インディゴ

マハラニインディゴの染毛力はマハラニインディゴを超えた!

2017/10/20

マハラニインディゴの葉

話せば長くなってしまうが、このマハラニインディゴの葉を選定するまでには、実に、長い時間がかかっている。今日は2017年10月20日だが、いまから3か月ほど前から、実に多くのインディゴの葉を検査し続けたのだ。総トン数100トン。少しづつサンプルを取り出して染毛検査を地道にこなし、高い染毛力を持つインディゴ葉を選別していくという方法。

マハラニインディゴの葉

これだと目安をつけたロットから、小枝や石を取り除き、粉末化直前の段階が上の状態。

マハラニインディゴ

そうして挽き上がったのが2017年産マハラニインディゴ。ロット番号は05。選別に苦労しただけに、その結果が理論通り出てくれるかどうかが心配だったが……

この数年でベストな染毛力のマハラニインディゴとの比較では5%~程度上、、驚きの結果。

マハラニインディゴ比較

洗い流して、発色が進み始めると、結果は一目瞭然だった。2017年産は、昨年の、2017年産の染毛力をさらに超えてしまったのだ!

マハラニインディゴ比較

インディゴの色素の素ともいうべきインディカン(無色透明・水溶性)が溶け出して、紙の上に滲み出る。空気に触れることで藍色に発色するが、インディカンが溶け出して、紙の上で藍色に発色しているが、その量が2017年産のほうが多い。つまり、2017年産のほうがインディカンが多いのだ。

マハラニインディゴ比較

白髪束を取り除いて、紙に残った跡を見てみても、明らかに2017年産の藍色の領域が濃い。つまり、それだけインディカンの量が多かったということを示しているのではないかと思う。この品質を毎年お届けできるかはわからないが、とりあえず、染毛力が毎年あがっていくのはとても嬉しい。満足してもらえるインディゴになると思うが、2017年産の、日本での提供は早くても年明け、おそらく2月、3月以降になるものと思います。



インディゴ/木藍
品質/製造方法/染毛力

ヘナ遊