ヘナ染め1時間後たった10分のインディゴ後染めで白髪がアッシュ系ブラウンへ

何やらちょっと衝撃的なタイトルっぽくなっちゃってますが、要するに意外にヘナしてインディゴで後染めする二度染めは面倒臭くない!、いや逆に意外に色の調節がちょっとだけできるかもしれないということをお伝えしたいのです。

まず、最初に、実験の説明をします。上の写真の白髪束の根本はオレンジ色に染まっている。つまり、もともと以下(下の写真)で染めたものを使用しているからだ。左からヘナ染め30分、1時間、2時間、3時間染めたものに、一律、インディゴで10分後染めをした結果が上の写真。

ヘナ染め時間と染まりの関係

白髪束の根本部分はあえてヘナの染まりを残し、インディゴで染めないように残しておいたのでわかりやすいと思う。冒頭の実験結果の写真は、すぐ上のヘナ染めの白髪束の根本を除いて、インディゴで10分、後染めしたものです。

これを黒い背景に載せ替えると、見え方も少し違ってくる。実際には人の髪は黒い背景が多いと考えられる(黒髪は残っている)ので、下写真、黒い背景の白髪束が実際に近い見え方です。

白髪束を最初に30分染め、次にインディゴで10分後染めしたものは、やや緑がかっているようにもみえ、灰色っぽくも見える。このグリーンの色目は日にちが経過すると消えていき、数日すると薄いアッシュカラーのようになるはずです。

ヘナ染め1時間のものは、赤味もそこそこのため、インディゴ10分の後染めで、いい感じにアッシュブラウン系に染まっている。アッシュ系希望ならヘナを長時間(1時間程度で十分)しないほうがいいという仕上がり。逆にヘナを3時間も長くしてしまうと、茶色味の中に赤味が目立ってくる。これはこれでいいですけども、自然な感じのダークブラウンはヘナ染め2時間インディゴ後染め10分あたりのように見えました。※実際は人の髪質や髪の状態により染め時間は違ってきます。

上の実験の結果をわかりやすく単純な色で示すと以下のようになる。

赤味があるダークブラウンにしたい方は最初にしっかりとヘナをする。逆に、赤味控えめでアッシュ系にしたい方はヘナ染め時間を短く1時間程度染め、インディゴで10分~後染めする。

今回の実験から、こうしたやり方で、色味を切り分けていくことが可能のようです。1時間ヘナで染め、10分のインディゴの後染めなら、2度手間の2度染めの方法だが、お手軽にやれる。インディゴの後染めにいたっては、塗って、すぐに洗い流す感じだ。

ただし、重要なポイントがある。ヘナはマハラニヘナ、インディゴはマハラニインディゴを使ってください。それ以外のものだと、このようなよい結果がでるかはわかりません。マハラニヘナ、マハラニインディゴはそれぞれ染毛力ではぴか一ですので。。ヘナ=マハラニヘナ、インディゴ=マハラニインディゴとして、さらに以下の注意点があります。

ヘナは濃いめのヘナを使う:例:ヘナの重さの4倍のお湯

インディゴも濃いめでしっかり染める:例:インディゴの重さの3.6倍のお湯

ヘナの量、インディゴの量、解き加減を上記のように使った場合の結果であって、かなり薄く使ってしまうと、染まりも薄くなりますので短時間では思ったように染まりませんので、注意してください。