンでは、それに含まれているインディゴが初期発色してくると、ヘナオレンジ色の上に初期発色の緑がのることで、じょじょにブラウン系に染まってくる(下の発色モデルの「←明るい茶に発色」の部分)。

洗い流してから1時間もするとインディゴがかなり緑色に発色しているため、下の写真の1時間のところまで、ブラウン系に染まってきている。1時間とあるものは、ハーバルカラー5ダークブラウンに含まれているインディゴの初期発色を1時間行った後、ドライヤーで乾燥させ、初期発色を終了させたもの。

上の写真の左から2本は、洗い流した後1時間経過した後も、さらに湿ったまま放置させ、初期発色を継続させ……

2時間経過したところで、ヘアドライヤーで乾燥させ、初期発色を終了させた。インディゴの初期発色(洗い流した後湿ったまま放置し空気にさらし発色を促進させる)は2時間までで、それ以上は差がない、つまり、インディゴの初期発色は2時間で終了する。

初期発色は1時間より2時間のほうが結果として暗めに染まる(ただ初期発色のため、2時間のものには不自然な風合い=緑っぽさがある)のだが、実際問題として洗い流した後、2時間もの間、タオルドライして髪を湿らせた状態に保持するのは容易ではない。そこで次の実験が重要な意味をもっている。

ハーバルカラー5で染めた後の2日間、入浴の度に髪を濡らしては30分タオルドライをするを繰り返すことで綺麗に暗めに発色する!

ハーバルカラー5に含まれるヘナは染めている間に染まっている。問題はハーバルカラー5に含まれているインディゴは、染めている間には染まらず、洗い流した後から染まり始めるため、ハーバルカラー5で綺麗にダークブラウンに発色させるためには注意が必要。

インディゴはしっかり発色するまでの間……つまり2日間は髪を濡らして自然乾燥させることで、初期発色を促進させること!

上の写真からもわかるように、初期発色1時間よりも2時間のほうが濃く染まっている。もし、染めた後、タオルドライ1時間(髪を湿ったままの状態で空気にさらす)で終了した場合、白髪は上の1時間の状態。それを翌日、入浴時に、入浴したら髪をすぐに濡らし、ゆっくりと10分~20分入浴し、お風呂からあがったら、10分~20分タオルドライする。合計30分、髪が湿ったままの状態を保持してからヘアドライヤーで乾かす。これに相当するのが下の写真の「1時間+30分」。また、「2時間+30分」は、染めた直後、2時間連続で初期発色をさせた(湿った状態で空気にさらした)ものを、同様に翌日に30分、タオルドライしたもの。

1時間」よりも「1時間+30分」が色が暗めに染まっている。注目すべきは「2時間+30分」と「2時間」は大差がない。これが意味するのは、インディゴ2時間で初期発色が完了するため、それ以上、初期発色の続きを追加で行っても色が暗めに発色することはないということではないだろうか?

初期発色の続きを翌日30分、翌々日30分行うことで濃く暗めに発色する

1時間+30分+30分」が実はかなり暗めに染まっているようにも見えるが、とりあえず結論としては、「2時間+30分+30分」=「2時間」=「1時間+30分+30分」となり、今回は、初期発色は2時間、それ以上は特に変化なしという結論に到達した。

結論:ハーバルカラー5で染めた直後から1時間のタオルドライ後、2日間、入浴の度に髪を濡らしては30分タオルドライをするを繰り返すことで綺麗に暗めに発色する!

この製品評価はあくまでマハラニハーバルカラー5ダークブラウンです。他社製品では同じ結果になりません。