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野生のシカカイの実の目利き…最高のトリートメント作用を持つシカカイの実を見極め

水で戻したシカカイの実を二つに割ると、中に水水しく輝くジェル、シカカイジェルがある。 これがシカカイのトリートメント作用の秘密

シカカイの実に、トリートメント作用が高いものと、さほどでもないものがある。その理由は、シカカイの実の中にあるジェルの量の多い少ないによるものである。

シカカイの実の比較

上の写真Ａは、インド・マハラシュトラ州の森の野生のシカカイの実。アデワシー（原住民）と呼ばれる地元の人々が、森の中を歩き回って拾い集めてきたものだ。Ｂは、産地は不詳だが、南インドのものかなと思われる。この二つを水に戻してみた。

上の写真が、Ａのマハラシュトラ州のシカカイの実が水に戻った状態。ふっくらとしてきている。

こちらがＢが水に戻った状態。

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ＡとＢ、それぞれ水に戻ったシカカイの実を割ってみた

写真ではわかりずらいかもしれないが、上のＡのマハラシュトラ州産は、あきらかにジェル部分が多い。黒っぽい南インド産？のシカカイの実は、ジェル部分がほとんどないか、少ない。ここに大きな違いがある。並べてみてみよう。

そもそもシカカイの実が黒いのは、その地方それぞれの特色。Ａはワインレッドの汁が出てくるが、Ｂは黒っぽい黒糖ジュースのような汁が出る。ところがＢにはジェル部分が少ないため、これをつぶして髪を洗っても、トリートメント作用は明らかにＢよりは劣っている。Ｂにジェル部分がないことななく、ある程度あるのだが、Ａと比較すると、かなり少ないという感じで、トリートメント作用も、断然Ａが上。シカカイの粉の原材料となるシカカイの実の見極めは、水に戻した中身、ジェル部分の多さと、その品質により行う。ジェルが多くても、トリートメント作用が低いものもあるので、注意が必要。

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