まは:シルケシャインという、30種類ほどのハーブなどをミックスした洗髪粉があるのですが、これにSLSと呼ばれる発泡剤が10%ほど含まれているということがわかりました。いや、実は、SLSというのが入っているのは知っていたのですが、これは何かのハーブかと思っていたんです。それが化学物質とわかったというのが本当のところです。泡のたつ、多くのシャンプーに使用されているのがこの泡立て剤SLSという物質だということがわかったのですが、実は、いろいろとインターネットでも調べてみましたが、いまひとついろいろな意見があって、よくわかりません。化学者としてのビギャシュリさんの、この物質についての意見を聞きたいのですが・・・

ヴィギャシュリさんは、インドのプーナにて化学成分の分析研究所を開いている。水の分析から、食品などに含まれるさまざまな化学物質の検査を行っている。彼女に、髪はどう洗っているかときくと、やはり昔ながらの方法だという。最近の、流行のシャンプーなどは使わないという。
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ヴィギャシュリ:これについては、いろいろと言われています。発ガン性の疑いがある、問題ない・・・。いまだ確定した研究はないようです。でも、SLSはやはり薬品です。髪に使用するので、できたら使用しないのにこしたことはないですね。ただ、これは私の意見ですけど、SLSについて、とやかくは言う前に、最近のシャンプーには、このSLS以上に、髪と地肌にダメージを与えるような成分が使用されていると思いますよ。
ヴィギャシュリ:たとえば、このシャンプーを使えば、傷んだ髪もたちどころに、シルキーに滑らかに、つやつやになると宣伝している手合いのシャンプーは、私に言わせてもらえれば、SLSどころではないですね。化学成分的にはかなり露骨に髪と地肌に大きな影響を与えそうな物質を使用していますよ。SLSは、ただ、泡をたてて使用しやすいようにしているだけでしょ。ところが、最近のシャンプーは、髪の質を大幅に改善してしまうというのです。これは、相当な化学薬剤を使用しないとできません。コーティング剤が入っていたり、いろいろなケミカルをたくさん使用しないと、一見素晴らしいような見栄えにしてくれる効果は出せないはずです。
ヴィギャシュリ:私に言わせれば、もし、髪質改善剤のようなシャンプーを使い続ければ、先は見えているとしか言いようがないでしょうね。そんな薬品で毎日髪を洗っていたら、その時は、確かに、ツヤツヤで、シルキーになるかもしれないです。でも、やがて、抜け毛がたくさんでてきたり、若白髪がたくさん出てきたり、そんなことは、容易に想像できますよ。薬剤で頭を洗っているようなものなんで、よいわけないと思います。
まは:ヴィギャシュリさんは、化学者で、薬品とかに日常的に接していられますよね。そういう方の口から、薬品のことについて、こういうことを聞くのは、意外で、びっくりします。
ヴィギャシュリ:私たちは、毎日のように、薬剤を使用しています。ひとつ間違うと、大変なことになるような薬剤も使用します。だから、知っているのです、薬品の恐さをね。だから、逆に薬品は、自分には使用しないように、とても気を使うようになったんです。
まは:では、ヴィギャシュリさんは、髪をどう洗っておられるんでしょうか?
ヴィギャシュリ:もちろん、インドの昔ながらのやり方です。私は、シルケシャインも使いません。なんで、シルケシャインより、もっとよい方法があるのに、シルケシャインを使わなければいけないのでしょう?しかも、シルケシャインにすら、SLSが含まれている。シルケシャインは便利ですけどね、ただ、ハーブというのは、髪質に合わせて使うべきものですよ。それが大切なんです。
サマサティ店長・小袋:ただ、サマサティでいままで大勢の日本のみなさんにシルケシャインを使用していただきましたが、シルケシャインで髪がとてもよい感じになったとおっしゃる方が多いんです。
ヴィギャシュリ:それはあるかもしれないですね。シルケシャインにSLSという泡立て剤が使用されていたとしても、同時にハーブがたくさん使用されていますから、そのハーブたちが、化学物質の否定的な作用を消すように補っているということは十分考えられます。ただ、すべての人の髪質にあうわけでは、決してないと思います。シルケシャインでよかったという人もおられたそうですが、シルケシャインは合わなかったとおっしゃる方もいるはずですよ。いろいろなハーブをこのようにミックスして、提供されるべきものではないと思います。先ほども言いましたけど、髪の質によって、使用されるべきハーブも、その配合も変えて洗髪してこそ、ハーブのよさを引き出せるからです。

シェルパさんは、ヴィギャシュリさんの助手をしている。特に水の分析が専門。インドでは水にさまざまなバクテリア、ケミカルなどが含まれ、水の安全度と衛生度合いを調べるているそうだ。
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シェルパ:インドも、10月になると、シカカイの実がマーケットにたくさん出てきます。10月は、シカカイの収穫の時期ですからね。私は、毎年、10月に、シカカイの実を10キロほど購入して、天日干しするんです。マーケットでは、まだ完全に乾燥しきれておらず、少し湿気を持っていることがありますから。それを天日干しし、完全に乾燥させてから、ミキサーで粉末にして、一年分の使用量として、湿らないように保存してしまっておきます。そして、必要な量だけ、少しづつ小出しにして使っています。なぜ、私がシカカイだけをこんなに購入するかというと、私の髪にはシカカイが一番あっているからです。
シェルパ:このシカカイの素晴らしい作用は、その保湿作用なんですね。私のおばあさんがやっていた方法を、いまも私はそのまま受け継いだ形で、やっています。ただ、家族で、この方法を続けているのは、私だけです。母や姉妹たちは、最近の流行のシャンプーや石鹸を使用しています。人に何も強制できません。自分の好みがありますからね。ただ、たまに、姉妹の使っている石鹸やシャンプー類を試したりするのですが、やはり、使用感が比べものにならないです。私には、おばあちゃんが教えてくれた昔ながらのやり方、髪も体もシカカイで洗うという方法が一番です。シカカイには、洗浄力と同時に、潤いを髪とお肌に与える(補湿)作用があり、髪とお肌が使用後、とてもよい感じになりますよ。ぜひ、一度、試してみてください。ただ、マハさんの髪は、私と違い、やや脂が多いようなので、シカカイだけではものたりないかもしれないですね。そういう場合は、リタを少し使用します。地肌から分泌される脂分の度合いに応じて、リタの量を調節するのがやり方です。地肌の脂が少ないのに、リタをたくさん使用すると、髪がバサバサになってしまいます。
小袋:僕は、リタはまったく使えないんです。シェルパさんのようにシカカイのみで洗髪を行っています。すると髪がとても滑らかに、さらっと気持ちがよいのです。
シェルパ:私は、実は、一時、フケがものすごく出たことがありました。そのとき、私は、シカカイに、ナガルモタというハーブ少量、オレンジピール、それにリタを少量足して、ケアをしました。これを続けているうちに、自然となくなっていきました。ナガルモタ、オレンジピールは、昔から、フケに特によいとされています。これは、こういうことです。基本的な髪質があり、それにあわせたハーブを使用しますが、ときとして、髪と地肌の状態が変化するため、そのときどきの状態に合わせたハーブをミックスして工夫することも大切になるのです。
ヴィギャシュリ:私は、シェルパさんとは、髪質が少し違います。地肌から、やや脂分分泌が多いので、シカカイはやはり主ですが、リタを加えます。これで十分ですね。とくに、頭をさっぱりとさせたいときは、オレンジピールなどを加えたりします。これだけの洗髪を昔からずっと続けていますので、この年になっても、白髪も一本もないですよ。しかも、体も石鹸は一切使用しませんので、お肌がいまだ若々しいです。私は、体を洗うのに、シカカイを使用しています。保湿作用がよいので、お肌に潤いがいつもあります。インドの昔ながらのやり方です。
まは:シカカイで体を洗う!うひゃ〜!知らなかった!髪にシカカイとばかり思っていましたので、あまりにも意外な使い方で、ちょっとびっくりです。さっそく、今夜、試してみます!




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