ヘナは貧血の薬?

ヘナの木

ヘナはなんとなく鉄っぽい匂いがする

ヘナを溶かしているとき、ヘナペーストから一種独特な匂いがしてくるが、その匂いからは鉄っぽい匂いはしないが、ヘナを洗い流し、しばらくして、手の匂いを嗅いでみると、なんとなく鉄っぽい匂いがする。自身はいつも素手でヘナをするため、手爪がいつもヘナオレンジ色に染まっているが、ヘナで染めた後、手を洗い流し、しばらくすると、なんとなく鉄っぽい匂いがしてくる。ヘナに含まれている赤オレンジ色のローソニア色素が酸化し、その色素の中の鉄成分が酸化して酸化鉄となり、匂いを放っている?のではないか?などと想像している。

ヘナが酸化すると赤錆色に発色する、これつまり酸化鉄ではないのか?

ヘナは最初、赤オレンジ色に染まる。そのあと、続けて、空気に触れることで酸化して、赤茶色、つまり赤錆色に色味が落ち着いてくる。これは鉄の酸化と似たようなものではないのか?と考えている。色素の世界なので、正確にはどのような化学反応が起こっているかは知らないが、ヘナの赤錆色は酸化鉄……つまり錆びた釘のような色をしている。

インドでは女医さんが貧血の女性にヘナを食べるようにすすめていた!

20年ほど前になるが、インドの女医さんであるジェイン先生は、貧血の女性に「ヘナを食べるようにすすめる」ことがあると言っていた。そのときは、理屈がわからなかったが、可能性としては、ヘナには鉄分が多く含まれているため、貧血にサプリのように摂取する場合があり、また、その鉄分こそがローソニア色素(赤オレンジ、赤錆色)の源でもあるのではないか?と考えられるが、どうだろう?