アーユルヴェーダ
ちょっとニームなお話し
まは>ジェインハーブのジェインさんと先日、会ったのですが、ちょっと面白いお話しを聞きました。まはが最近、ニームを歯磨きに使っていると話したところ、それでは、実は十分ではないと教えてくれました。ニームの「生」の小枝には、歯茎を丈夫にする成分が含まれているけども、一旦、乾燥されてしまうと、その効力がなくなってしまうということがあるそうだ。一般に、ニームやバプールに限らず、乾燥すると歯茎を丈夫にする樹液が変質してしまう・・・もちろん、抗菌作用はあるけども・・・。そこで、ジェインではあえてニームは歯磨きハーブとしては使用せず、その代わりになり、伝統的に歯を清潔に保つために使われてきたハーブを配合するようにしているそうだ。
また、ニームやバブールといった、代表的なインドの伝統的な自然の歯ブラシについて、これは、生で使われることに意味があり、乾燥してしまうと、あまり意味がなく・・・実はまはは小枝のブラシなんかが、買えたらいいなぁなぁんて思ってた・・・。木の樹液に秘密があるそうで、日本でも小枝を歯ブラシがわりに使用していたはずとのこと。人類が共通して使用した小枝ブラシは歯と歯茎に一番よいとのことでした。
ニームの有効成分「アザディラクチン」含有率
また、ニームについて一言。ニームはインドのいたるところではえています。それは昔より、いかにニームがインドの人々に愛され、活用されてきたということでもあるでしょう。各家々にはかならずニームの木を植えるほど。このニームについて、ジェインさんが、いかにしてニームの選定に気を使っているかについて話してくれました。ジェインさんは、7年もの歳月を費やし、ニームに含まれるアザディラクチン含有率こそが良質なニームの決め手であるために、インド全土からサンプリング採取したニームの成分を調査したのです。ニームのアザディラクチン含有率を調査した結果、インドの南部のある特定の地域から採取されたニームのアザディラクチンなどの成分は、他の地区から採れるニームと比べて、およそ倍あったこと。つまり、南部の特定地域のニーム1キロは、例えば、デリーで取れるニーム2キロに相当するほどの価値があることがわかったのです。また、研究は、なぜ南部の地域にてニームのアザディラクチンの含有率が多いのかにも及び、現在、ジェイン農園にてニーム栽培を行っており、来年よりジェインハーブが提供するニームは、アザディラクチン含有率が高いジェイン農園製となる予定です。現在は、はるばる南インドの果てより、良質なニームの葉を取り寄せ、それをジェインのニームとして発売しており、ニームの葉自体よりも、ニームの葉の南インドよりの運搬経費のほうが高いという、やや苦しい展開になっているそうです(見た目では何が違うのかが、わからない・・・)。また、ジェイン製ニームは、緑色をしており、これについては、着色料などによるものではなく、一般に、ニームは、その成分を守るために日陰干しして乾燥されるべきであって、日陰干しにより、ニームの葉本来の緑色が保たれるためであると説明していました。
ああ、さらにもう一つだけ、ニームの葉が摘み取られる時期は、雨の直前でなければならないそうです。毎年、ジェインハーブでは、インド最南端にあるニーム農園に指示を出し、ニームの葉選定の時期をうかがっているそうです。雨季が始まってからだと、ニームの葉を乾燥させることができないため、乾燥に十分な時間がある雨季ぎりぎりの頃合(このときが、ニームに含まれる有効成分アザディラクチンが最高値になる)を見計らっているそうです。
そういう意味で、ジェイン製のニームは、インドでも最高級品質と考えてよいでしょう。ニームはマハラジャロード(インド雑貨へナとハーブの店)より入手することができます(まは)