マハラニ特選ヘナ比較
結論:鮮度、色素、匂いでは、石臼挽きが最高.ただし、若干、粘性が劣るが、これも味方では利点
石臼挽きの粉の外見。詳しくは→今、蘇るインド伝統のヘナ石臼挽き
石臼挽きは見た目も粗いが、お湯に溶かしても粗め。石臼で常温でゆっくりと粉末化にしているため、高速粉末化装置のように目が細かくはなりません。これは当然といえば当然ですが、石臼挽きは目が粗いため、お湯の溶かした直後は粘度が劣るかのようにも見えるが、実際には、小1時間も馴染ませると、粘り気がよく出てきて、使用にはまったく問題がない。問題がないどころか、使い込んでいくと、実は石臼挽きのほうがヘアケアで髪に塗るには塗りやすいことがわかってくる。目が粗めで、1時間くらいしてふやけてくると同時に、粘度がかなり増してきて、塗るときには粒子が大きいので、手にねちゃねちゃからまず、ささっと塗れる。これ、ぜひ一度お試しあれ。
ハリラム農園が「匂い」が最も控えめ…いままでにここまで匂いが軽いヘナもなかった。これを石挽きしたら、無臭に近かったのか?
ハリラム農園産の匂いの控えめさには驚くことがある。頭にのせていて、まるきり匂わない感じがする。ここまで軽やかな匂いのヘナは、いままでになかった。このハリラム農園を石臼挽きにしていたら、もっと匂いが少なかっただろう……恐らく無臭に近い無臭ヘナになったのかもしれないとすら思ってしまう。もちろん、石臼挽きヘナも匂いが控えめである。 何しろ、ハリラム農園産をし、髪が乾いた後、その日に、自分がヘナしたという自覚症状、つまり、頭から、何がしかヘナっぽい匂いがくるはずが、ほとんど、そういった自覚的な匂いがないからだ。
もちろん、オルビ村産やスーパーファインも匂いはかなり少ない。 2008年収穫のマハラニ特選ヘナと比較していただけたら、すぐにわかるし、ましてや、マハラニ特選ヘナ以外のヘナと比較したら、そのあまりにもの違いに愕然とされてしまう方もいるでしょう。2008年のマハラニ特選ヘナだって匂いが控えめなのにね……さらに、匂いの残り、残留性が低いのが、現時点(2010年12月)での、ハリラム農園や石臼挽きの特徴です。
匂いが控えめであって、匂いがしないのは不可能。なぜなら、その匂いそのものがヘナの色素ローソニアであり、ヘナそのものだから……避けることはできません。
ここで、勘違いをしないでほしいのは、匂いが控えめということで、即、匂いがないんだと、そう思ってもらうと勘違いになってしまいます。匂いがなくなったら、たぶん、色素、染毛力もなくなってしまうでしょうね。このヘナに特徴的な匂いは、ヘナに含有されるローソニア色素の匂いでもあるのです。ただ、その匂いが鮮度が悪くなると、じょじょに人に不快を与えるような匂いになってくるため、鮮度が高い状態でお届けすることで、控えめな匂いで心地がよい香りをお届けすることができるんですね。また、当然ですが、2009年のマハラニ特選ヘナも2010年の今頃には、匂いが、相対比較において、強めになってきています。だから、匂いが弱い、強いは、すべて相対的な評価にしかすぎません。
色素(染毛力)の意味は、ローソニア色素量=染毛力ではない!色素が多 くても染毛力が高いとは限らない!ということ
色素(染毛力)の「(染毛力)」に注目してください。ローソニア色素量=染毛力と言いたいところですが、必ずしもそうじゃありません。これが、大変に難しくしている。ローソニア色素が多くても質の悪いローソニアは染まりにくく、仮に染まっても大変に流れて落ちやすい。それに対し、ローソニア色素は少なめであっても、質のよいローソニアの場合は染まりやすく、一度染まったら落ちにくく、落ちないばかりか時間が経過すると酸化して色濃く発色してくる……。
つまりヘナの色素、ローソニア色素には良い悪いの品質がある。良い色素、 染まりが良いローソニア色素が多いことが重要。粗悪な染まりが悪いロー ソニア色素がいくらあっても流れて落ちるだけ……。
これは、ヘナの色の持ちとも関係している。たとえば、インドのヘナの産地、ソジャットでは、ヘナの第一収穫と呼ばれる収穫期がある。9月〜11月の間だ。この時期は、ヘナの産地が最も暑い時期、4月〜7月の極暑時期をヘナが耐え忍び、8月の雨で葉をたくさん付けたもので、この最も暑い時期を過したヘナの葉はローソニア色素の品質がよい。それに対し、第二収穫期と呼ばれる1月〜3月の間に収穫されるヘナは、ヘナの産地が極めて涼しい季節に葉を成長させたもので(産地は12月は夜間は10度近くまで気温が下がることすらある)、この収穫はヘナの色素ローソニアはあるが、ローソニアの質が極めて悪い。つまり染まっても落ちやすい色素でしかない。第2収穫のもので、ローソニア色素が高いといっても、あまりお金を払いたくないローソニア色素だということになる。同じヘナ、同じように色素が含まれているヘナ、そして、最初は同じように染まるヘナでも、第一収穫の良質なローソニアが含有されているヘナは色持ちがいいが、第二収穫の粗悪なローソニアが含有されているヘナは、その日は染まっているが日に日に色褪せるように色落ちしていく色素であると、そういう違いがあります。この色素(染毛力)とは、色持ちする染毛力を示していると考えてもらったいいでしょう。
