インドで伝統的に行われていたヘアケア・トリートメントは、ヘナだけじゃなかった!
トリートメントにはオイルマッサージと卵パック
インド人のヘナに詳しいお姉さんが、私はヘナはあまり使わないんだと言う。正確には使えない・・・理由は、ヘナは体を冷やしすぎるから・・・・。ヘナはインドでも、極暑の地「ラジャスタン」を中心に栽培されている。暑く、枯れた土地だと、ヘナの根が素晴らしくよく伸びて、地中のミネラルなどを吸収して、だから、ヘナには珍しい色素が含有されているのだと。。。ただ、暑いところに生える植物には、体を冷却してくれるという、素晴らしい作用があるそうだ。だけどね、これはラジャスタンみたいな場所ならいいけども、インドでもプーナのような涼しい場所では、体を冷やしすぎて、その女性は、あまり頻繁にはヘナはしないんだそうだ。
「ヘナは体を冷やしすぎて、私のような体温が低い女性がやるのはあまりオススメではないです。私も何回かヘナしましたが、1時間もするとフラフラしてきて、続けることができないわ…私には白髪もないし、だから、ヘナのトリートメントは必要ないです。それよりも、オイルマッサージや卵パックのほうがあっています。これもインド伝統のやり方。インドでは、ヘナを髪のトリートメントや毛染めにはあまり使用しません。それよりは、メヘンディアート。女性が手によく描くボディペィンティングが主ではないでしょうか…」
体温が低いとヘナでも染めにくい
「ヘナのローソンという色素は、髪の毛や皮膚のタンパク質と結合して、色がよく出ます。昔、私は手にメヘンディアートを描きました。そのときによくやる方法は、クローブを火にかけて、その火煙のなかで、手をあぶるのです。温度が高いとヘナの色がしっかりと発色、メヘンディアートがよい色に出ます。クローブは、色味をさらに鮮やかにします。髪の場合でいうと、私のように体温の低い女性がヘナしても、染めにくいはず。また、同じ人でも、体温が高いときと、低いときとでは染まり方が異なるはずです。だから、冬場などにヘナされるときには、部屋を温かくして、温かい格好をして、ペーストをつけている髪をよく保護して、冷えにくいようにすることが大切でしょう。さらに、湯煎などして、人肌に温めてから、ペーストを塗るのもいいかもしれません。」
体温の低い人のヘナは害になることもある
「体温が低い方がヘナした場合、さらに体を冷やしてしまいます。体が冷えすぎることはよくありません。もし、ヘナでどうしても髪を染めたい場合などは、ヘナしたあとなどに、体を温めるセサミオイルなどで、トリートメントしたほうがよいでしょう。そもそも、冷えている人がヘナしても染まりにくいですけどね・・・暖房などを考えて、頭を温めることを考えた方がよいかもしれないですね。もし、トリートメントをしたいということであれば、ヘナを必ずしも使う必要はないです。私は、母から教えられたセサミオイル、ココナッツオイルによる地肌マッサージと卵パックの方法で、ほらこのとおり、髪はイキイキしています。だから、いまだ白髪もはえず、ヘナのお世話になる必要がありません。というより、インドの女性は、ヘナで髪を染めることはあまりしませんが・・・。
セサミオイル、ココナッツオイルの地肌マッサージ+卵パックが私には一番いい
「私はココナッツオイルを好んで地肌マッサージに使用します。ココナッツは大好きです。セサミオイルでもいいですよ。湯煎して、あたためてから、地肌に塗ります。地肌マッサージをしっかり行ってから、頭の蒸しタオルを20分ほどします。これがとってもいいんです。頭皮の血行がすばらしくよくなり、たぶん、私がこの歳になるまで、白髪もなく、抜け毛もないのは、これを定期的にやりつづけてきたからだと思います。その後、卵パックをやります。髪の量によって、卵一個か、二個をよくかき混ぜて、それを髪に塗ります。30分〜1時間で、あとは、リタやシカカイなどのハーブで髪を洗ったらおしまいです。」
なぜ、オイルの地肌マッサージがよいのか、理由や原理ははっきりとは説明できません。ただ、一度試したら、その素晴らしさに気づくはずですよ。とっても爽快です。髪だけでなく、頭全体がオイルによるトリートメントマッサージのあと、爽快になって、いきいきしてくるのがわかります。卵パックは、髪にプロティンを補給しますので、髪が輝きを取り戻し、傷み髪をいたわって、サラサラにしてくれます。論より証拠、ぜひ試してください。
まは:最近では、こういう洗髪トリートメント方法をやっておられるインドの女性の方は、あまりいないんではないでしょうか?
「たしかにそうかもしれません。みなさん、やり方だけは一応知っているはずです。でも、現代は、便利な泡のたつシャンプーがテレビで毎日のように宣伝されていますから、みなさん、知らず知らずに西洋流のシャンプーを使っていますね。でも、ちょうど私の年代は微妙なんです。昔の方法でやっている方もまだ、私の年代ではいると思いますが、最近の若者は、ほとんどといってよいほど、知ってはいるけども、やっぱりシャンプーリンスじゃないでしょうか?それほど西洋に対するあこがれが大きくて、みな西洋のやり方を真似していているのではないでしょうか?最近、町にマクドナルドのファーストフード店がオープンして、大流行だったでしょ・・西洋へのあこがれから、西洋人の使っているものをこぞって真似している・・・悲しい話です。」
「ただ、私はいろいろな意味で、現代のいわゆるシャンプーリンスはよくないと思います。わけのわからない化学物質からできているということも理由のひとつですけど、そもそも、泡が出ることに問題があると思います。一時、私も試したことがあります。とにかく便利、洗いやすい。さっと洗えて、さっと綺麗になる。これだと、地肌をしっかり指先でマッサージケアする習慣がなくなってしまうのではないかな?と思いました。髪がいつまでも若々しく健康であるためには、髪が生えてくる地肌のケアが大切です。地肌のケアーとは、体にマッサージしてあげるように、地肌のマッサージを少しの手間をかけてやってあげること、これが一番。でも、最近の便利なシャンプーやリンスだと、さらっと泡で洗ってサラっと流して終わり・・・便利すぎて、地肌のことを忘れてしまいそうです。私は、やっぱり、リタやアムラ、シカカイなどのハーブを髪一本一本と、地肌に染み込ませるようにしながら、マッサージケアしてあげる、インドの昔ながらのやり方のほうが好きです。」