ヘナにわずかに隠し配合されているジアミン(PPD)で皮膚炎症やアレルギーとなる可能性

ヘナにはさまざまな混ぜ物がほどこされる。以前から最もよく配合されてきたのがPPD=パラフェニレン・ジアミンというもの。PPDを配合することで、白髪染めにおいてヘナの赤味を抑え、褐色系へ、あるいは多く配合することで黒髪に染める作用がある。この薬品により、ヘナの赤味を気にすることなく、ブラウンやダークブラウンに染めるヘナが簡単にできあがるため、20世紀からヘナに混ぜて使われてきた主要な化学染毛料で、いまもなお配合されているが、危険な発癌物質です。

ジアミン=PPD配合のメンディアートで皮膚にやけどのような水ぶくれ炎症の事例

PPDをかなり配合したメンディアート(皮膚にヘナで模様を描く)用のペーストを使用し皮膚炎症となり皮膚がやけどしたような水ぶくれとなり腫れあがるという事例が過去、多発していたため欧米を中心に社会問題になったことがあり、配合量次第ではとても危険な薬剤です。(欧米ではメンディアートが人気だったため)

ジアミン配合量がわずかでも、何時間もヘナを塗布している間に発癌物質が経皮吸収されてしまう

ジアミンの配合率はわずかです。わずかだから、こっそり配合しておく。その量わずかですが、ヘナに配合された場合、危険です。なぜか?というと、ヘナは数時間、場合によっては何時間も髪に塗ったまま放置している間、経皮吸収されるからです。もともと危険な薬品ですので、それを使っているという意識があれば、頭皮にはなるべくつけないように、また、染め時間も手短に済ませます。ところが隠し配合されているため、それを使用する人は天然100%の安全なものと安心しきって何時間もヘナしてしまうのです。だから、わずかであっても有害です。

マハラニヘナシリーズはすべてPPDなど、化学染毛料が配合されていないことを確認済

そもそも確認済です。自分の眼の前で作ってますから。でも、皆さんのために、客観的に日本の検査機関で検査しています。以下、2017年産のマハラニヘナ石臼挽きの、日本での検査結果です。パラフェニレン・ジアミンというのがPPDです。パラアミノフェノールというのはPAPといい、これは赤オレンジ系の化学染毛料で、この薬剤もよく配合されてきましたが、最近は、別の薬品を隠し配合することが多いようです。また、以下、成績書の「ブリリアント・グリーン」とは、別名「ダイアモンド・グリーン」と呼ばれ、ヘナの見た目を緑色に偽装する人工着色料です。