発色がすばやく力強い2007年収穫・特選インディゴ(木藍)は鮮度も高い
2007年8月収穫・特選インディゴの染色力は従来の特選インディゴを超えた!
昨年、タミルナドゥ州の農園を訪問した(インディゴ(木藍)農園訪問の記録<動画>)。その際、現地の農園主に、相場よりも高い価格で引き取るからと、ベストな時期にベストなインディゴを選りすぐって送ってくれるように頼んでおいた。インディゴはある意味、とても難しい素材で、インディゴを収穫乾燥させるタイミングがインディゴの品質を左右する。
つまり、インディゴの葉に藍色が一番のってきたタイミングを見極め、そのタイミングにて収穫を行い、手早く乾燥させる…これにつきる。藍色がインディゴの葉にのってくるタイミングは種が青色から茶色っぽく変色しかかる頃だろうということが、インディゴ農園での収穫テストにてわかってきた。さらに、乾燥の行程が重要で、乾燥の際に、大気がもっとも乾燥していること、乾燥の段階でインディゴの葉に雨などがあたったり、夜露に触れたりすることはインディゴの品質を劣化させる。
インディゴは年に何回も収穫されるが、いつもベストな状態とは限らない。インディゴの産地、タミルナドゥ州は高温多湿。最近の天候が不安定で、インディゴの葉に藍がのってくる時期が、必ずしも乾燥している状況とも限らなくなってきている。ここが実に難しい。そのタイミングがよいと、ちょうど今回、2007年8月収穫の特選インディゴのように、すばらしい発色力をもったインディゴが手に入る。同じインディゴでも、ここまで違うかと、ため息が出てしまうほどだ。2007年8月ものの特選インディゴは乾燥状況が大変によく、粉はサラサラ、粉末は鮮やかな緑色をしており、新鮮な香りを漂わせ、鮮度については、いまだ大地と太陽の匂いがしみついているかのような感じがすると表現したら、どれだけ新鮮か、わかっていただけるだろうか。このインディゴは、まさにこの農園で収穫されたわけ→
インディゴ(木藍)を収穫する地元の女性たち
水に溶かすと、間もなく濃い藍色が緑色のペーストの上に浮き上がってくる。藍色の生成はすばやく強い。そのため、2007年産の特選インディゴの場合は、綺麗に染めたい場合は、溶かしたらすぐに髪に塗ること、これがとても大切だ。
2一番左のインディゴと、一番右の2007年収穫・特選インディゴは、天と地くらいに、品質が異なる

10割白髪にヘナをして、真っ赤に色を入れる。そのあと、上記の、写真左のインディゴで後染めするとすると、最初から色は綺麗に暗めには染まらない。たぶん、2回ほどインディゴすれば暗めに染まってくる。ところが、2007年・特選インディゴは、一回インディゴの後染めするだけで、見事に自然な風合いに暗めに落ち着いてくれるはずだ。上の写真からはその違いがそれほどあるとは、ちょっとわかりずらいかもしれない。実際に使用してみると、その違いが体感できると思う。一番右の2007年・特選インディゴの染色力を100点とすると、真ん中の特選インディゴは85点、一番左のインディゴは70点といった感じだと思う。


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