アーユルヴェーダ
スケッシャオイルって、アーユルヴェーダのヘアオイルですか?
はい、そうです。ケッシャとは、グッドヘア、よい髪という意味で、よい髪のためのオイルで、一般的には、育毛オイルとなるわけです。こちらのオイルはアーユルヴェーダのオイルとはいっても、大勢の皆様が問題なくお使いになれる、一般的なもので、劇的な効果もないかわりに、害もなく、こまめに使うことで、よさを体感できる種類のものです。
ただ、本来のアーユルヴェーダ製薬は、これは、すばらしく奥が深く、本物のアーユルヴェーダ・ドクターは、患者一人一人に合わせて、ハーブ丸薬、あるいは、オイルをつくります。時として、一つの薬を作るのに、何年もかかるそうです。
気の遠くなるような年月をかけて、アーユルヴェーダは薬を作る、金をやいて灰にして、それを練って、また焼いて・・・
ちなみに、まはの敬愛するサダナンダ先生のアーユルヴェーダ大学の付属病院では、世界各国より、重症患者がやってきます。多くはがん患者、あるいは、不治の病などで、困っている人などです。また、それくらいでないと、遠路はるばる、インドまでアーユルヴェーダの治療には来ないかと思います。
そのアーユルヴェーダの治療のなかで、使われる薬のなかには、なんと、6年とか、10年前から、準備しているものがあるそうです。何年か前に、大学を訪れたとき、その製薬室で、ちょうど、女性が金灰を練っているところで、何日も何日も練り続けていると、そんなお話でした。まず金を燃やし、金灰をつくり、それを練って寝かし、その寝かしたものをさらにまた、燃やして、さらに練る、寝かす・・・それを何十回も繰り返し・・・その作業が簡潔して、患者に使用でき るようになるまでに、6年とか、7年の歳月がかかるそうです。
アーユルヴェーダでは、同じ症状であっても、患者が違えば薬やオイルも違う
また、パンチャカルマの浣腸、これはバスティと呼ばれます。バスティは、通常、雨が降っている季節、インドの雨季ですが、この時期に行われ、また、早朝、日の出前に行われます。
そのバスティのオイルの調合も患者一人一人によって違います。患者が入院してくると、ドクターが脈診により、その調合を決め、何日もかけて、用意します。最後の仕上げは、バスティの前日の夜から始まり、何人がかりで、夜を徹して、バスティ(浣腸)のためのオイルが仕上げられます。
アーユルヴェーダの治療を行う医者とは、昔は、あるいはいまでも、まずは必要なハーブの栽培から初め、その収穫時期を知り、その調合、ないしは、それから患者に合わせた製薬をいかに作るかを学ぶ・・・こういう、ちょっと気の長い話も重要な習得すべき技術なんだそうです。アーユルヴェーダ大学の付属病院に入院したらわかるかと思いますが、一人の患者に、実に多くのドクターがついて、さまざまな治療を施すわけで、まったく大量生産でななく、医者のほうが患者よりも場合によっては多い状態で、とても贅沢な医療行為といえるでしょう。
マハラジャ、お金持ちの特権、アーユルヴェーダ
ですので、昔は、アーユルヴェーダとは、マハラジャのみに許された特権だったのです。そうするしか、できなかったんです。だから、アーユルヴェーダの名医は、いつもマハラジャおかかえの侍医だったわけなんですね。お金のない人には、本当のアーユルヴェーダの治療は受けることはできませんし、また、このように贅沢というか、高価なものであるために、一握りの人にしか、施すことができない・・・これが、狭い意味でのアーユルヴェーダという意味ではないでしょうか。
正しい生き方、それは宗教以外の何ものでもない、アーユルヴェーダ
広い意味とは、毎日の生活習慣、正しい食事、正しい想い、こういった、生活の態度、宗教観というか、人間の生をまっとうするために、生きるべき道の総体系が、民間伝承としてアーユルヴェーダとされていると思います。
それは、一つの宗教以外の何ものでもないかと思いますよ。そして、まはが知っているアーユルヴェーダの医者たちは、みな、敬虔な宗教者たちなんですね。まはがあるとき、サダナンダ先生の車の後部座席に乗せてもらっていたとき、いろいろと世間話をしていたんですが、そのとき、ちょうど、ヒンドゥー経の寺院の前を通過したんです。そのとき、先生は、突然、話のをやめ、目を閉じてしまいました・・・。
アーユルヴェーダの知恵には、インド数千年、あるいは、数万年とも言われるのヒンドゥーという宗教観がバックグラウンドに流れているのだと気が付いた次第です。ちなみに、アーユルヴェーダの生徒は、まずは、サンスクリットの勉強から入ります。そうして、アーユルヴェーダの経典を読経すること、これが最初のお勉強なのです。
- 本物のアーユルヴェーダやアーユルヴェーダの治療は:
- アーユルヴェーダスクールのサトヴィック

